「積水ハウスで35坪の家を建てたら、総額はいくらになるの?」と気になっていませんか。積水ハウスで35坪の注文住宅を建てる場合、総額は5,900万〜7,800万円が目安で、平均的な水準は6,300万円台です。
坪単価だけで計算すると、実際の総額とのズレに驚く方が少なくありません。筆者は2025年に住友林業で注文住宅を建てた際、住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社に実際に足を運んで比較検討しました。積水ハウスの展示場には行っていませんが、業界最大手として常に価格感の比較対象として意識していたメーカーです。
この記事では、積水ハウスで35坪の家を建てる場合の総額シミュレーション、費用の内訳、必要な年収の目安、他社との比較までわかりやすく解説します。
- 積水ハウス35坪の総額シミュレーション(本体工事費・付帯工事費・諸費用・外構費込み)
- 商品シリーズ別(イズロイエ・シャーウッド・Beシリーズ)の総額の違い
- 35坪の間取り・暮らしのイメージ
- 土地込み総額と平屋を選んだ場合の価格差
- 35坪の家に必要な年収・住宅ローンの目安
- 他社ハウスメーカーとの35坪総額比較
- 総額を抑えるコツと後悔しないための注意点
積水ハウス35坪の総額は5,900万〜7,800万円が目安
積水ハウスで35坪の家を建てる場合、坪単価と工事費の内訳から総額を試算すると5,900万〜7,800万円程度になります。まずは計算の根拠を確認しましょう。
坪単価120〜160万円から算出した本体工事費
積水ハウスの坪単価は、本体工事費ベースで120〜160万円が2026年時点の目安です。標準的な商品シリーズ(イズロイエ・シャーウッド)で35坪に当てはめると、本体工事費は4,200万〜5,600万円になります。
平均的な坪単価は120〜130万円前後に集中しています。試算の基準として130万円(平均値)を用いると、35坪の本体工事費は約4,550万円です。ネット上には「積水ハウスの坪単価は80〜100万円」という情報も見られますが、これは数年前のデータで、資材費・人件費の高騰が続く2026年時点では参考になりません。

総額は本体工事費の1.3〜1.5倍が目安
「坪単価×坪数」で計算した金額は本体工事費のみです。実際に支払う総額には付帯工事費・諸費用・外構費が加わるため、総額は本体工事費の1.3〜1.5倍になるのが一般的です。
本体工事費4,200万〜5,600万円を1.4倍(付帯工事費・諸費用・外構費を含めた一般的な目安)で計算すると、総額は約5,900万〜7,800万円程度です。平均的な本体工事費4,550万円であれば、総額の目安は約6,370万円になります。
35坪・坪単価130万円の計算例
具体的な数字でイメージできるよう、坪単価130万円(平均値)で35坪の家を建てた場合の総額を計算してみましょう。
- 本体工事費:130万円 × 35坪 = 4,550万円
- 付帯工事費・諸費用・外構費など(本体の約40%):約1,820万円
- 建築総額の目安(外構費込み):約6,370万円
このように坪単価130万円でも、付帯工事費・外構費まで含めると建築総額は6,300万円を超えるのが実態です。坪単価の数字だけで予算を組むと不足しやすいため、総額ベースで資金計画を立てましょう。
積水ハウス35坪・総額の内訳を項目別に確認
積水ハウスの総額がなぜ本体工事費より高くなるのか、費用の内訳を項目別に見ていきましょう。
本体工事費・付帯工事費・諸費用・外構費の割合
注文住宅の総額は、大きく4つの費用に分かれます。それぞれの割合を把握しておくと、見積もり内容を確認する際に役立ちます。
- 本体工事費(総額の約70〜75%):基礎・構造躯体・外壁・屋根・内装・住宅設備
- 付帯工事費(総額の約15〜20%):地盤改良・給排水引き込み・仮設工事・解体
- 諸費用(総額の約5〜10%):登記費用・ローン手数料・火災保険・印紙税
- 外構工事費(総額に含む目安200万〜600万円):門柱・アプローチ・駐車場・フェンス
積水ハウスは高耐久の外壁材や大空間設計を採用するため、他社と比べて本体工事費の割合がやや高くなる傾向があります。見積もりを確認する際は、どの項目が本体に含まれているかを担当者に確認しましょう。
見落としやすい諸費用・地盤改良費
地盤改良費は、地盤の状態によって0円〜200万円程度まで幅があります。地盤が軟弱な場合は追加で100万〜200万円の費用が発生することもあるため、地盤調査の結果が出るまでは総額に余裕を持たせておくことが大切です。
筆者が住友林業で家を建てた際も、想定より費用がかさんだのは本体以外の部分でした。特に外構費用は住友林業経由の見積もりで600万円を超え、想定外の出費に驚いた経験があります。

商品シリーズ別に見る積水ハウス35坪の総額シミュレーション
積水ハウスには複数の商品シリーズがあり、選ぶシリーズによって35坪の総額が大きく変わります。
イズロイエ・シャーウッドの総額目安
主力商品の「イズロイエ」(鉄骨1・2階建て)は坪単価120〜155万円、木造の「シャーウッド」は坪単価120〜150万円が目安です。どちらも積水ハウスのスタンダードとして選ばれることの多いシリーズです。
35坪でイズロイエを選ぶと、本体工事費は4,200万〜5,425万円、総額は5,880万〜7,595万円程度になります。シャーウッドもほぼ同水準で、総額は5,880万〜7,350万円が目安です。
コストを抑えたい人向けのBeシリーズ
外壁材にサイディングを採用してコストを抑えた「Beシリーズ」なら、坪単価は90〜110万円まで下がります。35坪の本体工事費は3,150万〜3,850万円、総額は4,410万〜5,390万円程度に収まります。
積水ハウスの品質基準を維持しながら総額を抑えたい場合、Beシリーズは有力な選択肢です。
| 商品シリーズ | 坪単価の目安 | 本体工事費(35坪) | 総額目安(35坪) |
|---|---|---|---|
| イズロイエ | 120〜155万円 | 4,200〜5,425万円 | 5,880〜7,595万円 |
| シャーウッド | 120〜150万円 | 4,200〜5,250万円 | 5,880〜7,350万円 |
| Beシリーズ | 90〜110万円 | 3,150〜3,850万円 | 4,410〜5,390万円 |
※総額は本体工事費の1.4倍で試算した目安です。実際の金額は仕様・オプション・地域によって変動します。
積水ハウス35坪の間取りと暮らしのイメージ
総額の目安と合わせて、35坪でどのような暮らしができるのかもイメージしておきましょう。
4人家族なら3LDK〜4LDKが目安
35坪(約116㎡)あれば、4人家族でも余裕のある3LDK〜4LDKの間取りが組めます。LDKを16〜20帖程度確保しつつ、各居室も6帖前後を確保できる広さです。
積水ハウスは大空間設計を得意とするため、35坪でも吹き抜けや大きな窓を取り入れた開放的なLDKを実現しやすいのが特徴です。ただし大空間を増やすほど構造コストが上乗せされるため、総額とのバランスを考えて計画しましょう。
収納・水回りの配置で総額が変わる
シューズクロークやランドリールームなど、収納・水回りを充実させるほど床面積が必要になり、総額も上がりやすくなります。優先順位をつけて、本当に必要な設備から予算を配分することが大切です。
2階に水回りをまとめる、生活動線をシンプルにするなど、間取りの工夫次第でも坪単価を抑えた設計は可能です。打ち合わせの早い段階で「絶対に譲れない条件」を明確にしておくと、総額の見通しが立てやすくなります。
積水ハウス35坪は土地込みだといくら?平屋の場合も解説
ここまでは建物のみの総額でした。土地を新たに購入する場合や、平屋を選ぶ場合の総額もあわせて確認しておきましょう。
土地代を含めた総額の目安
土地を新たに購入する場合、建物総額に土地代・土地の造成費用が加わります。土地の価格は地域差が非常に大きく、都市部と郊外では数千万円単位の差が出ることも珍しくありません。
仮に土地代を1,000万〜2,000万円程度と見込むと、35坪・積水ハウスの土地込み総額は6,900万〜9,800万円程度になる計算です。土地から探す場合は、建物と土地の予算配分を早い段階で決めておくことが重要です。
平屋を選ぶと総額はさらに上がる
平屋は2階建てに比べて基礎・屋根の面積が大きくなるため、同じ坪数でも坪単価が高くなります。積水ハウスで平屋を選ぶ場合、坪単価は135〜165万円程度を想定しておく必要があります。
35坪の平屋であれば、本体工事費は4,725万〜5,775万円、総額は6,615万〜8,085万円程度になる計算です。「平屋の方がシンプルで安い」というイメージを持っている方は注意しましょう。
積水ハウス35坪に必要な年収と住宅ローンの目安
総額の目安がわかったところで、次に気になるのが「自分の年収で無理なく建てられるか」という点です。
年収別に見る借入可能額と月々の返済額
住宅ローンの借入可能額は、一般的に年収の6〜7倍程度が目安とされています。ここでは年収の6.5倍を借入額の目安として、35年ローン・金利1.5%固定で月々の返済額を試算しました。
| 年収 | 借入可能額の目安(年収×6.5倍) | 月々返済額の目安(35年・金利1.5%) |
|---|---|---|
| 700万円 | 4,550万円 | 約14.0万円 |
| 900万円 | 5,850万円 | 約18.0万円 |
| 1,100万円 | 7,150万円 | 約22.0万円 |
| 1,300万円 | 8,450万円 | 約26.0万円 |
※返済額は元利均等返済・ボーナス払いなしで試算した概算です。実際の金利・条件は金融機関によって異なります。
頭金を用意できれば年収のハードルは下がる
35坪・総額6,300万円台を全額ローンで賄う場合、年収900万円前後が一つの目安になります。頭金を1,000万円程度用意できれば、年収700万円台でも無理のない返済計画を立てやすくなります。
住宅ローン控除などの税制優遇制度も活用すると、実質的な負担を抑えられます。資金計画は金融機関やファイナンシャルプランナーに相談しながら、余裕を持って進めることをおすすめします。
積水ハウスで家を建てる際の資金計画については、以下の記事で詳しく解説しています。


積水ハウスと他社ハウスメーカーの35坪総額を比較
積水ハウスの総額が他のハウスメーカーと比べてどの水準にあるか、35坪の総額目安で比較してみましょう。
主要7社の35坪総額比較表
| ハウスメーカー | 坪単価の目安 | 35坪の総額目安 |
|---|---|---|
| 積水ハウス | 120〜160万円 | 約5,900万〜7,800万円 |
| 住友林業 | 90〜140万円 | 約4,400万〜6,900万円 |
| ヘーベルハウス | 90〜145万円 | 約4,400万〜7,100万円 |
| 大和ハウス | 85〜135万円 | 約4,200万〜6,600万円 |
| 三井ホーム | 85〜135万円 | 約4,200万〜6,600万円 |
| パナソニックホームズ | 75〜125万円 | 約3,700万〜6,100万円 |
| ミサワホーム | 70〜115万円 | 約3,400万〜5,600万円 |
※坪単価・総額は本体工事費をもとにした目安です。実際のプランや地域によって変動します。
積水ハウスが選ばれる理由は価格以外の価値
比較表を見ると、積水ハウスは大手ハウスメーカーの中でも最上位クラスの価格帯にあることがわかります。筆者が実際に足を運んだ大和ハウスも坪単価が近い価格帯でしたが、壁の厚さからくる圧迫感やデザインの好みが合わず、最終的には選びませんでした。
積水ハウスが総額の高さを上回る理由として選ばれるのは、業界最大手としての実績・耐久性・アフターサービスの手厚さです。価格だけでなく、長期的な安心感まで含めて比較することが後悔しない家づくりのポイントです。
パナソニックホームズ・住友林業との価格差(筆者の実体験)
筆者はパナソニックホームズにも足を運んで打ち合わせをしました。各社の外観・内装写真を見比べる説明の中で「デザインは後からどうとでもなる」という言葉が引っかかり、最終的な検討から外した経緯があります。
最終的に選んだ住友林業は、積水ハウスよりやや低い価格帯ながら、木の質感や設計の自由度で高い満足度を得られました。総額の高さだけで判断せず、実際に展示場で空間の雰囲気を体感してから決めることをおすすめします。
他のハウスメーカーの坪単価・総額を詳しく比較したい方は、以下の記事もご覧ください。

積水ハウス35坪の総額を抑える3つのコツ
積水ハウスは高品質なぶん総額も高くなりがちですが、工夫次第で費用を抑えることは可能です。
商品グレードを見直す
ダインコンクリート外壁のイズロイエ・シャーウッドにこだわらなければ、Beシリーズを選ぶことで坪単価を20〜40万円程度抑えられます。積水ハウスの耐震性・保証体制はグレードに関わらず維持されるため、予算重視の方には有力な選択肢です。
「どのシリーズなら予算内に収まるか」を最初の打ち合わせで率直に相談することが、無駄な打ち合わせを減らすコツです。
外構工事は別業者に相見積もりを取る
積水ハウス経由で外構工事を依頼すると、費用が割高になりやすい傾向があります。筆者が住友林業で建てた際も、ハウスメーカー経由の外構見積もりは600万円を超えました。
外構は別の専門業者に相見積もりを取ることで、費用を大幅に抑えられます。外構工事は建物引き渡し後に発注できるため、焦らず複数社に相談することをおすすめします。
複数社を比較して適正価格を把握する
積水ハウスだけに話を聞いていると、金銭感覚がその基準に引っ張られてしまいます。他社のプランと比較することで、積水ハウスの見積もりが妥当かどうかを判断しやすくなります。
筆者自身、4社に足を運んだ際は打ち合わせのスケジュール管理がかなり大変でした。まとめて複数社にプランを依頼できるサービスを活用すると、効率よく比較検討できます。
積水ハウス35坪の総額で後悔しないための注意点
総額のシミュレーションを踏まえたうえで、見積もりを取る際に押さえておきたい注意点を紹介します。
坪単価だけで安易に判断しない
坪単価はあくまで本体工事費の目安であり、各社の見積もりに含まれる項目は統一されていません。坪単価だけで複数社を比較すると、実態とズレた判断をしてしまう恐れがあります。
見積もりを取る際は、必ず総額ベースで比較すること、そして「同じ条件のプランを複数社に出してもらう」ことを心がけましょう。
オプション追加で総額が膨らみやすい項目
キッチン・浴室のグレードアップ、造作家具、外壁材のアップグレードなどは、1箇所あたり数十万〜100万円単位で総額を押し上げます。「あったら便利」ではなく「なければ困る」を基準に選ぶことが、予算オーバーを防ぐコツです。
標準仕様の内容を事前に確認し、本当に必要なオプションだけを絞り込むことで、総額の膨らみを最小限に抑えられます。
長期保証・アフターサービスも含めて判断する
積水ハウスは初期30年保証と、その後も点検を継続できる長期保証プログラムを提供しています。坪単価の高さには、建てた後の手厚いサポート体制も反映されています。
総額だけを見て他社と比較するのではなく、30年・50年単位のトータルコストで考えることも大切です。初期費用が高くても、メンテナンスコストを抑えられるなら結果的にお得になるケースもあります。
積水ハウスの坪単価についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

積水ハウス35坪の総額に関するよくある質問
積水ハウス35坪の総額に関して、検討中の方からよく出る質問をまとめました。
まとめ:積水ハウス35坪の総額は複数社比較で見極める
積水ハウスで35坪の家を建てる場合、総額は5,900万〜7,800万円程度が目安で、平均的な水準は6,300万円台です。商品シリーズや土地の有無によって金額は大きく変わるため、まずは自分の希望条件での目安を把握することが大切です。
この記事で紹介した金額はあくまで目安であり、実際の総額は仕様やオプション、地域によって変わります。複数社から見積もりを取り、総額ベースで比較したうえで、納得のいく資金計画を立てましょう。




