タマホームの坪単価は40〜70万円【2026年最新】商品別・坪数別の総額を解説

タマホームの坪単価は40〜70万円。商品別・坪数別の総額を解説

「タマホームって本当に安いの?」「実際に建てるといくらかかるの?」と疑問をお持ちではありませんか。タマホームはローコスト住宅の代表格として知られ、坪単価40〜70万円で注文住宅を建てられるメーカーです。

ただし坪単価は商品やオプション、建てる坪数によって大きく変わります。主力の「大安心の家」で50〜65万円、若年層向けの「シフクノいえ」なら40万円台から建築が可能です。

この記事では、住友林業・大和ハウスなど4社に実際に相談して家を建てた筆者が、タマホームの商品別坪単価や坪数別の総額シミュレーション、他社との比較までわかりやすく解説します。

目次

タマホームの坪単価は40〜70万円が目安【2026年最新】

タマホームはローコスト住宅メーカーの代表格です。2026年時点の坪単価の目安は40〜70万円で、選ぶ商品グレードによって幅があります。

タマホームのイメージ・ファミリー向け2階建て住宅の外観

「大安心の家」「シフクノいえ」「GALLERIART」など商品ラインが豊富です。どの商品を選ぶかで坪単価は大きく変わります。この記事ではまず坪単価の全体像を結論からお伝えし、商品別・坪数別の詳細へと進んでいきます。

なお、タマホームの坪単価は年々上昇傾向にあります。ウッドショックや資材高騰の影響を受け、数年前と比べて5〜10万円ほど上がっているのが実情です。「できるだけ安く建てたい」と考えている方は、早めの情報収集と見積もり取得をおすすめします。

タマホームの坪単価が安い3つの理由

タマホームの坪単価が他社より安く抑えられている背景には、明確なビジネス上の理由があります。「安い=品質が低い」というわけではありません。コスト削減の仕組みを理解すれば、安さへの不安も解消できるはずです。

タマホームが安い3つの理由
  • 施工の直接管理で中間マージンを削減している
  • 木材や設備の大量一括発注でスケールメリットを活かしている
  • 標準仕様を効率化し、無駄な選択肢を省いている

1つ目は中間マージンの削減です。多くのハウスメーカーは施工を下請け業者に委託しますが、タマホームは自社で施工管理を行っています。この「直接施工管理システム」により、中間マージンが発生しません。浮いたコストが坪単価の安さに直結しています。

2つ目は大量一括発注によるスケールメリットです。タマホームは年間着工棟数が1万棟を超える大手メーカーです。木材・設備・建材を大量に一括発注することで、仕入れコストを大幅に圧縮しています。個人の工務店では実現できないスケールの経済効果です。

3つ目は標準仕様の効率化です。選択肢をある程度絞り込むことで、設計・施工のムダを省いています。このように「安かろう悪かろう」ではなく、ビジネスモデルの工夫でコストを抑えているのがタマホームの本質です。

坪単価だけで判断するのは危険

注文住宅の総額は、坪単価だけでは正確に把握できません。「坪単価50万円×30坪=1,500万円で家が建つ」と考えるのは大きな間違いです。実際にかかる費用は、大きく4つの項目に分かれます。

注文住宅の費用内訳を示す円グラフ(本体工事費70%・付帯工事費20%・諸費用10%)
注文住宅の費用内訳の目安
  • 本体工事費(坪単価に該当):総額の約70%
  • 付帯工事費(地盤改良・給排水・電気引込など):総額の約15%
  • 諸費用(登記費用・ローン手数料・火災保険など):総額の約10%
  • 外構費(駐車場・フェンス・植栽・門柱など):総額の約5%

つまり本体工事費(坪単価×坪数)は総額の約70%にすぎません。残り30%の費用を見落とすと、予算オーバーに直結します。特に地盤改良が必要な土地では、付帯工事費が100万円以上増えることもあります。

坪単価が安くても、オプション追加や付帯工事で総額は大きく膨らみます。必ず「総額ベース」で予算を組むことが重要です。後述するシミュレーションで具体的な金額感を確認してください。

タマホームの商品別・坪単価一覧

タマホームには用途や予算に応じた複数の商品ラインがあります。主要6商品の坪単価と特徴を一覧でまとめました。自分の予算とライフスタイルに合った商品を選ぶことが、満足度の高い家づくりの第一歩です。

商品名坪単価目安特徴
シフクノいえ40〜50万円20代向けローコストモデル
シフクノいえ プレミア45〜55万円ローコスト+性能向上
大安心の家50〜65万円主力商品・自由設計対応
大安心の家 PREMIUM60〜75万円ハイグレード仕様
木望の家55〜70万円3階建て対応モデル
GALLERIART60〜80万円デザイン重視モデル

最も選ばれているのは「大安心の家」です。コスパと性能のバランスに優れた主力商品で、タマホームで家を建てる方の多くがこの商品を選んでいます。予算に余裕があれば「大安心の家 PREMIUM」も検討の価値があります。

ここからは代表的な3商品について、それぞれの特徴を詳しく紹介します。

大安心の家(50〜65万円/坪)

「大安心の家」はタマホームの看板商品です。長期優良住宅に標準対応しており、耐震等級3・省エネ基準もクリアしています。ローコストでありながら、住宅性能表示制度の最高等級を取得できる点が大きな魅力です。

自由設計に対応しているため、間取りの要望をかなりの範囲で反映できます。キッチンはLIXIL・TOTO・タカラスタンダードなど大手メーカー品から選べます。バスルーム・洗面台・トイレも同様に、複数メーカーの製品が標準仕様に含まれています。

屋根材にはスレート屋根が標準ですが、瓦屋根へのアップグレードも可能です。外壁は窯業系サイディングが標準で、色柄の選択肢も豊富に用意されています。坪単価50〜65万円でこの内容は、業界水準で見てもかなりコスパが高いと言えます。

保証面では、初期保証10年に加えて最長60年の延長保証プログラムが用意されています。10年ごとの有償メンテナンスを実施することで保証が延長される仕組みです。ローコストでありながら長期保証を受けられるのは大きな安心材料です。

タマホームで迷ったら、まず「大安心の家」の見積もりを取るのがおすすめです。この商品を基準にして、グレードアップやコストダウンの検討を進めると判断がスムーズになります。

シフクノいえ(40〜50万円/坪)

「シフクノいえ」は、20代の若い世代がマイホームを手に入れることを応援するローコストモデルです。坪単価40〜50万円は、大手ハウスメーカーの中でも最安クラスの水準です。

間取りや仕様の選択肢は「大安心の家」より限定されます。たとえば外壁の色柄や設備のグレードの選択範囲は狭くなります。しかし構造躯体や耐震性能はタマホームの基準をしっかり満たしており、安全性に妥協はありません。

「まずはマイホームを持ちたい」「賃貸の家賃と同等の支払いで注文住宅に住みたい」という若い世代に人気の商品です。30坪の場合、本体価格は約1,200〜1,500万円に収まります。住宅ローンの月々の返済を4〜5万円台に抑えることも十分可能です。

上位モデルの「シフクノいえ プレミア」は坪単価45〜55万円です。断熱性能の向上や設備グレードのアップが図られています。予算に少し余裕がある方は、プレミアの見積もりも併せて取って比較してみましょう。

大安心の家 PREMIUM(60〜75万円/坪)

「大安心の家 PREMIUM」は、主力商品「大安心の家」の標準仕様をグレードアップした上位モデルです。坪単価60〜75万円で、外壁材・屋根材・内装の質感がワンランク上がっています。

断熱材のグレードアップや高性能樹脂サッシの採用により、住み心地が大きく改善されます。冬場の光熱費を抑えたい方、夏場の暑さ対策を重視する方にとっては、ランニングコストの面でもメリットがあります。

キッチンや浴室の設備もハイグレード仕様が標準になります。タッチレス水栓や食洗機、浴室乾燥機などが最初から含まれるため、オプション追加の必要が減ります。結果的に「大安心の家+オプション」と同程度の価格で、より充実した仕様が手に入ることもあります。

ただし坪単価70万円台に入ると、アイ工務店や一条工務店など他社の中価格帯メーカーとも比較圏内になります。この価格帯では必ず複数社の見積もりを取って、費用対効果を客観的に判断してください。

タマホームの坪数別・総額シミュレーション

ここからは具体的な金額をシミュレーションします。「大安心の家」(坪単価55万円前後)をベースに、坪数別の総額を試算しました。付帯工事費や諸費用も含めた「コミコミ」の金額目安ですので、予算計画の参考にしてください。

電卓と家の模型で坪単価を計算するイメージ
坪数本体価格付帯工事諸費用総額目安
25坪約1,375万円約275万円約200万円約1,850〜2,100万円
30坪約1,650万円約330万円約220万円約2,200〜2,500万円
35坪約1,925万円約385万円約240万円約2,550〜2,900万円
40坪約2,200万円約440万円約260万円約2,900〜3,200万円

上記はあくまで「大安心の家」の概算シミュレーションです。土地の条件や地盤改良の有無で付帯工事費は上下します。また、オプション追加によって本体価格が上振れることもあるため、早い段階で正式な見積もりを取ることを強くおすすめします。

25〜30坪の総額目安

25〜30坪は夫婦2人、またはお子さん1人の3人家族に多い広さです。3LDK〜4LDKの間取りが一般的で、リビング16〜18畳+個室2〜3部屋というプランが定番です。タマホームなら総額2,000万円前後で建てられる可能性があります。

30坪の場合、本体価格は約1,650万円です。これに付帯工事費約330万円と諸費用約220万円を加えて、総額2,200〜2,500万円が目安になります。頭金500万円を用意し、住宅ローン2,000万円を35年で組む場合、月々の返済は約5.5〜6万円台です(金利1.0%の場合)。

ただし30坪未満だと収納スペースが不足しがちです。ウォークインクローゼットや土間収納を設けると、居住スペースがさらに狭くなります。間取りの工夫でカバーすることは可能ですが、設計段階で収納計画を入念に練ることが大切です。

25坪の場合は総額1,850〜2,100万円が目安です。コンパクトながら住みやすい家にするには、LDKの広さを確保しつつ、廊下を最小限に抑えた動線設計がポイントになります。「シフクノいえ」で25坪を選べば、さらに総額を抑えて1,600万円台からのスタートも視野に入ります。

なお、タマホームでは住宅ローンの相談にも対応しています。提携金融機関を紹介してもらえるため、自分で銀行を探す手間が省けます。事前審査のサポートも受けられるので、予算に不安がある方は早めに相談してみましょう。

35〜40坪の総額目安

35〜40坪はお子さん2人以上の4人家族に人気の広さです。4LDK〜5LDKの間取りが実現でき、リビング20畳+個室3〜4部屋というゆとりあるプランが組めます。書斎やファミリークローゼットなど、プラスアルファの空間も確保しやすい坪数です。

35坪の総額目安は約2,550〜2,900万円です。40坪になると約2,900〜3,200万円まで上がります。坪数が大きくなるほど本体価格の総額は上がりますが、1坪あたりの単価はスケールメリットで若干下がる傾向があります。

40坪台を検討する際は、他社メーカーの同価格帯の商品とも必ず比較してください。たとえば総額3,000万円の予算があるなら、アイ工務店の30坪の家(より高性能な仕様)という選択肢もあります。広さを取るか、性能を取るか、バランスを検討することが重要です。

また40坪を超えると固定資産税や維持費も上がります。建築コストだけでなく、入居後のランニングコストまで含めて判断しましょう。

平屋の場合の坪単価は5〜10%割高

タマホームで平屋を建てる場合、2階建てと比べて坪単価が5〜10%ほど割高になります。同じ延床面積でも、基礎と屋根の面積が2階建ての約2倍になるためです。

たとえば「大安心の家」の2階建てが坪55万円の場合、平屋では坪58〜60万円程度のイメージです。30坪の平屋なら本体価格は約1,740〜1,800万円になります。2階建て30坪の本体価格約1,650万円と比べると、100〜150万円ほど高くなる計算です。

さらに平屋は広い敷地が必要です。30坪の平屋を建てるには、建ぺい率60%の土地で最低50坪以上の敷地面積が求められます。土地代まで含めると、2階建てとの総コスト差はさらに広がります。

一方で平屋にはメリットも多くあります。外壁や屋根のメンテナンスコストが低い、階段がないため老後も安心して住める、家族間のコミュニケーションが取りやすい、などです。タマホームでは平屋専用のプランも用意されており、平屋に特化した間取り提案を受けることも可能です。

平屋は近年人気が高まっているため、タマホームへの問い合わせも増えています。ただし平屋は土地選びが重要になるため、建物と土地の両方を含めたトータルコストで検討してください。長期的な住みやすさとランニングコストまで考慮して、2階建てと平屋のどちらが自分に合うか判断しましょう。

タマホームと他社ハウスメーカーの坪単価を比較

タマホームの坪単価が業界全体でどのポジションにあるのか、主要7社と比較しました。自分の予算に合ったメーカーを見つけるためにも、他社との違いを把握しておきましょう。

主要ハウスメーカーを価格帯とデザイン性で分類したポジションマップ
メーカー名坪単価目安特徴
タマホーム40〜70万円ローコスト・コスパ重視
アイ工務店50〜75万円性能とコスパの両立
一条工務店55〜85万円高気密高断熱
ミサワホーム65〜100万円蔵収納・デザイン
住友林業80〜130万円木質感・高級路線
積水ハウス80〜130万円総合力・ブランド
ヘーベルハウス85〜130万円鉄骨・耐久性

タマホームは明確にローコスト帯に位置しています。同じ3,000万円の予算で比較した場合、タマホームなら40坪の家が建てられますが、住友林業では25〜30坪程度にとどまります。同じ予算で広い家に住みたいなら、タマホームは有力な選択肢です。各メーカーの詳しい比較はハウスメーカー比較記事もあわせてご覧ください。

ローコスト系メーカーとの比較

タマホームの最大のライバルはアイ工務店です。アイ工務店の坪単価は50〜75万円で、価格帯はタマホームとやや重なっています。ただしアイ工務店は断熱性能や耐震性能でタマホームを上回る部分もあり、「性能とコスパの両立」を強みにしています。

一方、タマホームは坪単価40万円台からスタートできる点が最大の強みです。予算に限りがある場合や、とにかく初期コストを抑えたい場合はタマホームの方が選びやすいでしょう。アイ工務店の詳しい費用についてはアイ工務店の見積もり記事で解説しています。

一条工務店は断熱性能と気密性能で業界トップクラスです。全館床暖房やトリプルサッシが標準装備で、光熱費の安さに定評があります。坪単価は55万円以上で、自由設計の幅はタマホームよりやや狭くなります。「性能最優先」なら一条工務店、「コスパと自由度」ならタマホームという棲み分けです。

中〜高価格帯メーカーとの比較

住友林業や積水ハウスは坪単価80〜130万円です。タマホームの約2倍のコストがかかりますが、素材の質感、デザインの自由度、アフターサービスの充実度は格段に上がります。

住友林業は木の使い方に強いこだわりがあります。フローリングの樹種選びや天井の木質パネルなど、空間全体で木の温もりを感じられる設計が魅力です。「木の家に住みたい」という明確な希望がある方には、コスト差以上の満足感があるかもしれません。詳しくは住友林業の坪単価記事をご覧ください。

ミサワホームは「蔵」と呼ばれる大収納空間が特徴的です。坪単価65〜100万円とタマホームより高めですが、収納力を最大化したい方には魅力的な選択肢です。ヘーベルハウスは鉄骨造で耐久性と耐火性に優れ、都市部の3階建てに強みがあります。ミサワホームの坪単価積水ハウスの坪単価も比較検討の参考にどうぞ。

予算に余裕がある方は、ローコスト系と高価格帯の両方から見積もりを取ってみてください。実際の提案内容を比較することで、「自分にとってのコスパ」が明確になります。三井ホームの坪単価も高価格帯メーカーの参考としてご覧ください。

タマホームのメリット・デメリット

タマホームの坪単価や他社比較を踏まえた上で、メリットとデメリットを整理します。良い面だけでなく注意点も知っておくことで、契約後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。

タマホームのメリット3選

タマホームのメリット
  • 圧倒的なコスパの高さ(坪40万円台から建てられる)
  • 標準仕様が充実している(大手メーカー品の設備が標準)
  • 全国展開で地域を問わず相談しやすい

タマホーム最大の魅力は、何と言ってもコスパの高さです。坪単価40万円台から注文住宅を建てられるメーカーは限られています。しかも標準仕様にLIXIL・TOTO・タカラスタンダードなど国内大手メーカーの設備が含まれています。「安い=設備もチープ」というイメージは当てはまりません。

主力商品「大安心の家」は長期優良住宅に標準対応しています。耐震等級3・劣化対策等級3・維持管理対策等級3をクリアしており、住宅性能面での安心感もあります。ローコストなのに性能基準を高く維持しているのは、タマホームの企業努力の結果です。

全国に約200の展示場・営業所を持つ点も見逃せないメリットです。地方にお住まいの方でも、近くの展示場で実際のモデルハウスを見学できます。大手メーカーの安心感と、ローコストの価格帯を両立させている貴重な存在です。

タマホームのデメリット3選

タマホームのデメリット
  • 間取りの自由度がやや低い(規格に沿った設計が基本)
  • オプション追加で坪単価が大幅に上がることがある
  • 担当者の当たり外れがある(口コミでの指摘が多い)

タマホームは標準仕様の効率化でコストを抑えているため、自由設計とはいえ制約があります。「大開口の窓を設けたい」「特殊な形状のリビングにしたい」といった要望には対応しきれないケースもあります。住友林業のように設計士が一から提案してくれるスタイルとは異なります。

標準仕様から外れてオプションを追加すると、坪単価が大幅に上がることがあります。オプション総額で200〜400万円アップするケースも珍しくありません。「標準仕様でどこまで含まれるか」を契約前に細かく確認してください。

担当者の質にばらつきがあるという口コミは、タマホームに限らずどのメーカーにも共通する課題です。ただし年間着工棟数が多いタマホームは営業担当者の数も多く、経験値に差が出やすい面はあります。相性が合わない、説明が不十分だと感じたら、遠慮せず担当変更を申し出ましょう。

スマホで間取り図を確認する手元

タマホームを含む複数社の見積もりを比較することで、数百万円単位のコスト差に気づけます。1社だけで契約を決めるのはリスクが高いため、最低でも3社以上の見積もり比較をおすすめします。

4社を実際に比較した筆者の視点

筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社に実際に足を運んで相談しました。最終的に2025年5月に住友林業で注文住宅を建てています。タマホーム自体には相談していませんが、比較検討の過程でローコスト系メーカーの情報収集も行いました。

見積書を確認する手元のイメージ

複数社比較で感じた「坪単価の落とし穴」

4社に相談して痛感したのは、坪単価が安い=総額が安いとは限らないということです。特にオプション費用と外構費用が予想外に大きな差額を生みます。

筆者が契約した住友林業の場合、外構費用の見積もりが600万円を超えました。特別に凝ったデザインを依頼したわけではありません。門柱・駐車場・フェンス・植栽という標準的な内容でこの金額でした。最終的に別の外構業者に依頼してコストを抑えましたが、「外構費用がここまでかかるとは思わなかった」というのが正直な感想です。

坪単価は「本体工事費÷延床面積」で算出される一つの指標にすぎません。見積もりを比較するときは、必ず付帯工事費・諸費用・外構費も含めた「総額」を並べて判断してください。坪単価の安さだけでメーカーを決めると、後から「思ったより高くついた」という後悔に直結します。

筆者は4社に足を運ぶ中で、打ち合わせ回数が膨大に膨らみました。1社あたり3〜5回の打ち合わせがあり、土日がほぼ全て家づくりの予定で埋まる時期もありました。「あのとき一括比較サービスを使っていれば、もっと効率よく絞り込めたかもしれない」と今でも感じています。

ローコスト系を検討する際に見るべきポイント

タマホームのようなローコスト系メーカーを検討する際は、以下の4つのポイントを必ずチェックしましょう。この4つを見れば、「本当にお得かどうか」が客観的に判断できます。

ローコスト系メーカーのチェックポイント
  • 標準仕様の内容(キッチン・バス・トイレのメーカーとグレード)
  • 断熱等級(等級4以上が望ましい。ZEH対応かどうか)
  • 保証年数(初期保証10年+延長保証の条件と費用)
  • アフターサービス(定期点検の回数・期間と対応範囲)

標準仕様の内容はメーカーによって大きく異なります。タマホームは国内大手メーカーの設備が標準ですが、他のローコスト系では聞いたことのないメーカーの設備が入っているケースもあります。見積もり比較の際は「何が含まれているか」を必ず確認しましょう。

断熱等級は住み心地と光熱費に直結する重要な指標です。2025年4月からは省エネ基準適合が義務化されていますが、等級4はあくまで最低ラインです。できれば等級5以上、ZEH基準を満たす住宅を目指すことをおすすめします。

坪単価だけを見て「安いからここ」と決めるのは危険です。4社を比較した経験から言えるのは、行く前のイメージと実際の印象はかなり変わるということです。展示場に行って初めて分かることが多いので、まずは情報収集から始めてみてください。

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タウンライフ家づくりなら、タマホームを含む複数社の間取りプラン・見積もりを無料で一括請求できます。自宅にいながら効率よく比較でき、展示場を回る手間を大幅に減らせます。筆者のように何度も展示場に通う苦労をせずに済みます。

タマホームで後悔しないための3つのコツ

タマホームはコスパに優れたメーカーですが、事前準備を怠ると後悔につながります。契約前に押さえておきたい3つのコツを紹介します。これはタマホームに限らず、どのメーカーでも共通して言えることです。

複数社の見積もりを必ず比較する

家づくりで最も重要なことは、1社で即決しないことです。複数社の見積もりを並べて比較することで、初めて適正価格が見えてきます。

筆者が4社に相談した経験では、同じ条件(同じ坪数・似た間取り)でもメーカーによって500万円以上の差が出ることがありました。比較しなければ、自分が高い見積もりを出されていることにすら気づけません。最低3社、理想は5社以上の見積もりを取ることをおすすめします。

「5社も回る時間がない」という方は、一括見積もりサービスを活用してください。自宅にいながら、希望条件に合った間取りプランと概算見積もりを複数社から受け取れます。忙しい共働き世帯にとっては特に大きなメリットです。

標準仕様とオプション費用を事前確認する

タマホームの坪単価が安い理由の一つは、標準仕様の効率化です。裏を返せば、標準から外れるオプションを追加するとコストが一気に上がります。

契約前に「標準仕様でどこまで含まれるか」を細かく確認してください。特に確認すべきは以下の項目です。キッチン・バスルームの設備メーカーとグレード、窓の種類(ペアガラスかトリプルか)、外壁材の選択肢、断熱材の種類と厚さ、玄関ドアのグレードなどです。

「あれもこれも」とオプションを積み上げると、結果的に中価格帯メーカーの標準仕様と変わらない金額になることがあります。その場合は最初から中価格帯メーカーを選んだ方がトータルの満足度は高いかもしれません。オプション追加を検討する前に、他社の標準仕様と比較するのが賢明です。

総額ベースで予算を組む

繰り返しになりますが、「坪単価×坪数」で予算を組むのは危険です。実際には付帯工事費・諸費用・外構費が加わり、本体価格の1.3〜1.5倍が総額の現実的な目安になります。

筆者の場合、住友林業で建てた際に外構費用だけで数百万円の出費がありました。さらに地盤改良費、水道引込工事費、カーテン・照明器具の費用など、坪単価には含まれない出費が次々と発生しました。こうした「見えない費用」は総額の20〜30%を占めることもあります。

予算を組む際は「本体価格+300〜500万円」の余裕を見ておくと安心です。住宅ローンの毎月の返済額は、手取り月収の25%以内に収めるのが一般的な目安です。総額ベースで無理のない返済計画を立ててから、メーカー選びに進みましょう。

タマホームの坪単価に関するよくある質問

タマホームの坪単価について、読者の方からよく寄せられる質問をまとめました。気になる疑問があればチェックしてみてください。

タマホームの坪単価はなぜ安い?

施工の直接管理による中間マージンの削減、建材の大量一括発注によるスケールメリット、標準仕様の効率化の3つが主な理由です。下請けに丸投げしない施工管理体制と、年間1万棟以上の着工実績が安さの原動力になっています。

「安かろう悪かろう」ではなく、ビジネスモデルの工夫でコストを抑えています。構造や耐震性能は住宅品確法に基づく基準をしっかりクリアしています。主力商品の「大安心の家」は長期優良住宅に標準対応しており、品質面での安心感もあります。

タマホームで30坪の家を建てると総額いくら?

「大安心の家」で30坪の場合、総額の目安は約2,200〜2,500万円です。内訳は本体価格が約1,650万円、付帯工事費が約330万円、諸費用が約220万円になります。

ただしオプション追加や地盤改良費用の有無で変動します。外構費用を別途見込む場合は、さらに100〜300万円を加算してください。「シフクノいえ」を選択すれば総額2,000万円を切る可能性もあります。正確な金額を把握するには、具体的な条件を伝えた上での正式な見積もり取得が不可欠です。

タマホームと一条工務店はどちらがおすすめ?

結論から言えば、何を最優先するかで答えは変わります。コストを抑えつつ広い家に住みたいならタマホーム、断熱性能と気密性能を最優先するなら一条工務店がおすすめです。

一条工務店は坪単価55〜85万円で、全館床暖房・トリプルサッシ・高性能断熱材が標準装備です。冬場の光熱費は驚くほど安くなるという口コミが多くあります。一方、タマホームは坪単価40〜70万円で、同じ予算ならより広い家が建てられます。

光熱費まで含めた30年間のトータルコストで比較すると、一条工務店の方が有利になるケースもあります。初期費用を取るか、ランニングコストを取るか。最終的には両社の見積もりを実際に取り寄せて、自分の優先順位に照らし合わせて判断するのがベストです。

なお、タマホームと一条工務店では間取りの自由度にも差があります。タマホームは比較的自由な間取りに対応できますが、一条工務店はルール型設計の制約がやや強い傾向があります。「こだわりの間取りを実現したい」という方は、その点も考慮して比較しましょう。

まとめ|タマホームは坪単価40〜70万円でコスパ◎だが比較は必須

タマホームの坪単価は40〜70万円で、ローコスト住宅メーカーの中でもトップクラスのコスパを誇ります。主力商品「大安心の家」は坪50〜65万円で長期優良住宅に標準対応しており、性能面での安心感もあります。

この記事のまとめ
  • タマホームの坪単価は40〜70万円(商品グレードにより変動)
  • 「大安心の家」は坪50〜65万円で長期優良住宅に標準対応
  • 30坪の総額目安は約2,200〜2,500万円(付帯工事・諸費用込み)
  • 坪単価だけでなく総額ベースで比較することが最重要
  • 最低3社以上の見積もり比較が後悔を防ぐカギになる

ただし坪単価が安い=総額が安いとは限りません。オプション費用や外構費用を含めた「総額ベース」で比較することが大切です。筆者も4社に実際に足を運んで初めて、各社の費用感やサービスの違いを実感しました。比較しなければ見えない差は、想像以上に大きいものです。

タマホームを検討している方は、まず複数社の見積もりを取ることから始めてください。比較することで「自分にとって本当にベストなメーカー」が明確になります。数百万円単位の差額に気づけるかどうかは、比較したかどうかにかかっています。

夫婦がリビングでカタログを確認しているイメージ

タウンライフ家づくりなら、タマホームを含む複数社から間取りプラン・見積もり・土地提案をまとめて無料で受け取れます。たった3分の入力で申し込みが完了し、自宅にいながら効率よく比較検討を進められます。家づくりの第一歩として、まずは情報を集めてみてください。

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