スウェーデンハウスで平屋を建てたいけれど、坪単価や総二階建てとの価格差が気になっていませんか。
結論からお伝えすると、スウェーデンハウスの平屋の坪単価は80万〜140万円が目安で、総二階建てより1〜2割程度高くなる傾向があります。北欧デザインならではの開放感と、高気密高断熱の性能は、平屋との相性がよいのも特徴です。
筆者は2025年に住友林業で2階建ての注文住宅を建てましたが、愛犬との暮らしを考えて「段差の少ない家」を条件の一つにしていました。振り返ると、平屋であれば階段や段差を気にせず暮らせる点は大きな魅力だったと感じています。
この記事では、スウェーデンハウスの平屋の坪単価目安や総二階建てとの価格差、坪数別の総額シミュレーション、北欧デザインが平屋で活きる理由、間取りのコツまで詳しく解説します。
- スウェーデンハウスの平屋の坪単価と総二階建てとの価格差
- 平屋専用ライン「ビヨルク」の特徴と坪単価
- 北欧デザインが平屋で活きる理由
- 坪数別の建築総額シミュレーション
- 平屋で失敗しないための間取りのコツ
- 平屋を安く建てるコツと活用できる補助金
スウェーデンハウスの平屋の坪単価はいくら?
まずはスウェーデンハウスで平屋を建てる場合の坪単価の目安と、総二階建てとの価格差を確認しましょう。

坪単価は80万〜140万円が目安
スウェーデンハウス全体の坪単価は70万円台〜140万円が目安ですが、平屋に限ると80万〜140万円程度とやや高めの水準になります。規格住宅系のラインナップを選べば80万円台からの建築も可能ですが、自由設計にこだわるほど120万円を超えるケースも珍しくありません。
ネット上の建築実例を見ると、延べ床面積28坪前後で坪単価約90万円という報告が複数見られます。平屋は同じ延べ床面積でも基礎・屋根の面積が総二階建てより大きくなるため、坪単価は上振れしやすい点を押さえておきましょう。
総二階建てとの価格差は1〜2割程度
平屋は総二階建てに比べて、坪単価が1〜2割程度高くなる傾向があります。同じ延べ床面積30坪の家を建てる場合、総二階建ての坪単価が95万円前後なら、平屋では105万〜115万円程度になるケースが多く見られます。
坪単価の差だけで総額数百万円の開きが生まれることもあるため、平屋を検討する際は総二階建てとの見積もりを両方取り、価格差を具体的な金額で比較することをおすすめします。
2026年3月の価格改定は平屋にも影響
スウェーデンハウスは2026年3月に価格改定を実施し、全商品平均で約4%の値上げとなりました。平屋専用ライン「ビヨルク」を含む全ラインナップが対象で、1棟あたり120万円〜200万円程度のアップになったとされています。
輸入住宅であるスウェーデンハウスは為替や物流コストの影響を受けやすく、今後も改定が行われる可能性があります。平屋を検討している方は、早めに見積もりを取って現在の価格を確認しておくことをおすすめします。
なぜ平屋は坪単価が高くなるのか
平屋の坪単価が上がる理由は、主に3つあります。1つ目は基礎工事費で、同じ延べ床面積でも平屋は基礎の面積が大きくなるため費用がかさみます。2つ目は屋根工事費で、屋根の面積も総二階建てより広くなります。
3つ目は必要な土地面積です。平屋は横に広がる分、総二階建てより広い敷地が必要になるため、土地取得費用も含めた総予算が膨らみやすくなります。
平屋専用ライン「ビヨルク」の特徴と坪単価
スウェーデンハウスには平屋専用の商品ラインナップ「ビヨルク」があります。まずはその特徴を確認しましょう。
ビヨルク(Bjork)とは
「ビヨルク」はスウェーデン語で白樺を意味する、スウェーデンハウスの平屋専用ラインナップです。上下階の移動がなく、家族の気配を感じながら暮らせる開放的な間取りが特徴です。
バリアフリー設計にも対応しており、将来を見据えた住まいづくりがしやすいのも魅力です。北欧デザインや高気密高断熱という性能面の強みは維持したまま、平屋ならではの暮らしやすさを追求した商品といえます。
バリアフリー設計と開放的な空間
ビヨルクは段差の少ない設計が基本となっており、車椅子での生活や将来の介護を見据えた住まいづくりにも対応しやすいラインナップです。
スウェーデンハウスは1200mmモジュールを採用しているため、廊下や部屋にゆとりが生まれ、平屋でも圧迫感の少ない空間を実現しやすくなっています。
ビヨルクの坪単価目安
ビヨルクの坪単価は80万〜105万円程度が目安です。規格住宅としての性格が強いため、完全自由設計のコンセプト住宅ラインより坪単価を抑えやすい傾向があります。ただし内装のグレードアップや設備の追加によって、120万円前後まで上がるケースもあります。

北欧デザインが平屋で活きる理由
スウェーデンハウスの北欧デザインは、平屋との相性がよいといわれています。その理由を確認しましょう。
木製サッシの窓と一体化した景色
スウェーデンハウスの特徴である木製サッシの三層ガラス窓は、平屋にすることで庭や外の景色との一体感がより強調されます。総二階建てでは2階部分の窓からの眺めが中心になりがちですが、平屋であればすべての部屋から庭を身近に感じられる暮らしがしやすくなります。
高気密高断熱による開放的な大空間LDK

平屋は間仕切りを減らして大空間のLDKを作りやすい間取りです。スウェーデンハウスは全棟で気密測定を実施する高気密高断熱住宅のため、大空間でも冷暖房が効きやすく、開放的な間取りと快適性を両立しやすいという特徴があります。
筆者自身、住友林業で家を建てる際に南側全面窓の大空間リビングを希望し、柱のない開放的な空間を実現しました。高気密高断熱の性能があってこそ、大きな窓と広いリビングを両立できると実感しています。スウェーデンハウスの平屋でも同様の考え方が当てはまるはずです。
勾配天井・ロフトによる立体的な広がり
平屋は屋根形状を活かした勾配天井やロフトを取り入れやすいのも特徴です。ビヨルクをはじめとするスウェーデンハウスの平屋商品では、天井高を確保した空間提案が可能で、床面積以上の開放感を演出できます。
坪数別・スウェーデンハウス平屋の総額シミュレーション
実際に平屋を建てる場合、総額はどのくらいになるのでしょうか。坪数別に試算してみましょう。

坪数別の本体工事費・総額の目安
下記の表は、平屋の坪単価をやや高めの105万円と仮定して試算した本体工事費と総額の目安です。実際の坪単価は商品ラインや仕様によって異なります。
| 坪数 | 延べ床面積 | 本体工事費目安 | 総額目安 |
|---|---|---|---|
| 20坪 | 約66㎡ | 約2,100万円 | 約2,730万円 |
| 25坪 | 約83㎡ | 約2,625万円 | 約3,410万円 |
| 30坪 | 約99㎡ | 約3,150万円 | 約4,100万円 |
| 35坪 | 約116㎡ | 約3,675万円 | 約4,780万円 |
| 40坪 | 約132㎡ | 約4,200万円 | 約5,460万円 |
※総額は本体工事費に外構・地盤改良・設計費・諸費用等(本体工事費の約1.3倍)を含めた概算です。実際の金額はプランや土地条件によって異なります。
平屋は延べ床面積を広めに見積もる必要がある
平屋は同じ家族構成でも、2階建てより延べ床面積が大きくなりやすい傾向があります。寝室・浴室・LDKなどをすべて1フロアに収める必要があるため廊下面積も増えやすく、総二階建てより1〜2割ほど床面積が広くなるケースが多く見られます。
延べ床面積が増えれば、その分総額も上がる点を資金計画に織り込んでおきましょう。

総二階建てとどちらを選ぶべきか
価格だけを見ると総二階建てが有利ですが、平屋には総二階建てにはない魅力もあります。それぞれの向き・不向きを整理しました。
価格を抑えたいなら総二階建て
建築費用を最優先するなら、基礎・屋根の面積を抑えられる総二階建てが有利です。同じ延べ床面積であれば、坪単価・総額ともに平屋より抑えられる可能性が高くなります。
バリアフリー・老後の暮らしを見据えるなら平屋
階段や段差がない平屋は、将来の暮らしやすさを重視する方に向いています。子育て中は家族の気配を感じやすく、老後は上下階の移動による負担がない点も安心材料です。
筆者もペットとの暮らしを踏まえて段差の少なさを重視していたため、こうした価値観に共感する方は少なくないはずです。
採光・風通しの違いにも注目
総二階建ては2階部分に窓を配置しやすく、隣家に囲まれた土地でも採光を確保しやすいのが利点です。一方の平屋は、周囲の建物の影響を受けやすいため、天窓・高窓・中庭を組み合わせた設計で光と風を取り込む工夫が必要になります。
スウェーデンハウスの木製サッシは断熱性能が高いため、大きな窓を採用しても室内の快適性を損ないにくいという強みがあります。平屋の採光計画とは相性がよい部材といえるでしょう。
必要な敷地面積・建ぺい率に注意
平屋を検討する際に見落としがちなのが、必要な敷地面積です。延べ床面積30坪の平屋を建てる場合、建ぺい率によって必要な土地面積は大きく変わります。
| 建ぺい率 | 必要な土地面積目安 |
|---|---|
| 40% | 約75坪(約248㎡) |
| 50% | 約60坪(約198㎡) |
| 60% | 約50坪(約165㎡) |
都市部など建ぺい率が低いエリアでは、平屋を建てるために広い土地を確保する必要があり、土地取得費用が総予算を圧迫しやすい点に注意しましょう。
スウェーデンハウスの平屋で失敗しないための間取りのコツ
平屋ならではの間取りの工夫を押さえておくと、暮らし始めてからの後悔を減らせます。
生活動線をシンプルにする
平屋はすべての生活動線が1フロアに集約されるため、洗濯動線・家事動線を意識した配置が重要です。洗面室・浴室・物干しスペースを近くにまとめると、家事の負担を大きく減らせます。
窓配置とプライバシーの両立
平屋は総二階建てに比べて、隣家や道路からの視線が気になりやすいという弱みがあります。スウェーデンハウスの木製サッシは大きな窓との相性がよい一方、高窓・地窓・中庭を組み合わせた設計で、採光とプライバシーを両立させる工夫が欠かせません。
収納・ロフトを活用した空間計画

平屋は2階建てのような収納力のある階段下スペースや納戸が作りにくいため、意識的に収納計画を立てる必要があります。ロフトを活用すれば、床面積を増やさずに収納力を確保できます。
玄関にシューズクロークを設けるなど、部屋ごとに適材適所の収納を配置することも、平屋の間取りで後悔しないためのポイントです。
実際に平屋を建てた人の建築費用実例
実際にスウェーデンハウスの平屋を建てた人の費用データを確認すると、坪単価のイメージがより具体的になります。
28坪前後の建築実例
公開されている建築実例では、延べ床面積28坪前後で本体工事費2,500万円前後、建築総額3,300万円台になったという報告が見られます。坪単価に換算すると約90万円で、平均的な水準に近い実例です。
自由設計で建てた35坪前後の実例
コンセプト住宅ラインで自由設計にこだわった実例では、延べ床面積35坪前後で坪単価が110万〜120万円台まで上がったという報告もあります。窓の大きさや数、内装のグレードアップを重ねるほど、平屋の坪単価は上位ライン並みに近づいていく傾向があります。
実例データから見える注意点
実例データを見ると、同じ坪数でも総額に数百万円の差が出るケースがあります。差の要因は、内装のグレード・窓の大きさや数・オプション設備の有無です。見積もりを取る際は、坪単価だけでなく総額の内訳まで確認しましょう。
スウェーデンハウスの平屋を安く建てるコツと活用できる補助金
価格が高めのスウェーデンハウスの平屋でも、工夫次第でコストを抑えることは可能です。
規格住宅系のビヨルクを選ぶ
自由設計にこだわらないのであれば、規格住宅としての性格が強いビヨルクを選ぶことで、坪単価を80万円台に抑えやすくなります。
2026年度の補助金制度を活用する
2026年度の新築住宅向け補助金「みらいエコ住宅2026事業」では、長期優良住宅で最大80万円、GX志向型住宅なら最大125万円の交付を受けられます(子育て世帯・若者夫婦世帯が対象、地域区分により金額は異なります)。
スウェーデンハウスは標準仕様で長期優良住宅の基準をクリアしやすいため、平屋でも追加のオプションをかけずにこの補助金を活用しやすいメーカーです。
建物の形状をできるだけシンプルにする
凹凸の多い複雑な形状の平屋は、施工コストが上がりやすくなります。長方形に近いシンプルな形状にすることで、材料費・施工費の両方を抑えられます。
他社ハウスメーカーの平屋との坪単価比較
スウェーデンハウスの平屋の坪単価が、他のハウスメーカーと比べてどの水準にあるか確認しましょう。
平屋対応メーカーの坪単価比較表
| ハウスメーカー | 平屋坪単価目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| スウェーデンハウス | 80万〜140万円 | 輸入住宅・北欧デザイン・高気密高断熱 |
| セルコホーム | 75万〜115万円 | 輸入住宅・北米式ツーバイフォー |
| 一条工務店 | 85万〜110万円 | 高気密高断熱・標準仕様が充実 |
| ミサワホーム | 85万〜120万円 | 蔵収納・高い制震性能 |
| アイ工務店 | 70万〜95万円 | コスパと自由設計のバランス |
| 住友林業 | 95万〜145万円 | 木造(BF構法)・木の質感 |
※坪単価は本体工事費の目安であり、実際のプランによって大きく変動します。
一条工務店・ミサワホームの平屋の詳しい坪単価は、以下の記事でも解説しています。


輸入住宅同士の比較「セルコホームの平屋」
輸入住宅というカテゴリーで比較されやすいのが、カナダ発祥の「セルコホーム」です。セルコホームも平屋の建築実績が豊富で、坪単価の水準はスウェーデンハウスと近いものの、北米式ツーバイフォー工法ならではのデザインテイストの違いがあります。
北欧の木製サッシ窓を重視するならスウェーデンハウス、北米らしいシンプルなデザインを求めるならセルコホーム、という住み分けが目安になります。

スウェーデンハウスの平屋に関するよくある質問
スウェーデンハウスの平屋に関して、検討中の方からよく出る質問をまとめました。
まとめ:スウェーデンハウスの平屋は総二階との価格差を踏まえて検討を
この記事で紹介した坪単価はあくまで目安です。スウェーデンハウスの平屋の坪単価は80万〜140万円、総二階建てより1〜2割程度高くなる傾向があり、実際の金額は商品ライン・坪数・仕様によって変わります。
北欧デザインと高気密高断熱の性能は、平屋の開放的な間取りとの相性が良好です。まずは平屋専用ライン「ビヨルク」を含めた見積もりを取り、総二階建てとの価格差や間取りの提案を比較しながら、自分たちに合った選択かを判断することをおすすめします。
- スウェーデンハウスの平屋の坪単価は80万〜140万円が目安
- 総二階建てより坪単価が1〜2割程度高くなる傾向がある
- 平屋専用ライン「ビヨルク」の坪単価は80万〜105万円程度
- 30坪の平屋の総額目安は約4,100万円(坪単価105万円で試算)
- 建ぺい率によって必要な敷地面積が大きく変わる点に注意
- 2026年度補助金「みらいエコ住宅2026事業」で最大125万円の交付を受けられる
- 複数社の平屋プランを比較してから最終的な判断をすることが重要




