「スウェーデンハウスのリフォームっていくらかかるの?」「せっかくの高気密・高断熱を落とさずにリフォームできるの?」と気になっていませんか。スウェーデンハウスのリフォーム費用は部分リフォームで数十万〜300万円、外壁・屋根や間取り変更を含む大規模リフォームで500万円以上が目安です。
ただしスウェーデンハウスは、外壁の直張り工法(鎧張り)や木製サッシ・3層ガラス窓など独自仕様が多く、一般的な木造住宅と同じ感覚でリフォームすると気密性能を落としてしまうことがあります。筆者自身、注文住宅を建てる際にハウスメーカー各社を比較し、実際に外構工事で契約業者とのトラブルも経験しました。その経験も踏まえ、業者選びで失敗しないポイントもお伝えします。
この記事では、スウェーデンハウスのリフォーム費用相場を工事内容別に解説しつつ、気密性能を損なわない改修のポイント、公式リフォーム会社の対応エリア、施工事例、業者選びの注意点までまとめて紹介します。なお、中古のスウェーデンハウス購入を検討している場合は、下記の記事で相場や注意点を詳しく解説しています。

スウェーデンハウスのリフォームは2つの依頼先がある
スウェーデンハウスのリフォームを依頼する先は、大きく分けて「公式のスウェーデンハウスリフォーム」と「外部のリフォーム会社」の2択です。まずはそれぞれの特徴と対応エリアを押さえておきましょう。

公式「スウェーデンハウスリフォーム」の対応エリア
スウェーデンハウスにはグループ会社の「株式会社スウェーデンハウスリフォーム」があり、木製サッシや外壁パネルなど自社仕様を熟知した施工が受けられます。対応エリアは北海道・関東甲信越・中部地区(北海道、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、愛知、三重、岐阜)に限られる点は事前に確認しておきましょう。
長野県・岐阜県の一部エリアなど対応エリアの境界にある地域は、SPS提携店(スウェーデンハウスの施工提携店)が窓口になるケースもあります。まずはスウェーデンハウスお客様センターか、建築を担当した支社・支店に相談するのが確実です。
対応エリア外・外部業者に依頼する場合の注意点
対応エリア外の場合や、内装・水回りなどメーカー独自仕様に関わらない工事は、一般のリフォーム会社に依頼することも可能です。ただし木製サッシの交換・補修部材はスウェーデンハウスでしか取り扱いがないため、窓まわりのリフォームは結局スウェーデンハウス側への発注が必要になるケースが多くなります。
外壁塗装のように外部業者でも対応できる工事の場合も、スウェーデンハウス特有の直張り工法(鎧張り)を理解した業者かどうかを必ず確認してください。詳しくは後述する「外壁リフォームで気をつけたいこと」で解説します。
スウェーデンハウスのリフォーム費用相場【工事内容別】
リフォーム費用は工事範囲によって大きく変わります。スウェーデンハウス特有の仕様も踏まえた費用目安を工事内容別に整理しました。
| 工事内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 内装・部分リフォーム(壁紙・設備交換など) | 数十万〜300万円 |
| 外壁塗装(直張り対応塗料) | 150万〜250万円 |
| 屋根塗装・葺き替え | 60万〜120万円 |
| 木製サッシ・3層ガラス窓の交換 | 1窓あたり10万〜30万円 |
| 間取り変更・増改築含む大規模リフォーム | 500万円以上 |
一般的な木造住宅と比べると、外壁塗装や窓の交換費用がやや高めに出やすいのがスウェーデンハウスの特徴です。直張り工法に対応した専用塗料や、メーカー純正の木製サッシが必要になるため、単純な相見積もりだけでは業者間の価格差が読みにくい部分でもあります。これから新築でスウェーデンハウスを検討している方は、下記の坪単価記事も参考にしてください。

内装・水回りリフォームの費用相場
キッチン・浴室・洗面台・トイレなど水回り設備の交換は、1〜2箇所であれば数十万〜150万円程度、4点セットをまとめて更新する場合は200万〜300万円が目安です。この部分は他のハウスメーカーの戸建てとほぼ同水準で、スウェーデンハウス特有の割増要素はありません。
外壁・屋根リフォームの費用相場
外壁塗装は150万〜250万円、屋根塗装・葺き替えは60万〜120万円が目安です。一般的な戸建ての外壁塗装(80万〜150万円程度)と比べるとやや高めですが、これは直張り工法に適した塗料・工法を選ぶ必要があるためです。詳しい理由は次の章で解説します。
間取り変更・増改築の費用相場
子ども部屋の増設や、複数の個室を1つの広いリビングにまとめるような間取り変更を伴う大規模リフォームは、500万円以上が目安です。構造上の壁(耐力壁)の位置によって変更できる範囲が変わるため、着工前の構造診断が欠かせません。
タウンライフリフォームなら、複数のリフォーム会社から概算費用・プラン提案を無料で一括取り寄せできます。対応エリア外で外部業者を探す場合の比較材料としても活用できます。
気密性能・断熱性能を落とさない改修のポイント
スウェーデンハウスの魅力である高気密・高断熱は、リフォームの仕方次第で損なわれてしまうことがあります。とくに注意したい3つのポイントを解説します。
外壁(鎧張り)リフォームで気をつけたいこと
スウェーデンハウスの外壁は「鎧張り」と呼ばれる直張り工法が採用されています。板と板の間に通気層を設けない直張り構造のため、内部結露が発生した際に湿気の逃げ場がなく、外壁材が水分を吸って傷みやすいという弱点があります。
この構造を理解せずに一般的な塗料・工法で塗装してしまうと、塗膜が湿気を閉じ込めてしまい、数年で膨れや剥離が起きることがあります。直張り工法に適した透湿性の高い塗料を使い、シーリングの劣化状況もあわせて点検してくれる業者を選ぶことが、気密性能を守る第一歩です。
窓・サッシのリフォームで性能を維持するコツ
スウェーデンハウスの窓は、断熱性の高い木製サッシと、一般的な複層ガラスの2倍の中空層を持つ3層ガラスの組み合わせが標準仕様です。この窓が高気密・高断熱を支える要のひとつになっています。
木製サッシ自体はスウェーデンハウスでしか交換・補修できないため、他社の一般的なアルミサッシに交換してしまうと、見た目だけでなく気密性能・断熱性能が大きく低下します。窓のリフォームを検討する際は、必ずスウェーデンハウス(または指定の提携先)に相談しましょう。
断熱パネル・気密パッキンの補修時の注意点
スウェーデンハウスは工場で断熱材を隙間なく充填した壁パネルを現場で組み上げる工法のため、間取り変更で壁を撤去・新設する際は、パネルの継ぎ目の気密パッキンや断熱材の充填状態を必ず確認してもらう必要があります。
とくに増改築で新旧の壁を接合する部分は、気密性能が落ちやすい要注意ポイントです。「間取り変更後の気密測定(C値測定)を行っているか」を業者選びの判断材料にするのも有効です。
スウェーデンハウスのリフォーム施工事例
実際にどのようなリフォームが行われているのか、代表的な施工パターンを3つ紹介します。
間取り変更でLDKを一体化した事例

子どもの独立などをきっかけに、独立した和室・リビング・ダイニングを1つの広いLDKにまとめる間取り変更は代表的な事例のひとつです。北欧テイストの木質感を活かしたまま、間仕切り壁を撤去して開放的な空間に生まれ変わらせるケースが多く見られます。
外壁・屋根メンテナンスの事例

築15〜20年前後で、外壁の直張り工法に対応した専用塗料での塗り替えと、屋根の葺き替えをあわせて実施する事例が多く見られます。外壁と屋根を同時に行うことで、足場代を1回分に抑えられるのがメリットです。
水回り設備の更新事例

築20年前後を目安に、キッチン・浴室・洗面台をまとめて最新設備へ交換する事例も多くあります。給排水管や換気設備もあわせて更新することで、水回りの寿命をもう一世代分延ばす狙いです。
リフォームと建て替え・中古購入との違い
スウェーデンハウスの住まいをこれからどうするか迷ったら、リフォーム・建て替え・住み替えの3択で比較するのがおすすめです。それぞれ向いているケースを整理しました。
- 基礎・躯体の状態が良好で、構造をそのまま活かせる
- 北欧テイストの内装・木の質感に愛着があり住み続けたい
- 建て替えより費用を抑えて性能を維持・向上させたい
- 基礎・躯体に深刻な劣化がある(雨漏り・シロアリ被害など)
- 耐震性能を最新基準まで根本的に引き上げたい
- 中古のスウェーデンハウスを探して住み替えたい
「今のスウェーデンハウスのまま暮らし続けるか、住み替えるか」で迷っている場合は、「スウェーデンハウスで後悔した人の声7選|失敗しないための対策も解説」で紹介している後悔ポイントも判断材料になります。中古のスウェーデンハウス購入を軸に検討している場合は、前述の中古相場の記事もあわせてチェックしてみてください。
リフォームで使える補助金・減税制度
スウェーデンハウスの木製サッシ・3層ガラス窓は断熱性能が高いため、省エネ改修を対象とした補助金制度と相性がよいのも特徴です。代表的な制度を紹介します。
先進的窓リノベ事業(省エネ改修補助金)
窓・ドアの断熱改修を対象にした補助金で、工事費用の一部(上限額あり)が還元される制度です。対象となる窓の性能区分や補助上限額は年度ごとに変わるため、最新の公募要領を必ず確認してください。木製サッシ・3層ガラスへの交換はこの制度の対象になりやすい仕様です。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
耐震・省エネ・劣化対策をあわせて行い、住宅性能を一定以上に高めるリフォームが対象の補助制度です。条件を満たせば1住戸あたり100万〜250万円程度の補助を受けられる場合があります。こちらも年度によって条件・予算枠が変わるため、事前の確認が必須です。
補助金は「工事着手前の申請」が原則のケースが多く、契約・着工前に必ず利用可否を確認しておくことが重要です。
リフォーム費用を抑えるコツ
スウェーデンハウス特有の仕様を踏まえたうえで、費用を抑えるためにできる工夫を紹介します。
- 外壁塗装と屋根工事を同時に発注し、足場代を1回分に抑える
- 窓は「全交換」ではなく劣化箇所から優先順位をつけて段階的に行う
- 補助金・減税制度を必ず事前にチェックする
- 内装・水回りは複数のリフォーム会社から相見積もりを取る
- 着工前の現地調査を徹底し、追加工事の発生を防ぐ
とくに外壁・屋根・窓まわりはスウェーデンハウス特有の知識が必要な工事です。ここだけは価格の安さだけで業者を選ばず、直張り工法や木製サッシへの対応実績を優先することをおすすめします。
リフォーム業者選びで失敗しないための注意点
リフォームで後悔しないためには、業者選びの段階での見極めが欠かせません。筆者自身の実体験も踏まえて、注意したいポイントを紹介します。

筆者は注文住宅を建てた際、外構工事で契約した業者が着工直前から音信不通になり、内容証明を送って消費者センターにも相談する事態を経験しました。契約時点では悪い口コミがほとんどなく、施工事例も充実していたにもかかわらず、着工日を曖昧にしたまま前金を受け取り、結果的に工事開始まで数ヶ月待たされたのです。
この経験から学んだのは、「口コミの良さ」だけでは業者の信頼性を判断できないということです。リフォーム会社を選ぶ際も、次のポイントは必ず確認しましょう。
- 契約書に「着工日」「工期」が具体的な日付・期間で明記されているか
- スウェーデンハウスの直張り外壁・木製サッシへの施工実績があるか
- 建設業許可を保有しているか
- 保証内容・アフターサービスが書面で明文化されているか
とくに契約書の着工日条項は曖昧にせず、「契約から○日以内に着工」など具体的な期限を明記してもらうことが、トラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法です。1社だけで決めず、複数社を比較しながら対応の丁寧さも見極めましょう。

よくある質問
まとめ:気密性能を守りながら賢くリフォームしよう
スウェーデンハウスのリフォーム費用は、部分リフォームで数十万〜300万円、間取り変更を含む大規模リフォームで500万円以上が目安です。外壁の直張り工法や木製サッシ・3層ガラス窓といった独自仕様を理解した施工を選ぶことが、高気密・高断熱という魅力を維持したままリフォームする最大のポイントになります。
対応エリア内であれば公式のスウェーデンハウスリフォームが安心ですが、対応エリア外や内装・水回りだけの工事であれば、複数のリフォーム会社を比較して自分に合ったプランを見つけることも大切です。契約書の着工日条項を曖昧にしないことも忘れずに、納得のいくリフォーム計画を立ててください。




