「静岡で工務店に注文住宅を頼みたいけど、どこをどう選べばいいの?」と迷っていませんか。静岡の工務店に依頼した場合の坪単価はおおむね50〜80万円が目安で、大手ハウスメーカーより費用を抑えやすいのが特徴です。
ただし静岡県は東西に長く、東部・中部・西部で対応する工務店が分かれます。土地の坪単価も20万円台から100万円近くまで開くため、どのエリアに建てるかで建物に回せる予算が変わります。さらに県内の全35市町が南海トラフ地震の防災対策推進地域に指定されており、耐震性の見極めも欠かせません。
この記事では、静岡でおすすめの工務店7社のランキングに加え、ハウスメーカーとの違いや費用相場、エリア別の土地価格、東海地震に備えた後悔しない選び方、倒産リスクへの対策までを解説します。
静岡で工務店を選ぶ前に|工務店とハウスメーカーの違い
静岡で家を建てる依頼先は、大きく「工務店」と「ハウスメーカー」に分かれます。まずは両者の違いを整理し、自分たちに合うのはどちらのタイプかを把握しておきましょう。

工務店とハウスメーカーの違いを比較表で確認
工務店は地域密着で自由設計に強く、ハウスメーカーはブランド力と品質の均一さに強みがあります。主な違いを表にまとめました。
| 項目 | 工務店 | ハウスメーカー |
|---|---|---|
| 坪単価の目安 | 約50〜80万円 | 約60〜120万円 |
| 設計の自由度 | 高い(自由設計が得意) | 規格の範囲で選ぶ |
| 品質の安定性 | 会社による差が大きい | 工場生産で均一 |
| 工期 | やや長め(約4〜8カ月) | 短め(約3〜5カ月) |
| 対応エリア | 地元中心で機動力が高い | 全国対応 |
| 広告費 | 少なく価格に反映されにくい | 多く価格に上乗せされやすい |
同じ延床面積でも、依頼先によって総額が1,000万円以上変わることもあります。まずは複数のタイプから見積もりを取り、価格差の理由を確認することが大切です。
静岡の工務店で家を建てるメリット
静岡の工務店で家を建てる最大のメリットは、費用を抑えながら自由度の高い家づくりができる点です。地域密着ならではの強みも見逃せません。
- 広告費が少ない分、同じ性能でも価格を抑えやすい
- 間取りや素材の自由度が高く、要望を細かく反映しやすい
- 東海地震・台風など静岡の土地条件を理解した提案を受けやすい
- 担当者や職人との距離が近く、相談しながら進めやすい
静岡の工務店で家を建てるデメリット
一方で、工務店には注意しておきたいデメリットもあります。会社ごとの差が大きいからこそ、選び方が結果を左右します。
- 品質や技術力に会社間のばらつきがある
- ハウスメーカーより工期が長くなりやすい
- 保証やアフター体制の内容が会社ごとに異なる
- 規模が小さい会社では倒産リスクへの備えを確認したい
デメリットは、後述する「選び方のポイント」を押さえれば十分にカバーできます。まずは複数社を比較して、信頼できる会社を見極めることが前提です。
工務店とハウスメーカー、どちらが向いている?
どちらが正解ということはなく、優先したい条件で向き不向きが分かれます。自分たちの希望に近いのはどちらかを、次の目安で確認してみましょう。
- 間取りや素材にこだわり、自由設計で建てたい
- できるだけ費用を抑えて建てたい
- 担当者と近い距離で相談しながら進めたい
- 品質の安定感やブランドの安心感を重視したい
- 工期を短くし、決まった仕様から効率よく選びたい
- 長期保証や充実したアフター体制を求めたい
迷う場合は、両方から見積もりを取って比較するのが確実です。実際に提案を並べてみると、価格差の理由や自分たちの優先順位がはっきりします。

静岡で注文住宅を工務店に依頼する費用相場・坪単価
静岡で工務店に注文住宅を頼む場合、費用は「坪単価」と「土地代」の2つで大きく変わります。ここでは坪単価の目安と、静岡ならではのエリア差を見ていきましょう。
静岡の注文住宅の坪単価の目安と総額シミュレーション
依頼先別の坪単価の目安は、工務店が約50〜80万円、大手ハウスメーカーが約60〜120万円です。工務店のなかでも、ローコスト帯は50万円前後、デザインや高性能を売りにする会社は80万円台まで幅があります。

坪単価が同じでも、延床面積によって本体価格は変わります。工務店の中心帯である坪単価60万円で計算した場合の、坪数別の本体価格の目安は以下の通りです。
| 延床面積 | 本体価格の目安(坪60万円) | 総額の目安(付帯・諸費用込み) |
|---|---|---|
| 30坪(約99㎡) | 約1,800万円 | 約2,250〜2,450万円 |
| 35坪(約116㎡) | 約2,100万円 | 約2,600〜2,850万円 |
| 40坪(約132㎡) | 約2,400万円 | 約3,000〜3,250万円 |
坪単価は本体価格をもとにした数字で、実際の総額とは差が出ます。同じ坪単価でも付帯工事や諸費用の含み方が会社ごとに違うため、必ず総額での比較を意識しましょう。

【エリア別】静岡の土地価格・費用の違い
静岡県は東西に長く、東部・中部・西部でエリアの特色や土地価格が大きく異なります。対応する工務店もエリアで分かれるため、まずは自分の希望地の傾向を把握しておきましょう(価格は2026年7月時点の目安です)。
| エリア | 主な市町 | 土地の坪単価の目安 |
|---|---|---|
| 中部 | 静岡市・焼津市・藤枝市・島田市 | 約25〜100万円 |
| 西部 | 浜松市・磐田市・掛川市・袋井市 | 約20〜70万円 |
| 東部・伊豆 | 沼津市・三島市・富士市・御殿場市 | 約20〜60万円 |
静岡市の葵区・駿河区の中心部や、東部の交通至便なエリアは土地代が高くなりがちです。土地代が上がると建物にかけられる予算が減るため、土地探しから工務店に相談すると予算配分の全体像を早めに描けます。
注文住宅の費用の内訳(本体・付帯・諸費用)
注文住宅の総額は「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つで構成されます。見積もりを比較するときは、この内訳がそろっているかを確認しましょう。
| 費用の種類 | 総額に占める割合 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 本体工事費 | 約70〜80% | 建物そのものの工事費用 |
| 付帯工事費 | 約15〜20% | 地盤改良・外構・給排水引き込みなど |
| 諸費用 | 約5〜10% | 登記・ローン手数料・火災保険・税金など |
本体工事費だけを見て安いと判断すると、後から付帯工事や外構で予算がふくらみます。静岡市や焼津市の沿岸低地のように軟弱地盤が想定されるエリアでは地盤改良費が上乗せされることがあり、伊豆や天竜のような傾斜地では造成や擁壁の工事が加わります。外構は最後に検討されがちですが、門柱・駐車スペース・植栽まで入れると総額の見え方が大きく変わる項目です。見積もりを比べるときは、必ず総額ベースでそろえましょう。
静岡で使える注文住宅の補助金・助成金
静岡で注文住宅を建てるときは、国や自治体の補助金を使えば費用を抑えられます。省エネ性能の高い家ほど対象になりやすい傾向です。
- 国の子育て・省エネ住宅向け支援事業(年度ごとに名称・内容が変わる)
- ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)関連の補助金
- 静岡県・各市町の省エネ・耐震・木材利用・子育て世帯向けの独自制度
補助金は年度ごとに内容や予算枠が変わり、早期に終了することもあります。対応実績のある工務店なら申請サポートも期待できるため、相談時に確認しましょう。

費用の比較は、条件を伝えて複数社からプランと見積もりをもらうのが近道です。無料で一括請求できるサービスを使えば、静岡で対応可能な会社の価格感をまとめて把握できます。
静岡のおすすめ工務店ランキング【厳選7社】
ここからは、静岡県で注文住宅を手がける工務店・地域ビルダーを7社紹介します。施工エリア・施工実績・住宅性能・保証体制・各社の公開情報をもとに、東部・中部・西部のバランスも踏まえて編集部が選定しました。
順位は各社の優劣を保証するものではありません。坪単価は本体価格をもとにした目安で、2026年7月時点の各社公式サイト等の公開情報にもとづきます。最新の仕様・価格・対応エリアは各社へ直接ご確認ください。

| 工務店 | 所在地/主な対応エリア | 坪単価の目安 | 構造 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 百年住宅 | 静岡市駿河区/県全域 | 約100万円〜 | 鉄筋コンクリート(WPC工法) | 災害に強く最長100年の構造躯体保証 |
| 遠鉄ホーム | 浜松市/西部(遠州) | 公表なし(中堅帯) | 木造 | 地域密着で全棟耐震等級3・ワンストップ |
| 福工房 | 静岡市駿河区/中部・西部 | 約55〜70万円目安 | 木造 | 天竜ひのきを使う「土間のある家」 |
| 平松建築 | 磐田市/西部(遠州) | 公表なし(高性能帯) | 木造軸組(WB工法) | UA値0.45〜の高気密・高断熱 |
| マルモホーム | 静岡市駿河区/中部 | 公表なし(中堅帯) | 木造 | ISO9001認証・追加費用なしの明朗価格 |
| OWN RESORT HOME | 三島市/東部 | 約70万円目安(定額制) | 木造 | デザイナー監修・UA値0.46/耐震等級3標準 |
| Standard | 沼津市/東部・伊豆 | ローコスト〜中堅帯 | 木造 | 自由設計とコストパフォーマンスを両立 |
ここからは各社の特徴と、どんな人に向いているかを順に紹介します。気になる会社は、後述の一括請求サービスであわせて比較すると効率的です。
①百年住宅|災害に強い鉄筋コンクリートの家

百年住宅は静岡市駿河区に本社を置き、静岡県全域で鉄筋コンクリート住宅を手がける会社です。独自のWPC工法による箱型構造で、地震・津波・台風に強い住まいづくりを掲げています。
最長100年の構造躯体保証や、長期にわたる災害保証を用意している点が大きな特徴です。坪単価の目安は約100万円〜と工務店のなかでは高めですが、耐震・耐火・耐久性を重視する家づくりができます。
東海地震や南海トラフへの備えを最優先に、長く安心して住める頑丈な家を建てたい人に向いています。
②遠鉄ホーム|遠州で80年の地域密着ビルダー

遠鉄ホームは浜松市を拠点に、遠州(静岡県西部)で長く家づくりを続けてきた地域密着の住宅会社です。土地探しから設計・施工・アフターまでワンストップで相談できる体制を整えています。
全棟で耐震等級3に対応し、独自の「eストロング工法」で地震に強い構造を実現しています。地元グループならではの土地情報の豊富さと、引き渡し後のフォロー体制も強みです。
浜松・磐田・掛川など西部エリアで土地探しから相談したい人や、地域での実績と安心感を重視する人に向いています。
③福工房|天竜ひのきを使う土間のある木の家

福工房は静岡市駿河区に本社を置き、静岡の中部・西部を中心に木の家を手がける会社です。「土間のあるひのきの家」をコンセプトに、地元の天竜ひのきなど自然素材を活かした住まいを提案しています。
床には天竜ひのきを標準採用し、1,000万円台から自然素材の家を実現できるのが魅力です。耐震等級3やZEHレベルの断熱性能に対応し、女性設計士による家事動線の提案も受けられます。坪単価の目安は約55〜70万円です。
無垢の木の質感を大切にしたい人や、手の届く価格で自然素材の家を建てたい人に向いています。
④平松建築|数値で示す高気密・高断熱の家

平松建築は磐田市に拠点を構え、浜松市・袋井市・掛川市など遠州エリアで注文住宅を手がける工務店です。UA値0.45〜の高い断熱性能を数値で公開している点が強みです。
木造軸組に通気断熱WB工法を組み合わせ、全棟で耐震等級3と長期優良住宅を取得しています。気密測定も実施しており、光熱費を抑えて一年中快適に暮らせる家づくりを得意としています。
断熱・気密の性能を数値で確認して選びたい人や、遠州の夏の暑さ・冬の寒さに強い家を建てたい人に向いています。
⑤マルモホーム|追加費用なしの明朗価格

マルモホームは静岡市駿河区に本社を置き、静岡市・焼津市・藤枝市・島田市など中部エリアを中心に対応する工務店です。品質管理の国際規格ISO9001を取得し、長期優良住宅やZEHにも対応しています。
追加費用のかからない明朗な価格提示を掲げており、資金計画を立てやすいのが特徴です。木造の自由設計で、性能とコストのバランスを取った家づくりができます。
予算を明確にしながら進めたい人や、中部エリアで性能と価格のバランスを重視する人に向いています。
⑥OWN RESORT HOME|デザインと定額制のわかりやすさ

OWN RESORT HOME(オウンリゾートホーム)は三島市に本社を置き、沼津・長泉・函南・富士など静岡県東部を中心に対応する会社です。デザイナー監修のスタイリッシュな住まいを、わかりやすい定額制で提供しています。
UA値0.46や耐震等級3を標準仕様とし、デザインと性能を両立している点が特徴です。価格が明確なため、予算オーバーを避けながらデザイン住宅を検討できます。
東部エリアでデザイン性の高い家を、予算を管理しながら建てたい人に向いています。
⑦Standard|東部で自由設計とコスパを両立

Standard(スタンダード)は沼津市に拠点を置き、沼津・三島・富士・御殿場・伊豆など静岡県東部で家づくりを手がける会社です。「無理しない、でも妥協しない」をコンセプトに掲げています。
木造の自由設計に対応し、コストパフォーマンスを重視した家づくりが強みです。予算を抑えながらも、間取りや仕様に自分たちの希望を反映しやすい柔軟さがあります。
東部エリアで費用を抑えつつ、自由設計で理想の間取りを叶えたい人に向いています。
気になる会社が見つかったら、複数社に同じ条件でプランと見積もりを依頼して比べるのがおすすめです。静岡で対応できる会社にまとめて相談すると、価格や提案の違いが一目でわかります。
後悔しない静岡の工務店の選び方7つのポイント
工務店は会社ごとの差が大きいため、比較の軸を持って選ぶことが後悔を防ぐ鍵です。ここでは静岡で工務店を選ぶときに確認したい7つのポイントを紹介します。

①施工実績と得意分野を確認する
工務店ごとに、デザイン住宅・高性能住宅・ローコストなど得意分野が異なります。自分たちが建てたい家のイメージに近い施工事例が多い会社を選びましょう。
ホームページの施工事例が定期的に更新されているかも重要な判断材料です。実績の写真が新しく、施工エリアが自分の希望地を含むかを確認しておくと安心です。
②断熱・耐震などの住宅性能で選ぶ
静岡は東海地震・南海トラフへの備えが欠かせないため、耐震性・制震性は特に重視したいポイントです。UA値や耐震等級など、数値で性能を説明できる会社は信頼しやすいといえます。
沿岸部では塩害や津波への配慮、西部では遠州の強い風への対策も確認したい点です。ZEH基準への対応や長期優良住宅の実績があるかもあわせてチェックしましょう。
③担当者の対応・提案力で選ぶ
家づくりの満足度は、担当者との相性と提案力で大きく変わります。要望をくみ取ってくれるか、レスポンスが速いか、質問に的確に答えてくれるかを見極めましょう。
判断材料になるのは、できない理由と代替案を早い段階で示せるかどうかです。筆者が自宅を建てたときも、当初はセミオーダーの規格プランで見積もりを取っていました。ところが希望していた柱のない大空間リビングは、規格の仕様では途中に柱か壁を入れる必要があると説明されました。
差額が100万円以内だったため完全自由設計に切り替え、結果として希望どおりの空間になりました。静岡のランキングにも定額制の会社と自由設計中心の会社が並びます。どこまでが規格の範囲で、どこから追加費用になるのかを初回に確認しておくと、比較の精度が上がります。
④保証とアフターサービスを比較する
工務店は保証やアフター体制の内容が会社ごとに異なります。初期保証の年数、定期点検の頻度、有償・無償の範囲を、契約前に必ず書面で確認しましょう。
引き渡し後に不具合が出たとき、すぐ駆けつけてくれる体制があるかは地域密着の工務店の強みでもあります。定期点検のスケジュールが明文化されている会社を選ぶと安心です。
⑤完成保証など倒産リスクへの備えを確認する
規模の小さい工務店では、万が一の倒産に備えた「完成保証」の有無が重要です。完成保証があれば、工事中に施工会社が倒産しても、別の会社が工事を引き継げる仕組みが働きます。
住宅完成保証制度に登録しているか、住宅瑕疵担保責任保険に加入しているかを確認しましょう。前金の割合が極端に高い契約には慎重になるべきです。
⑥モデルハウス・完成見学会で実物を見る
カタログや写真だけでは、素材の質感や空間の広がりは伝わりません。モデルハウスや完成見学会に足を運び、実際の仕上がりを自分の目で確かめましょう。
可能であれば、入居後のお宅を見学できる機会があると理想的です。生活動線や収納の使い勝手など、暮らしのリアルなイメージがつかめます。
⑦口コミ・評判は複数の情報源で見極める
口コミは参考になりますが、それだけで判断するのは危険です。良い評判と悪い評判の両方を、複数の情報源で確認しましょう。
特に「契約後の対応」「工期の守られ方」に関する声は要チェックです。静岡は東西に長いため、同じ会社でも本社から遠い現場では監督の巡回頻度が下がることがあります。希望エリアの現場に関する声を選んで読むと、実際の施工体制が見えてきます。契約前の評判が良くても着工後に対応が変わる例は、この記事の後半で紹介します。

初回相談では、こうしたポイントをその場で質問すると各社の姿勢がよくわかります。以下は最初の打ち合わせで確認しておきたい質問の例です。
- 希望に近い施工事例はありますか(見せてもらえますか)
- 断熱・耐震の性能は数値でどのくらいですか
- 標準仕様に含まれる範囲とオプションはどこまでですか
- 保証内容と定期点検のスケジュールを教えてください
- 住宅完成保証には登録していますか
7つのポイントは、1社だけを見ていても判断できません。複数の工務店を同じ基準で比べることで、はじめて各社の強みと弱みが見えてきます。

特徴で選ぶ|静岡の工務店のタイプ別の比較の観点
静岡の工務店は、強みによっていくつかのタイプに分けられます。先ほど紹介した各社も、この観点に当てはめると比較しやすくなります。どの会社が良いかを一律に決めるのではなく、自分たちの優先順位に合うタイプから探すのが効率的です。
デザイン・自由設計を重視するタイプ

間取りや外観にこだわりたい人には、設計自由度の高いタイプが向いています。設計士やデザイナーが直接プランを提案する会社なら、要望を細部まで反映しやすいのが魅力です。
ただしデザイン重視の会社は坪単価が上がりやすい傾向があります。実現したいイメージと予算のバランスを、早めにすり合わせておきましょう。
高断熱・高気密など性能を重視するタイプ

光熱費を抑え、一年中快適に暮らしたい人には性能重視のタイプが向いています。ZEHビルダーの認定を受けている会社は、省エネ性能の実績がある目安になります。
静岡の蒸し暑い夏や、遠州の冬の強い風を考えると、断熱・気密の工夫は満足度に直結します。UA値や気密測定(C値)の実測データを提示できる会社は、性能に自信がある傾向です。
ローコスト・コストパフォーマンス重視のタイプ

予算を抑えつつ新築を建てたい人には、ローコスト帯を得意とするタイプが向いています。坪単価50万円台から対応する会社もあり、費用を抑えたい人には有力な選択肢です。
価格が安い場合は、標準仕様の範囲とオプション費用を細かく確認しましょう。安さだけで決めず、性能や保証とのバランスを見ることが失敗を防ぎます。
自然素材・木の家を得意とするタイプ

無垢材や漆喰など、自然素材の質感を大切にしたい人にはこのタイプが向いています。静岡は天竜杉・天竜ひのきといった良質な地元木材の産地でもあり、地域材を活かした木の家を建てやすい環境です。
ただし同じ「木の家」でも、構造材だけ県産材にする会社と、床や造作まで無垢材で仕上げる会社では総額が変わります。どこまでを標準仕様に含むのかを、施工事例と見積書の両方で確認しましょう。
地域密着・老舗のタイプ

長く地元で営業してきた老舗の工務店は、施工実績と地域での信頼が積み重なっています。静岡の土地条件や気候を理解した、地に足のついた提案を受けやすいのが強みです。
創業年数や施工棟数は、経営の安定性を測るひとつの目安になります。ただし規模にかかわらず、保証や完成保証の有無はあわせて確認しておきましょう。
静岡で工務店選びに失敗しないための注意点【実体験】
静岡は東部・中部・西部のそれぞれに地元で長く営業してきた工務店があり、地域密着の会社を選びやすい環境です。ただし会社の規模には差があるため、契約書の詰め方と経営体制の確認は欠かせません。以下は、施工会社に工事を任せて着工が数カ月止まった経験から整理した注意点です(現場は静岡県外)。

倒産・工事ストップのリスクに備える
筆者が外構工事を任せたのは、住宅会社の提示額を大きく下回る金額を出した地域業者でした。安さの理由を掘り下げないまま契約し、代金の半分を前金として支払っています。
ところが伝えられた着工時期を過ぎても工事は始まらず、問い合わせへの返信も途絶えました。動き出したのは、内容証明を送って消費者センターに相談してからです。その一方で、庭の泥はねを砂利敷きで抑える依頼には1〜2週間で応じてくれました。工事全体は動かないのに小さな依頼だけは通る、というちぐはぐな状態でした。
工事が終わった数週間後、その業者の評判は急激に悪化しました。被害を訴える人のなかには、業者を替えた結果ローンが使えず現金払いになった人や、途中で止まった工事を引き継いでもらえない人もいました。だからこそ、完成保証と支払い条件は契約前に確認しておく価値があります。
- 住宅完成保証制度に登録しているか
- 前金の割合が高すぎないか(着工前に大半を払う契約は要注意)
- 審査を通過した会社が登録される一括比較サービスを使う
必ず相見積もりを取って比較する
1社だけで決めると、その価格や提案が適正かどうかを判断できません。同じ条件で複数社から見積もりを取り、金額と提案内容を並べて比較しましょう。
相見積もりは価格交渉の材料にもなります。極端に安い会社があれば、なぜ安いのかを確認することで、隠れたリスクに早く気づけます。
契約書の着工日・条項を細かく確認する
待たされた本当の原因は、遅れたときにどうするかが契約書に書かれていなかった点です。着工の時期は前の工程の完了を起点にした表現しかなく、遅延したときの連絡義務も解除の条件も定めていませんでした。交渉の材料がないまま待つしかない状態でした。
契約前に押さえたいのは、着工日を日数で特定すること、遅延時の連絡義務を書面に入れること、支払いを工程の進捗に紐づけることの3点です。静岡は梅雨と台風で外まわりの作業が止まりやすく、遅れの原因が天候か管理不足かは施主には判断できません。判断できないことを前提にした取り決めが、後悔を防ぐ最大のポイントになります。

こうしたリスクは、審査を通った会社を比較できるサービスを使えば大きく減らせます。まずは信頼できる複数の会社から、プランと見積もりを取り寄せてみましょう。
静岡で複数の工務店を無料で比較する方法
静岡には東部・中部・西部それぞれに地元の工務店があり、1社ずつ訪ね歩くのは現実的ではありません。伊豆から遠州まで県内を横断すると片道で数時間かかるため、エリアをまたいだ比較は移動だけで大きな負担になります。
そこでおすすめなのが、一度の入力で複数社にまとめて相談できる「タウンライフ家づくり」です。静岡の条件に対応できる会社から、間取りプランと見積もりを無料で受け取れます。

建てたいエリアや予算、間取りの希望などをフォームに入力します。数分で完了し、無料で利用できます。
条件に合う工務店・ハウスメーカーから、間取りプランや見積もり、資金計画の提案が届きます。
届いた提案を同じ基準で見比べ、相性の良い会社に絞って本格的な相談に進みます。
複数社の提案を横並びで比較すると、各社の価格感と提案力の差が一目でわかります。自宅にいながら効率よく比較できるため、忙しい人ほど活用したい方法です。
静岡の工務店に関するよくある質問
最後に、静岡で工務店を探す人からよく寄せられる質問にまとめて回答します。
まとめ:静岡の工務店は選び方と比較で後悔を防げる
静岡の工務店は、坪単価50〜80万円を目安に、自由度の高い家づくりができるのが魅力です。一方で品質・保証・倒産リスクへの備えは会社ごとに差があり、東部・中部・西部で対応する会社も分かれます。施工実績・住宅性能・担当者・保証・完成保証といった観点で比較し、東海地震への備えも確認することが後悔を防ぐ鍵になります。
土地代がエリアで大きく変わる静岡では、建物の坪単価だけを見ても比較になりません。希望地の土地価格を前提に総額をそろえ、耐震等級やUA値といった数値と保証の中身まで並べて確認しましょう。まずは無料の一括請求サービスで静岡に対応できる会社のプランを集め、あなたの条件に合う一社を見極めてください。




