タマホームの断熱材を徹底解説|厚さ・UA値・大地の家との違い

タマホームの断熱材を徹底解説|厚さ・UA値・大地の家との違い

タマホームの断熱材について、「グラスウールで大丈夫?」「大安心の家の標準仕様で寒くない?」と気になっていませんか。タマホームの主力商品「大安心の家」は、壁・天井に高性能グラスウール、床にポリスチレンフォームを採用し、断熱等性能等級5・UA値0.6前後を確保しています。

筆者は2025年に住友林業(グラスウール16K採用)で注文住宅を建てましたが、断熱性能への不安は実際に住んでみると杞憂でした。タマホームはグラスウールのグレードこそ抑えめですが、厚みや窓仕様、上位グレードの選び方次第で十分な快適性を確保できます。

この記事では、タマホームの断熱材の種類・厚さといった標準仕様から、断熱を強化した「大地の家」「笑顔の家」との違い、他社との断熱性能比較、後悔しないためのチェックポイントまで詳しく解説します。

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目次

タマホームの断熱材|標準仕様の種類と厚さ

まずはタマホームの主力商品「大安心の家」における断熱材の標準仕様を、部位別に見ていきましょう。厚みやグレードを知ることで、他社比較の際の判断材料になります。

タマホームの外観イメージ

壁・天井・床の断熱材と厚み

タマホームの大安心の家は、壁と天井に高性能グラスウール14K、床にポリスチレンフォームを採用しています。壁は105mm、天井は155mmの厚みで施工され、床下にもボード状の断熱材を敷き込みます。

柱の厚み(105mm)いっぱいにグラスウールを充填する、一般的な充填断熱の工法です。天井はより厚みを持たせることで、小屋裏からの熱の侵入を抑える構成になっています。ローコスト帯の中では標準的な仕様といえます。

部位断熱材厚み
壁高性能グラスウール14K105mm
天井高性能グラスウール14K155mm
床下ポリスチレンフォーム55〜65mm

断熱材のグレード「14K」とは

グラスウールの「14K」は密度を示す数値で、数字が大きいほど繊維が詰まった高密度品になります。タマホームは14Kを標準採用しており、住友林業の16Kなど、大手ハウスメーカーの中にはより高密度なグラスウールを標準にしている会社もあります。

筆者自身が住友林業で建てた住宅は16Kグラスウールを採用していますが、実際に住んでみると断熱性能への不安は杞憂でした。密度だけでなく厚みや施工精度、窓の性能とのバランスも快適性を左右する要素です。

窓・サッシの標準仕様

タマホームの大安心の家は、アルミ樹脂複合サッシにLow-Eペアガラスを組み合わせた仕様が標準です。住宅の中で最も熱の出入りが大きい窓は、断熱性能を左右する重要なポイントです。

寒冷地や一部のグレードでは、より断熱性の高い樹脂サッシが採用されます。結露や冷気が気になる方は、契約前に自分のエリア・商品で標準となるサッシの種類を確認しておきましょう。

タマホームの断熱性能を示す数値|断熱等級・UA値・C値

断熱材の種類だけでなく、性能を数値で確認することも大切です。ここではタマホームの断熱等級・UA値・C値について解説します。

断熱等性能等級5・UA値0.6前後の目安

タマホームの大安心の家は、断熱等性能等級5(UA値0.6前後)を標準としています。等級5は2022年に新設された基準で、ZEH基準と同等の断熱性能にあたります。

UA値(外皮平均熱貫流率)は数値が小さいほど熱が逃げにくいことを示す指標です。UA値0.6前後は、6〜7地域(本州の温暖なエリア)であれば十分快適に暮らせる水準といえます。

C値(気密性能)は公表されていない

気密性能を示すC値について、タマホームは公式サイト上で数値を公表しない方針をとっています。施主による実測ブログでは0.5c㎡/㎡前後という報告例もありますが、現場や商品によってばらつきがあるため参考値にとどめておくのが無難です。

気密性能が気になる場合は、契約前に「気密測定を実施してもらえるか」「実測データを開示してもらえるか」を担当者に確認しておくと安心です。

地域区分と断熱基準の関係

断熱性能の基準は、住む地域の気候によって異なる「地域区分」ごとに設定されています。寒冷な1〜2地域(北海道など)は基準が厳しく、温暖な6〜7地域(東京・大阪など多くのエリア)は基準がやや緩やかです。

タマホームの標準仕様(UA値0.6前後)は6〜7地域の基準を上回る水準ですが、寒冷地や高断熱志向の方は、後述する「大地の家」「笑顔の家」などの上位グレードを検討する価値があります。

タマホームの断熱材は寒い?実際の評判・口コミ

数値だけでは伝わらない「実際の体感」も気になるところです。ここではタマホームの断熱に関する評判・口コミの傾向を紹介します。

良い口コミ・体験談

施主ブログの中には「晴れた日は日光だけで室温が20℃台まで上がる」「暖房なしでも16℃前後を保てる」といった、断熱性能に満足する声が見られます。窓の数が多い間取りでも、UA値0.5前後を確保できたという実測報告もあります。

標準仕様のままでも、日当たりの良い間取りや窓配置を工夫すれば、十分な快適性を得られるケースは少なくありません。

気になる口コミ・注意点

一方で「大手ハウスメーカーに比べると断熱材のグレードが控えめ」「オプションを追加しないと寒さが気になった」という声もあります。特に寒冷地や北向きの部屋では、標準仕様だけでは物足りないと感じる人もいるようです。

断熱性能の感じ方には個人差があるため、口コミはあくまで参考程度に捉え、自分の地域・間取りで担当者にシミュレーションしてもらうのがおすすめです。

スマホで間取り図を確認するイメージ

断熱仕様は商品やエリアによって変わるため、自分の間取り・エリアでの断熱性能を具体的に知りたい方は、複数のハウスメーカーから無料でプランをもらえるサービスを活用すると比較しやすくなります。

断熱を強化した上位グレード「大地の家」「笑顔の家」

タマホームには、標準仕様よりも断熱性能を強化した上位グレードが用意されています。寒さが心配な方は、これらの商品も検討候補になります。

大地の家|W断熱でUA値0.37

「大地の家」は、外側に30mmのフェノールフォーム、内側に105mmの高性能グラスウールを組み合わせたW断熱構造でUA値0.37を実現する高断熱仕様です。窓には樹脂トリプルガラスを採用し、ZEH基準をクリアします。

もともとは寒冷地(1〜2地域)向けの限定商品でしたが、2021年3月から沖縄を除く全国で販売されています。標準仕様より高い断熱性能を求める方に選択肢が広がっています。

笑顔の家|HEAT20 G3水準でUA値0.23

「笑顔の家」はタマホームの中でも最上位クラスの高断熱住宅で、6〜7地域でHEAT20 G3水準・UA値0.23を実現します。外張りの押出法ポリスチレンフォームと充填のグラスウールを組み合わせたダブル断熱に加え、基礎にもダブル断熱を採用しています。

樹脂サッシとLow-Eトリプルガラスを標準装備し、耐震等級3・最長60年保証にも対応します。ローコスト住宅メーカーの中でもトップクラスの断熱性能を、コストを抑えながら実現している点が特徴です。

大安心の家[暖]PREMIUMの断熱仕様

主力商品「大安心の家」には断熱を強化した「[暖]」シリーズがあり、その上位仕様「PREMIUM」では、天井に吹込みグラスウール18K・320mm、壁に吹付けウレタン105mmを採用しています。床にはフェノールフォーム70mmを使用し、標準仕様より厚みのある断熱材で性能を底上げしています。

サッシも半樹脂の「サーモスX」トリプルガラスや樹脂サッシ「エルスターX」が選べるほか、断熱性能を高めた玄関ドア「グランデル」も採用可能です。標準仕様と大地の家・笑顔の家の中間的な選択肢として検討できます。

タマホームの断熱材を商品別に比較【一覧表】

ここまで紹介した4つの商品ラインの断熱仕様を一覧表にまとめました。断熱材選びの全体像をつかむ参考にしてください。

商品ライン断熱の特徴UA値の目安
大安心の家(標準)壁105mm・天井155mmのグラスウール14K0.6前後
大安心の家[暖]PREMIUM天井18Kグラスウール320mm+壁吹付ウレタン105mm公式サイトに明記なし
大地の家外張り+充填のW断熱(フェノール30mm+グラスウール105mm)0.37
笑顔の家外張り+充填+基礎のダブル断熱、HEAT20 G3水準0.23(6〜7地域)

標準仕様の大安心の家でも6〜7地域なら十分な性能ですが、寒冷地や高断熱志向の方は大地の家・笑顔の家といった上位グレードで大きく性能を引き上げられます。まずは自分のエリア・予算でどこまで選べるか、担当者に確認してみましょう。

断熱性能を上げるオプションと費用目安

標準仕様や上位グレードだけでなく、オプションで部分的に断熱性能を強化する方法もあります。費用感とあわせて紹介します。

断熱材・気密性能のグレードアップ

断熱材そのものをグレードアップする方法としては、現場発泡ウレタンフォーム(アクアフォームなど)への変更や、グラスウールの高密度品への変更が選べる場合があります。気密シートの重ね方や隙間処理を丁寧に施工してもらうよう依頼することも有効です。

費用は仕様変更の内容によって数十万円単位で変わるため、見積もり時に「断熱材をグレードアップした場合の差額」を必ず確認しておきましょう。

窓・サッシのグレードアップ

標準のアルミ樹脂複合サッシから、樹脂サッシやトリプルガラスへの変更も、断熱性能を上げる代表的なオプションです。窓は住宅の熱損失が最も大きい部位のため、費用対効果が高い投資といえます。

方角や大きさによって必要な性能は変わるため、南側の掃き出し窓だけ樹脂サッシにするなど、部分的なグレードアップでコストを抑える工夫も可能です。

オプション費用の目安

断熱オプション費用を試算するイメージ

断熱材や窓のグレードアップにかかる費用は、延床面積や変更範囲によって数十万円〜100万円以上と幅があります。上位グレードの「大地の家」「笑顔の家」を選ぶ場合は、坪単価自体が大安心の家より高くなる点にも注意が必要です。

正確な費用は商品・エリア・時期によって変動するため、複数商品・複数社の見積もりを比較しながら、自分の予算内で実現できる断熱レベルを見極めることが大切です。

断熱材や窓のオプション費用は、他社の標準仕様と比べて初めて「妥当な金額か」が判断できます。複数社から見積もりを取り寄せて比較してみましょう。

他ハウスメーカーとの断熱性能比較

タマホームの断熱性能が実際どの位置にあるのか、他の主要ハウスメーカーと比較してみましょう。

メーカー断熱等級UA値の目安
タマホーム(大安心の家)等級50.6前後
タマホーム(笑顔の家)等級7相当(HEAT20 G3)0.23(6〜7地域)
アイ工務店等級6相当0.4〜0.5
一条工務店等級6〜70.25〜0.4
住友林業等級5〜60.4〜0.6

断熱性能では、一条工務店が業界トップクラスの数値を標準で実現しています。タマホームは標準仕様(等級5・UA値0.6前後)だと控えめですが、笑顔の家を選べば大手ハイコスト帯にも劣らない水準まで引き上げられる点が特徴です。

筆者の一次情報|複数社比較で感じた断熱への向き合い方の違い

筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社を実際に回って比較した経験があります。断熱性能の数値だけを見ると差は小さく感じても、各社の担当者の説明の熱量や、標準仕様への自信の見せ方には明確な違いがありました。

最終的に選んだ住友林業では、暖房への不安が実際には杞憂だったという実感を得ています。タマホーム自体には相談していませんが、この経験からいえるのは「数値だけでなく、複数社に相談して比較することで自分に合った断熱レベルが見えてくる」ということです。

タマホームの断熱材で後悔しないためのチェックポイント

契約後に「もっと確認しておけばよかった」とならないよう、断熱材選びで押さえておきたいポイントをまとめました。

契約前に確認すべきこと

契約前のチェックリスト
  • 自分のエリア(地域区分)での標準UA値・断熱等級
  • 標準サッシがアルミ樹脂複合か樹脂かの確認
  • グレードアップした場合の差額と工期への影響
  • C値(気密性能)の実測データを開示してもらえるか
  • 「大地の家」「笑顔の家」への変更可否と価格差

複数社比較で相場・性能を把握する

断熱性能は他社と比べて初めて「高いのか標準的なのか」が判断できるものです。タマホーム1社だけで検討を進めると、標準仕様が自分の希望に対して十分なのか判断がつきにくくなります。

複数のハウスメーカーから間取り・見積もりを取り寄せて、断熱仕様と価格のバランスを比較検討することをおすすめします。

タマホームの標準仕様全体(構造・耐震・設備)をあわせて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

坪単価や総額の目安も気になる方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

タマホームの断熱材は寒いですか?

標準仕様(断熱等性能等級5・UA値0.6前後)は、6〜7地域(本州の温暖なエリア)であれば十分な水準です。ただし体感には窓の数・方角・暖房計画も影響するため、心配な場合は上位グレードや窓のオプションを検討しましょう。

断熱材の種類は何を使っていますか?

大安心の家は、壁・天井に高性能グラスウール14K、床にポリスチレンフォームを標準採用しています。厚みは壁105mm・天井155mmです。

「大地の家」「笑顔の家」とは何が違いますか?

いずれも断熱を強化した上位ラインです。大地の家はW断熱構造でUA値0.37、笑顔の家はHEAT20 G3水準でUA値0.23を実現します。

C値(気密性能)は公表されていますか?

タマホームは公式にC値を公表しない方針です。気になる場合は、契約前に気密測定を実施してもらえるかを担当者に確認しておくとよいでしょう。

断熱性能をアップグレードするオプションはありますか?

現場発泡ウレタンフォームへの変更や、樹脂サッシ・トリプルガラスへの変更などが可能です。費用は変更範囲によって数十万円〜と幅があります。

断熱材にカビは生えやすいですか?

グラスウールは、施工不良や結露対策が不十分だとカビのリスクが高まる断熱材です。防湿シートの施工品質や気密性能を確認しておくことが重要です。

まとめ:タマホームの断熱材

タマホームの断熱材は、標準仕様(大安心の家)で高性能グラスウール14K・断熱等性能等級5・UA値0.6前後を確保しており、ローコスト帯としては十分な水準です。より高い断熱性能を求める場合は、UA値0.37の「大地の家」やHEAT20 G3水準・UA値0.23の「笑顔の家」といった上位グレードも選べます。

断熱性能は数値だけでなく、窓の配置や日当たり、暮らし方によっても体感が変わります。タマホーム単体で判断せず、複数のハウスメーカーから間取りと見積もりを取り寄せ、断熱仕様と価格のバランスを比較したうえで検討することをおすすめします。

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