「リノベーションってリフォームと何が違うの?」「費用はどれくらいかかるの?」と疑問に思っていませんか。リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修を行い、住まいの性能やデザインを新築時以上に向上させることです。
近年は中古マンションを購入してリノベーションする「中古×リノベ」も人気が高まっています。新築より費用を抑えながら、自分好みの間取りやデザインを実現できる点が魅力です。
この記事では、リノベーションの意味・リフォームとの違い・種類・費用相場・メリットデメリット・進め方の流れ・補助金制度までわかりやすく解説します。
リノベーションとは?意味と定義をわかりやすく解説
まずはリノベーションの基本的な意味と定義を押さえましょう。英語の「renovation」が語源で、「刷新・再生」を意味する言葉です。
リノベーションの意味
リノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を行い、性能やデザインを新築時以上に向上させる改修のことです。一般社団法人リノベーション協議会では「中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修を、その家での暮らし全体に対処する形で包括的に行うこと」と定義しています。
具体的には、間取りの変更・配管や配線の一新・断熱性能の強化・耐震補強などが含まれます。単なる修繕ではなく、住まいの価値そのものを高める工事がリノベーションです。
リノベーションが注目される背景
リノベーションが注目される背景には、中古住宅市場の拡大があります。国土交通省の統計によると、既存住宅の流通シェアは年々増加傾向にあります。新築価格の高騰に加え、好立地の中古物件を活用したいというニーズが高まっています。
さらにSDGsやサステナビリティの観点からも、既存の建物を壊さずに活かすリノベーションは社会的に注目されています。自治体の補助金制度も拡充されており、今後ますます身近な選択肢になるでしょう。
リノベーションの目的と具体例
リノベーションの主な目的は、現在のライフスタイルに合った住まいをつくることです。築20年以上の住宅では、間取りや設備が現代の暮らしに合わないケースが多くあります。
たとえば、細かく区切られた部屋をワンフロアのLDKに変更したり、断熱材を追加して冬でも暖かい住まいに変えたりできます。在宅勤務の増加に伴い、書斎やワークスペースを新設するリノベーションも増えています。
- 間取りを変えて家族構成やライフスタイルに合わせたい
- 断熱・耐震など住宅性能を現代基準に引き上げたい
- デザインを一新して理想の住空間をつくりたい
- 中古物件を購入して新築より安く好立地に住みたい
- 老朽化した配管・配線をまとめて更新したい
リノベーションの対象(戸建て・マンション)
リノベーションは戸建て・マンションのどちらでも可能です。ただし、対象によって工事範囲や注意点が異なります。
| 項目 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| 工事の自由度 | 高い(外壁・屋根も可) | 専有部分のみ |
| 間取り変更 | 構造に応じて柔軟 | 管理規約の制限あり |
| 外観の変更 | 可能 | 不可(共用部分) |
| 配管の移動 | 自由度が高い | 階下への影響を考慮 |
| 管理組合の承認 | 不要 | 必要な場合が多い |
マンションの場合は、窓・玄関ドア・バルコニーなどの共用部分は工事できません。事前に管理規約を確認しましょう。
リノベーションとリフォームの違い
リノベーションとリフォームは混同されがちですが、工事の目的・規模・費用が大きく異なります。ここでは両者の違いを比較表で整理します。
リフォームとリノベーションの比較表
| 比較項目 | リフォーム | リノベーション |
|---|---|---|
| 目的 | 原状回復(新築時に近づける) | 性能・価値の向上(新築以上に) |
| 工事規模 | 小〜中規模(部分的な修繕) | 中〜大規模(間取り変更含む) |
| 間取り変更 | 基本的にしない | 大幅に変更可能 |
| デザイン性 | 既存デザインの回復 | 自由に一新できる |
| 費用目安 | 数十万〜300万円程度 | 500万〜2,000万円以上 |
| 工期 | 数日〜1か月 | 1〜6か月 |
| 具体例 | 壁紙の張替え・設備交換 | 間取り変更・スケルトン改修 |
簡単にまとめると、リフォームは「元に戻す工事」、リノベーションは「新しく生まれ変わらせる工事」です。古くなったキッチンを同等品に交換するのがリフォーム、間取りごと変えて対面キッチンにするのがリノベーションとイメージしてください。
リフォームとリノベーションの違いについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

リフォームとリノベーション、どちらを選ぶべき?
どちらを選ぶかは、工事の目的と予算で判断しましょう。以下の基準が参考になります。
- 古くなった設備を新しくしたい
- 間取りは今のままで問題ない
- 費用と工期を最小限に抑えたい
- 間取りやデザインを自由に変えたい
- 中古物件を購入して理想の住まいをつくりたい
- 断熱・耐震など住宅性能を根本から改善したい
リノベーションの種類
リノベーションは工事の規模や範囲によっていくつかの種類に分かれます。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったタイプを選びましょう。
フルリノベーション
フルリノベーションは、住まい全体を一度に改修する方法です。間取りの変更・内装の一新・設備の交換・配管の更新をまとめて行います。
住まい全体の統一感が出やすく、仕上がりの満足度が高い方法です。ただし費用は最も高く、工期も長くなります。費用目安はマンション60㎡で900万〜1,200万円程度です。
「どうせやるなら一度にまとめてやりたい」という方に向いています。部分的に分けて工事するより、トータルコストを抑えられることもあります。フルリフォーム(フルリノベーション)の費用については以下の記事で詳しく解説しています。

スケルトンリノベーション
スケルトンリノベーションは、内装をすべて解体して構造躯体(スケルトン)だけの状態にしてから改修する方法です。配管・配線・断熱材もすべて新しくするため、築古物件でも新築同等の性能にできます。
マンションでは、コンクリートの躯体だけ残してゼロから空間をつくり直します。自由度は最も高いですが、費用も最も大きくなります。築40年以上の物件で配管の全面交換が必要な場合や、間取りを大幅に変えたい場合に選ばれます。
部分リノベーション
部分リノベーションは、キッチン・浴室・リビングなど特定の部分だけを改修する方法です。「LDKだけ広くしたい」「水回りだけ一新したい」といった場合に向いています。
フルリノベーションに比べて費用を抑えられるのがメリットです。ただし改修しない部分との差が目立つ場合もあるため、将来的な計画も考慮しましょう。
中古を買ってリノベーション
「中古×リノベ」は、中古物件を購入してからリノベーションするスタイルです。新築を購入するより費用を抑えつつ、好立地の物件を選べる点が人気の理由です。
物件購入とリノベーション費用を合わせても、同エリアの新築より2〜3割安くなるケースがあります。住宅ローンを物件費用とリノベーション費用を一本化できる「リノベ一体型ローン」を使えば、金利面でも有利です。
中古マンション×リノベーションの詳しい費用や進め方は以下の記事で解説しています。

| 種類 | 工事範囲 | 費用目安 | 工期目安 | 自由度 |
|---|---|---|---|---|
| フルリノベーション | 住まい全体 | 900万〜1,500万円 | 4〜6か月 | 高い |
| スケルトンリノベーション | 躯体以外すべて | 800万〜2,000万円以上 | 5〜7か月 | 最も高い |
| 部分リノベーション | 特定箇所のみ | 100万〜500万円 | 1〜3か月 | 限定的 |
| 中古×リノベ | 物件購入+改修 | 物件価格+リノベ費用 | 3〜6か月 | 高い |
リノベーションのメリット5つ
リノベーションには新築にはない独自のメリットがあります。ここでは代表的な5つのメリットを紹介します。
自由な間取り・デザインを実現できる
リノベーション最大の魅力は、間取りやデザインの自由度の高さです。壁を取り払って開放的なLDKにしたり、書斎やワークスペースを新設したりと、ライフスタイルに合った空間をつくれます。
建売住宅やマンションの既成の間取りでは満足できない方にとって、リノベーションは理想の住まいを実現する手段です。無垢材のフローリング・タイル張りのキッチン・造作家具など、細部までこだわった空間を実現できます。
新築より費用を抑えられる
中古物件の購入費用+リノベーション費用は、同エリアの新築物件より安くなるケースが多いです。とくに都心部など地価が高いエリアでは、同じ予算でもより広い物件や好立地を選べます。
物件の選択肢が新築に限定されないため、エリア・広さ・予算のバランスが取りやすくなります。たとえば都心の新築マンション70㎡が7,000万円のエリアでも、中古物件4,000万円+リノベ1,500万円で合計5,500万円に収まるケースもあります。
好立地の物件を選べる
駅近や人気エリアでは新築の供給が少なく、価格も高騰しがちです。中古物件なら選択肢が豊富なため、希望のエリアで見つかる可能性が高まります。
立地にこだわりたい方にとって、中古×リノベーションは非常に有力な選択肢です。
住宅性能を現代基準に引き上げられる
リノベーションでは、断熱材の追加・二重窓の設置・耐震補強など、住宅性能を根本から改善できます。築古物件でも現代の基準に合った快適な住まいに生まれ変わります。
とくに1981年以前の旧耐震基準の建物は、耐震補強を行うことで安全性が大幅に向上します。
資産価値の維持・向上が期待できる
適切なリノベーションを行うことで、中古物件の資産価値を維持・向上させることが可能です。とくにマンションでは、築年数による価格下落が緩やかになる築20年以降の物件を購入してリノベーションするのが賢い選択とされています。
リノベーション協議会の「適合リノベーション住宅」基準を満たす物件は、中古市場での評価も高くなります。
リノベーションのデメリット・注意点
メリットが多いリノベーションですが、事前に知っておくべきデメリットもあります。後悔しないために、注意点を確認しておきましょう。
工事費用が高額になりやすい
リノベーションは大規模な工事のため、費用は数百万〜2,000万円以上になることもあります。解体後に配管の劣化やシロアリ被害が見つかり、追加費用が発生するケースも少なくありません。
見積もり段階で予備費(総額の10〜15%程度)を確保しておくと安心です。
工期が長く仮住まいが必要になる
フルリノベーションの場合、設計から工事完了まで4〜7か月かかるのが一般的です。工事期間中は住めないため、仮住まいの手配と家賃も必要になります。
中古物件の引き渡し後にリノベーションを行う場合は、仮住まい費用も資金計画に含めましょう。
構造上の制約がある
建物の構造によっては、希望の間取りを実現できない場合があります。マンションでは壁式構造の壁を撤去できず、戸建てでは在来工法の柱を動かせないことがあります。
また、マンションの管理規約で床材の遮音等級が指定されている場合や、配管の移動に制限がある場合もあります。事前に建物の構造と管理規約を確認することが大切です。
住宅ローンの条件が異なる場合がある
中古物件の購入とリノベーションを別々のローンで組むと、金利が高くなることがあります。物件購入費用とリノベーション費用をまとめて借りられる「一体型ローン」を利用すると、金利を抑えられます。
ただし一体型ローンは施工会社の見積もりが必要なため、物件探しとリノベーション会社選びを同時に進める必要があります。ワンストップでサポートしてくれる会社を選ぶとスムーズです。
リノベーション費用の相場はいくら?
リノベーション費用は物件の種類・広さ・工事内容によって大きく変わります。ここでは戸建て・マンション別の費用相場を紹介します。費用の詳しい内訳や節約のコツは別記事で解説しています。
戸建て・マンション別の費用相場一覧
| 物件タイプ | 平米単価の目安 | 60㎡の費用目安 | 80㎡の費用目安 |
|---|---|---|---|
| マンション | 15万〜20万円/㎡ | 900万〜1,200万円 | 1,200万〜1,600万円 |
| 戸建て | 10万〜22万円/㎡ | 600万〜1,320万円 | 800万〜1,760万円 |
戸建ては外壁・屋根・基礎などの工事まで含めると費用が膨らみやすい一方、内装中心なら抑えられるため、マンションより価格帯の振れ幅が大きい傾向です。築年数が古いほど配管の更新費用や耐震補強費用がかさむ点にも注意しましょう。
箇所別のリノベーション費用目安
| 工事箇所 | 費用目安 |
|---|---|
| キッチン | 80万〜250万円 |
| 浴室 | 80万〜200万円 |
| トイレ | 30万〜80万円 |
| 洗面所 | 30万〜80万円 |
| リビング・間取り変更 | 100万〜500万円 |
| 断熱リノベーション | 200万〜500万円 |
| 耐震補強 | 100万〜300万円 |
上記はあくまで目安です。グレードや施工条件によって大きく変動します。正確な費用を知るには、複数社から見積もりを取って比較するのがおすすめです。
リノベーション費用の詳しい内訳や節約のコツは、以下の記事をご覧ください。

リノベーションの進め方・流れ7ステップ
リノベーションは設計から入居まで多くのステップがあります。全体の流れを事前に把握しておくとスムーズに進められます。
全体の流れと期間の目安
- 情報収集・予算の整理(1〜2週間)
- リノベーション会社の比較・選定(2〜4週間)
- 物件探し(中古×リノベの場合)(1〜3か月)
- 現地調査・ヒアリング(1〜2週間)
- 設計・プラン確定(1〜2か月)
- 工事(2〜4か月)
- 完成・引き渡し・入居
中古物件の購入からリノベーション完了まで、トータルで6〜12か月程度を見込んでおくとよいでしょう。既存住宅のリノベーションでも設計から入居まで4〜7か月はかかります。工期が長引く原因としては、解体後に想定外の劣化が見つかるケースが多いです。
スケジュールに余裕がないと、検討不足のまま決断を迫られることになります。とくに設計段階では納得いくまでプランを練ることが、後悔しないリノベーションの秘訣です。
リノベーション会社の選び方
リノベーション会社選びは、仕上がりの満足度を左右する重要なポイントです。大手リノベ会社・工務店・設計事務所系の3タイプがあります。
| 会社タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 大手リノベ会社 | ワンストップ対応・実績豊富 | 初めてのリノベで安心感を重視 |
| 工務店 | 地域密着・柔軟な対応 | コストを抑えたい・地元で相談したい |
| 設計事務所系 | デザイン性が高い | こだわりのデザインを実現したい |
1社だけで決めず、最低でも3社から見積もりを取って比較することが大切です。同じ工事内容でも会社によって100万〜300万円の差が出ることは珍しくありません。
見積もりを比較する際は、金額だけでなく施工事例・担当者の提案力・アフターサポート体制もチェックしましょう。一括見積もりサービスを利用すれば、手間を省いて複数社を比較できます。
失敗しないための3つのポイント
- 予備費を総額の10〜15%確保しておく(解体後の追加工事に対応)
- 工事の優先順位を明確にする(予算オーバー時に何を削るか事前に決める)
- 施工事例と担当者との相性で会社を選ぶ(価格だけで決めない)
とくに解体後の追加費用は、リノベーションでよくあるトラブルです。「予算ギリギリ」ではなく余裕を持った資金計画が安心です。
リノベーションで使える補助金・減税制度【2026年】
リノベーションでは国や自治体の補助金・減税制度を活用することで費用を大幅に抑えられます。2026年時点で利用できる主な制度を紹介します。
国の主な補助金制度
| 制度名 | 対象工事 | 補助額の上限 |
|---|---|---|
| 先進的窓リノベ事業 | 窓の断熱改修 | 最大200万円/戸 |
| 給湯省エネ事業 | 高効率給湯器の導入 | 最大20万円/台 |
| 子育てエコホーム支援事業 | 省エネリフォーム全般 | 最大60万円/戸 |
上記は2026年6月時点の情報です。補助金制度は予算上限に達すると受付終了になるため、最新の受付状況は各制度の公式サイトで必ず確認してください。
住宅ローン減税・リフォーム減税
リノベーション費用が一定額以上の場合、住宅ローン減税の対象になります。ローン残高の0.7%が最大13年間、所得税・住民税から控除されます。
また、ローンを使わない場合でも「リフォーム促進税制(投資型減税)」を利用できます。耐震・バリアフリー・省エネなどの工事が対象で、工事費用の10%が所得税から控除されます。
補助金と減税を併用できるケースもありますが、同一工事への二重適用はできないため、リノベーション会社に相談して最適な組み合わせを確認しましょう。
自治体独自の補助金も要チェック
国の制度に加えて、各自治体が独自のリノベーション補助金を設けている場合があります。耐震補強・バリアフリー改修・省エネリフォームなどが対象で、数十万円の上乗せ補助を受けられることもあります。
自治体の制度はお住まいの地域の市区町村役場やホームページで確認してください。国の補助金と自治体の補助金は併用できるケースも多いため、両方の制度を調べておくと費用を大幅に抑えられます。
リノベーションでできること・事例タイプ
「リノベーションで実際にどこまで変えられるの?」という疑問に、代表的な事例タイプで回答します。
間取り変更・LDKの拡大
細かく区切られた部屋の壁を取り払い、広いLDKをつくるのはリノベーションの定番です。対面キッチンへの変更やアイランドキッチンの設置も人気があります。
キッチンリノベーションの費用や注意点は以下の記事で解説しています。

断熱・省エネリノベーション
断熱材の追加・二重窓(内窓)の設置・高効率給湯器への交換などで、住まいの省エネ性能を大幅に向上させられます。冷暖房効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。
先進的窓リノベ事業では窓の断熱改修に最大200万円の補助金が出るため、コストを抑えながら快適性を高められます。
水回りの一新
キッチン・浴室・トイレ・洗面所をまとめてリノベーションするケースも多いです。水回りは使用頻度が高く劣化しやすいため、築20年以上の物件では配管の更新と合わせて一新するのがおすすめです。
水回りリフォームの費用については以下の記事で詳しく解説しています。

耐震補強リノベーション
1981年以前に建てられた旧耐震基準の建物は、耐震補強が必要になるケースがあります。筋交いの追加・基礎の補強・接合部の金物補強などで、現行の耐震基準をクリアする性能に引き上げます。
耐震診断は自治体の無料・補助制度を利用できることが多いため、まずは自治体の窓口に問い合わせてみましょう。耐震補強工事には100万〜300万円程度かかりますが、自治体の補助金で費用の一部を賄えるケースがほとんどです。
バリアフリーリノベーション
高齢の家族がいる場合や将来の老後に備えて、段差の解消・手すりの設置・廊下の幅の拡大などのバリアフリーリノベーションも人気です。車椅子でも移動しやすい間取りに変更したり、浴室に滑りにくい床材を採用したりします。
バリアフリー改修は介護保険や自治体の補助金の対象になることがあります。将来的な介護の負担を軽減する投資として検討する価値があります。
リノベーションで失敗しないための注意点
リノベーションは大きな投資です。よくある失敗パターンを知っておくことで、後悔を防げます。
物件のインスペクション(建物状況調査)を実施する
中古物件を購入する際は、契約前にインスペクション(建物状況調査)を行いましょう。建物の劣化状況・シロアリ被害・雨漏りの痕跡などを専門家が診断してくれます。
費用は5万〜10万円程度ですが、購入後に大きな欠陥が見つかるリスクを回避できます。とくに築30年以上の物件では必須といえる調査です。インスペクションで問題が見つかった場合は、リノベーション費用に上乗せされる工事内容を事前に把握できるため、資金計画の精度が格段に上がります。
マンションの管理規約を事前に確認する
マンションのリノベーションでは、管理規約による制限を事前に確認してください。よくある制限事項を以下にまとめます。
- 床材の遮音等級(L-45以上が求められることが多い)
- 水回り配管の移動制限
- 工事可能な時間帯・曜日
- 管理組合への届出・承認手続き
- 共用部分(窓・玄関ドア・バルコニー)は工事不可
マンションのリノベーション費用については以下の記事で詳しく解説しています。

見積もりは必ず複数社で比較する
リノベーション費用は会社によって大きく異なります。同じ工事内容でも数百万円の差が出ることは珍しくありません。
1社の見積もりだけでは相場が判断できないため、最低3社から見積もりを取って比較しましょう。一括見積もりサービスを利用すれば、手間を省いて複数社の提案を比較できます。
リノベーションとは?に関するよくある質問
リノベーションに関してよく寄せられる質問をまとめました。
まとめ:リノベーションとは何かを理解して理想の住まいを実現しよう
リノベーションとは、既存の建物を大規模に改修して性能やデザインを新築以上に向上させることです。この記事のポイントを振り返ります。
- リノベーションは「原状回復」のリフォームとは異なり、住まいの価値を向上させる改修
- 種類はフル・スケルトン・部分・中古×リノベの4タイプ
- 費用相場はマンションで平米15万〜20万円、戸建てで平米15万〜35万円
- 補助金・減税制度を活用すれば費用を大幅に抑えられる
- 複数社から見積もりを取って比較することが成功の鍵
リノベーションは大きな投資ですが、正しい知識と計画があれば理想の住まいを実現できます。まずは複数のリノベーション会社から無料で見積もりを取り、費用感と提案内容を比較することから始めてみてください。




