「セキスイハイムで平屋を建てたいけど、坪単価はどのくらいになるの?」と気になっていませんか。結論からお伝えすると、セキスイハイムの平屋は坪単価80〜130万円が目安で、2階建てより1〜2割ほど高くなる傾向があります。
筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社に実際に足を運んで比較検討し、2025年5月に住友林業で注文住宅を建てました。セキスイハイムの展示場には直接足を運んでいませんが、工場生産による品質の安定感で常に評判を耳にしていたメーカーです。
この記事では、セキスイハイムの平屋商品ラインナップの特徴や坪単価の目安、坪数別の総額シミュレーション、間取りのコツ、他社との比較まで詳しく解説します。
- セキスイハイムの平屋商品ラインナップ(鉄骨系・木質系)
- セキスイハイムの平屋の坪単価と2階建てとの価格差
- 20坪〜40坪の坪数別・総額シミュレーション
- セキスイハイムの平屋のメリット・デメリット
- 間取りのコツと他社ハウスメーカーとの比較
セキスイハイムの平屋ラインナップ|鉄骨系4タイプと木質系「つながる平屋」
セキスイハイムの平屋は、暮らし方に合わせたコンセプト別の商品が用意されているのが特徴です。鉄骨系4タイプと木質系1タイプ、それぞれの特徴を見ていきましょう。

鉄骨系の平屋|成長を育む平屋・大人を愉しむ平屋・1.5階建て・デザイン重視
鉄骨系のユニット工法をベースに、セキスイハイムの平屋には主に4つのコンセプトがあります。子育て世帯向けの「成長を育む平屋」は、可変性の高い間取りで子どもの成長やライフステージの変化に対応できる設計です。
シニア世帯・夫婦世帯向けの「大人を愉しむ平屋」は、段差の少ないバリアフリー設計と、趣味の時間を楽しめる余裕のある間取りが特徴です。荷物や趣味の道具が多い方には「1.5階建て」の平屋も人気で、小屋裏空間を活用して平屋の弱点になりがちな収納不足を解消できます。デザイン性を重視する方向けには、アーキテクトデザイン監修の平屋プランも用意されています。
木質系「つながる平屋」|グランツーユーの2×6工法で木の質感を活かす
セキスイハイムの平屋で木質系にあたる商品が「つながる平屋」です。木質系シリーズ「グランツーユー」の2×6工法をベースに、家族のつながりを感じられる回遊動線や、木の温もりを活かした内装が特徴です。
鉄骨系の4タイプがコンセプト別に細分化されているのに対し、木質系は「つながる平屋」1本に絞られています。鉄骨のシャープな印象より木の質感を重視したい方は、こちらが有力な選択肢になります。
全国的に平屋人気が高まっている背景
国土交通省の住宅着工統計を見ると、平屋の着工棟数は2012年の約31,500棟から2025年には約60,600棟へと10年強で約2倍に増加しています。新築住宅全体に占める平屋の割合も2014年の7.5%から2024年には16.8%まで上昇しました。
平屋はもはや「地方のシニア向け住宅」ではなく、あらゆる世代・ライフスタイルで選ばれる住宅の形になっています。セキスイハイムが子育て・シニア・収納重視といった複数のコンセプトで平屋商品を用意しているのも、この全国的な需要拡大が背景にあると考えられます。
「結局わが家には平屋が合うの?」と迷ったら、60秒の無料診断が便利です。予算・延床面積・重視するポイントを選ぶだけで、あなたと相性の良いハウスメーカーのタイプがわかります。
セキスイハイムの平屋の坪単価は80〜130万円が目安
セキスイハイムの平屋を建てる場合、坪単価はどのくらいかかるのでしょうか。2階建てとの違いと、坪単価だけで判断すべきでない理由を解説します。

平屋の坪単価は2階建てより1〜2割高くなる
セキスイハイム全体の坪単価は平均約82万円、目安70〜130万円ですが、平屋に限ると坪単価80〜130万円、平均は95万円前後が目安になります。同じ延床面積でも基礎・屋根の面積が2階建てより大きくなるため、坪単価が上振れしやすいのが理由です。
セキスイハイム全体の坪単価・商品別の内訳については、以下の記事で詳しく解説しています。

商品タイプ別の坪単価の違い
鉄骨系の平屋(成長を育む平屋・大人を愉しむ平屋・1.5階建て・デザイン重視)は、ユニット工法と高い耐震性能が価格に反映され、坪単価85〜130万円が目安です。木質系「つながる平屋」は、鉄骨系よりやや抑えめの坪単価80〜115万円程度が目安になります。
太陽光発電・蓄電池・快適エアリー(全館空調)などの設備をフル装備すると、どちらのタイプも坪単価がさらに上がる点は押さえておきましょう。
坪単価だけで総額を判断しない
「坪単価×坪数=建築費用」と単純に計算すると、実際の総額とはズレが生じます。本体工事費以外にも、付帯工事費・外構費・地盤改良費・設計料・諸費用などが別途かかるためです。
一般的に、総額は本体工事費の1.3倍前後になると見込んでおくと安心です。筆者自身、住友林業で家を建てる際に外構費用が想定を大幅に超えた経験があります。それほど凝ったデザインではなかったにもかかわらず、外構見積もりは600万円を超えました。
セキスイハイムを含む複数社から無料でプランと見積もりを取り寄せて、総額ベースで比較することが失敗を避ける近道です。
セキスイハイムの平屋|坪数別・総額シミュレーション【20坪〜40坪】
セキスイハイムの平屋を建てる場合の総額目安を、坪数別にシミュレーションしました。坪単価を3パターン(80万円・100万円・130万円)に分けて試算しています。

20坪〜40坪の坪数別・総額シミュレーション表
下記の表は、総額を本体工事費の約1.3倍で算出した目安です。
| 坪数 | 坪単価80万円 | 坪単価100万円 | 坪単価130万円 |
|---|---|---|---|
| 20坪 | 本体1,600万円/総額2,080万円 | 本体2,000万円/総額2,600万円 | 本体2,600万円/総額3,380万円 |
| 25坪 | 本体2,000万円/総額2,600万円 | 本体2,500万円/総額3,250万円 | 本体3,250万円/総額4,225万円 |
| 30坪 | 本体2,400万円/総額3,120万円 | 本体3,000万円/総額3,900万円 | 本体3,900万円/総額5,070万円 |
| 35坪 | 本体2,800万円/総額3,640万円 | 本体3,500万円/総額4,550万円 | 本体4,550万円/総額5,915万円 |
| 40坪 | 本体3,200万円/総額4,160万円 | 本体4,000万円/総額5,200万円 | 本体5,200万円/総額6,760万円 |
※総額は本体工事費に付帯工事費・外構費・設計料・諸費用等を含めた概算です。実際の金額はプランや土地条件によって異なります。
20坪台(夫婦・シニア世帯)で建てる場合
20坪台は、夫婦2人暮らしやセカンドライフを見据えたシニア世帯に人気の坪数帯です。「大人を愉しむ平屋」の坪単価目安(85〜130万円)で試算すると、本体工事費は1,700万〜2,600万円、総額では2,210万〜3,380万円程度が目安になります。
寝室・LDK・水回りをコンパクトにまとめつつ、段差の少ないバリアフリー設計にすることで、無理のない広さでも快適に暮らせるのがこの坪数帯の特徴です。
30坪台(子育てファミリー世帯)で建てる場合
子ども2人以上のファミリー世帯では、30〜35坪が検討の中心になります。30坪であれば本体工事費2,400万〜3,900万円、総額では3,120万〜5,070万円程度が目安です。
「成長を育む平屋」は可変性の高い間取りが特徴なので、子どもの成長に合わせて個室を仕切ったり、収納を増やしたりといった将来的な変化にも対応しやすい坪数帯です。
40坪〜(二世帯・収納重視の世帯)で建てる場合
二世帯同居や、趣味の道具・荷物が多い世帯では40坪以上を検討するケースも少なくありません。40坪であれば本体工事費3,200万〜5,200万円、総額では4,160万〜6,760万円程度が目安です。
坪数が大きくなるほど、「1.5階建て」の平屋による小屋裏収納の活用や、木質系「つながる平屋」の回遊動線といった提案の自由度が活きてきます。
セキスイハイムの平屋のメリット
坪単価が2階建てより上がりやすい平屋ですが、セキスイハイムならではのメリットも多くあります。主なメリットを確認しましょう。

ユニット工法による品質の安定と短工期
セキスイハイムの最大の特徴は、住宅の約8割を工場で生産する「ユニット工法」です。天候に左右されにくく品質が安定するため、施工不良のリスクが低いのが強みです。平屋は接地面積が広く現場での作業量も増えやすい建物タイプだけに、工場生産による品質の均一化は大きなメリットになります。
現場での工程が短縮できる分、着工から完成までの工期を読みやすい点も、住宅ローンや仮住まいの計画を立てやすいメリットです。
高い耐震性能と快適エアリー(全館空調)
セキスイハイムは鉄骨・木質どちらの構造も耐震等級3を標準とする高い耐震性能が特徴です。家全体の温度を一定に保つ全館空調「快適エアリー」を導入すれば、冷暖房の効きが均一になり、平屋特有の「部屋ごとの温度差」も抑えられます。
ワンフロアで生活が完結する平屋は、全館空調との相性が良い建物タイプです。段差のない暮らしやすさに、快適な室温を組み合わせられる点は大きな魅力です。
太陽光発電・蓄電池でエネルギーを自給できる
セキスイハイムは太陽光発電・蓄電池に強く、エネルギーの自給自足を目指した家づくりが得意です。平屋は屋根面積が2階建てより広く確保できるため、太陽光パネルをより多く搭載しやすいという構造的なメリットもあります。
初期費用は上がりますが、売電収入や自家消費によって光熱費を長期的に抑えられる点は、平屋×太陽光の組み合わせならではの強みです。
セキスイハイムの平屋のデメリット・注意点
メリットだけでなく、契約前に知っておくべきデメリットや注意点も正直にお伝えします。

総二階より坪単価・土地代がかさみやすい
ここまで解説してきた通り、同一仕様で比較すると平屋は2階建てより坪単価が高くなる傾向があります。また、同じ延床面積を確保するにはより広い土地が必要になるため、土地代を含めた総予算が膨らみやすい点にも注意が必要です。
資材費・人件費の高騰による値上げが続いているハウスメーカーも多いため、平屋を検討中の方も早めに見積もりを取得しておくことをおすすめします。セキスイハイムの値上げ動向については、以下の記事で詳しく解説しています。

ユニット工法ゆえの間取りの制約
ユニット工法は品質が安定する一方、ユニットの寸法が規格化されているため、完全自由設計のメーカーと比べると間取りの自由度に一定の制約があります。柱のない大空間リビングや変形敷地への対応力を最優先したい場合は、事前に営業担当者へ具体的な要望を伝えて実現可否を確認しておきましょう。
鉄骨系4タイプ・木質系「つながる平屋」のどのシリーズを選ぶかによっても対応できる間取りの幅が変わるため、複数のプランを比較検討することが後悔を防ぐポイントです。
外構費用は別途しっかり確保する
平屋は建物が横に広がる分、同じ敷地でも外構に使えるスペースが限られやすくなります。筆者が住友林業で家を建てた際も、それほど凝ったデザインではなかったにもかかわらず、外構見積もりは600万円を超えました。外構は「安さだけ」で選ぶのはリスクがあります。審査を通った業者から選べる一括比較サービスを使うか、ハウスメーカーに一括で依頼するのが安心です。
セキスイハイムの平屋を建てるときの間取りのコツ
平屋はすべての部屋を1階に収める必要があるため、間取りの工夫が住みやすさを大きく左右します。セキスイハイムで平屋を検討する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
生活動線をコンパクトに一直線・回遊型にまとめる
平屋は階段の上り下りがない分、家事や子育ての動線をどれだけ短くできるかが快適さの決め手になります。キッチン・洗面・浴室・物干しスペースを一直線あるいは回遊できる配置にすると、家事の移動距離を大幅に減らせます。
木質系「つながる平屋」は回遊動線を強みとした企画設計のため、家事動線を重視したい方は特に相性の良い選択肢です。
「1.5階建て」で収納・趣味スペースを確保する
平屋は2階に収納を逃せないため、荷物が増えるとリビングや廊下に生活感が出やすくなります。セキスイハイムの「1.5階建て」の平屋なら、屋根の勾配を活かした小屋裏空間を趣味室や収納として活用でき、平屋の弱点になりがちな収納不足を構造的に解消できます。
ウォークインクローゼットやパントリー、シューズクロークといった1階の収納計画とあわせて検討すると、より生活感の出にくい住まいになります。
中庭・コの字プランで採光とプライバシーを両立
平屋はすべての部屋が1階にあるため、間取りによっては採光やプライバシーの確保が難しくなることがあります。建物をコの字型に配置して中庭を設けると、外部からの視線を遮りながら各部屋に光を取り込める間取りになります。
平屋の間取りパターンや坪数別の実例については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

セキスイハイムの平屋を他社ハウスメーカーと比較
セキスイハイムの平屋の坪単価が、他のハウスメーカーと比べてどの水準にあるか確認しましょう。
主要ハウスメーカーの平屋坪単価比較表
| ハウスメーカー | 平屋の坪単価目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| セキスイハイム | 80〜130万円 | ユニット工法・鉄骨4タイプ+木質「つながる平屋」 |
| 積水ハウス | 135〜165万円 | 鉄骨イズ・木造シャーウッドの2構法、邸別自由設計 |
| 住友林業 | 95〜130万円 | 木造BF構法・GRAND LIFE・木の質感 |
| 大和ハウス | 90〜135万円 | 鉄骨・xevoシリーズの平屋 |
| ヘーベルハウス | 95〜145万円 | 重量鉄骨・ALCコンクリート |
| 一条工務店 | 65〜115万円 | 高気密高断熱・全館床暖房 |
| ミサワホーム | 70〜165万円 | 木質パネル・蔵収納・制震MGEO |
| タマホーム | 50〜75万円 | 木造軸組・ローコスト住宅 |
※坪単価は本体工事費の目安であり、実際のプラン・仕様によって大きく変動します。セキスイハイムの平屋は大手の中では中〜やや高めの価格帯に位置しますが、工場生産による品質の安定と全館空調・太陽光への強みが特徴です。
積水ハウスとの違い
名前が似ているため混同されがちですが、セキスイハイム(積水化学工業)と積水ハウスは資本関係のない別会社です。セキスイハイムはユニット工法による工場生産の比率が高く、品質の安定性と工期の短さが強みで、坪単価もやや抑えめな傾向があります。
一方、積水ハウスは邸別自由設計による意匠性・設計自由度の高さが強みで、坪単価も上位の価格帯に位置します。品質の安定と工期の短さを取るならセキスイハイム、平屋ならではの敷地を活かした自由な設計を取るなら積水ハウスという選び方になります。両社の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

住友林業との違い
住友林業の平屋は専用商品GRAND LIFEを中心に坪単価95〜130万円が目安で、木の質感と開放感のある大空間リビングが強みです。セキスイハイムは工場生産による品質の均一化と、太陽光・蓄電池によるエネルギー自給の強みで、坪単価はやや抑えめの水準です。
木の質感を最優先するなら住友林業、品質の安定と光熱費対策を重視するならセキスイハイムという選び方になります。
セキスイハイムの平屋に関するよくある質問
セキスイハイムの平屋について、検討中の方からよく寄せられる質問にお答えします。
まとめ:セキスイハイムの平屋は用途別の商品ラインナップが強み
セキスイハイムの平屋は、鉄骨系4タイプ(成長を育む平屋・大人を愉しむ平屋・1.5階建て・デザイン重視)と木質系「つながる平屋」から選べ、坪単価は80〜130万円が目安です。2階建てと比べると基礎・屋根面積の増加分だけ坪単価が上がる傾向があるため、坪単価と土地代を含めた総額の両面から検討することが大切です。
ユニット工法による品質の安定と短工期、耐震性能、太陽光・全館空調による快適性は、暮らし方に応じたコンセプト別の商品と組み合わせることでより活きてきます。坪単価だけで判断せず、坪数別の総額シミュレーション・間取りのコツ・他社との比較まで含めた総合的な視点で検討することが後悔しない家づくりにつながります。
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