「日本ハウスホールディングスの坪単価っていくらなの?」と気になっていませんか。日本ハウスホールディングスは坪単価55〜140万円で檜(ひのき)の注文住宅を建てられるメーカーです。
ただし坪単価は商品グレードで大きく変わり、契約者の約6割が選ぶ主力ラインなら坪55〜70万円台に収まります。筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社に実際に相談し、2025年5月に住友林業で注文住宅を建てた経験があります。
この記事では、日本ハウスホールディングスの商品別坪単価や坪数別の総額シミュレーション、名前が似ていて混同されやすい「レオハウス」との違いまでわかりやすく解説します。
日本ハウスホールディングスの坪単価は55〜140万円が目安
まずは坪単価の全体感を押さえておきましょう。商品グレードによって倍以上の開きがあるのが特徴です。

坪単価の相場と価格の幅
日本ハウスホールディングスの坪単価は、もっとも標準的な「輝」「雅」ラインで55〜70万円が目安です。上位グレードの「極」「館」を選ぶと、坪単価は80万円台〜140万円まで上がります。
複数の比較サイトの実勢データを見ると、実際に建てた人の平均坪単価は66〜75万円前後に集中しています。最上位の「館」は特別仕様に近く、多くの契約者が選ぶ価格帯ではありません。
なぜここまで幅がある?商品ラインナップの違い
坪単価に幅があるのは、日本ハウスホールディングスが「館」「極」「輝」「雅」という4段階のグレードに加え、規格住宅の「クレステージ」まで幅広い商品を用意しているためです。同じ檜の家でも、柱の太さや標準仕様のグレードで坪単価は50万円以上変わります。
そのため「日本ハウスHDの坪単価=○○万円」と一括りにはできません。次の章で商品別の目安を詳しく見ていきましょう。
坪単価は値上がり傾向にある
他の大手ハウスメーカーと同様に、日本ハウスホールディングスの坪単価も資材価格・人件費の高騰を背景に上昇傾向が続いています。数年前の見積もり事例をそのまま参考にすると、現在の実勢価格との間にズレが生じることがあります。
檜の無垢材は輸入木材と比べて価格変動の影響を受けにくい面がありますが、鉄部材や設備機器のコストは上がり続けています。ネット上の古い坪単価情報を鵜呑みにせず、検討時は最新の見積もりで確認することが大切です。
日本ハウスホールディングスとはどんな会社?
日本ハウスホールディングスは、1969年に岩手県盛岡市で創業した東証プライム上場企業です(証券コード1873)。もとは「東日本ハウス株式会社」という社名でしたが、2015年に現在の社名へ変更しました。
在来木造工法にこだわり、檜(ひのき)を構造材からフローリングまで使う「日本の家・檜の家」を主力ブランドとして展開しています。全国展開する住宅メーカーの中でも、檜の使用量の多さに強みを持つ会社です。
注文住宅事業に加えて、リフォーム・メンテナンス事業や分譲マンションの企画・施工・販売も手がけています。新築だけでなく、建てた後のメンテナンス体制まで自社グループで完結できる点は、長く住み続ける上での安心材料です。
日本ハウスホールディングスの商品別坪単価一覧|館・極・輝・雅とクレステージ
日本ハウスホールディングスには複数の商品ラインがあり、それぞれ坪単価が異なります。代表的な5商品の目安を一覧で確認しましょう。

商品別の坪単価一覧
| 商品 | グレード | 坪単価の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 館(たち) | 最上位 | 130〜140万円 | 檜4寸角柱・最高グレードの設備 |
| 極(きわみ) | 上位 | 80〜95万円 | 檜4寸角柱・60年長期保証 |
| 輝(かがやき) | 主力 | 55〜70万円 | 檜3.5寸角柱・契約者の約6割が選択 |
| 雅(みやび) | 主力 | 55〜70万円 | 檜3.5寸角柱・輝とほぼ同仕様 |
| 匠の技クレステージ28 | 規格住宅 | 70〜80万円 | 28プランから選ぶセミオーダー |
| 平屋の家 | 平屋専用 | 60〜85万円 | 平屋に特化した自由設計 |
主力ラインの「輝」「雅」は契約者の約6割が選択
日本ハウスホールディングスで家を建てる人の約6割が選んでいるのが「輝」「雅」です。坪単価55〜70万円と、同社の商品の中では手が届きやすい価格帯にあります。
構造材には檜の無垢柱3.5寸角を使用し、耐震等級3をクリアする「新木造ストロング工法」を標準採用しています。価格を抑えながら檜の質感をしっかり味わえる、コストパフォーマンスの高いラインです。
上位グレード「極」「館」は檜4寸角柱が標準
「極」「館」は檜の無垢柱を4寸角(約120mm)まで太くした上位グレードです。坪単価は80万円台〜140万円と高くなりますが、1階の天井高を2.6mまで上げられるなど設計の自由度が高まります。
構造躯体には60年の長期保証(10年ごとの有償メンテナンスが条件)が付き、長く安心して住み続けたい人に向いています。予算に余裕があるなら検討する価値があるグレードです。
規格住宅「クレステージ28」で坪単価を抑える
予算を抑えたい場合は、企画住宅の「匠の技クレステージ28」がおすすめです。あらかじめ用意された28のプランから間取り・デザインを選ぶセミオーダー形式で、坪単価は70〜80万円程度に収まります。
2,000万円台から檜の家を建てられるプランも用意されており、コストと檜の質感のバランスを取りたい人に適しています。
「日本ハウスホールディングス」と「レオハウス」は別の会社
社名や坪単価帯が近いことから、「レオハウス」と混同されることがあります。ここで正確な関係を整理しておきましょう。
結論から言うと、日本ハウスホールディングスとレオハウスに資本関係はありません。両社は完全に別のハウスメーカーです。
レオハウスはもともと株式会社ナック系列で創業した木造ローコストブランドで、2020年にヤマダ電機(現ヤマダホールディングス)に買収されました。2021年には株式会社ヤマダホームズに吸収合併され、現在は「ヤマダホームズ レオハウス事業本部」として運営されています。
坪単価だけを見ると、レオハウスは40〜85万円が目安で、日本ハウスホールディングスの主力ライン「輝」「雅」(55〜70万円)と重なる部分もあります。ただし檜へのこだわりの深さや構造の考え方は異なるため、名前の響きだけで判断せず、それぞれの商品内容を個別に確認することをおすすめします。レオハウスの坪単価も参考にしてください。
【坪数別】日本ハウスホールディングスの総額シミュレーション
坪単価がわかったら、実際の総額をイメージしておきましょう。主力ラインの「輝」「雅」を中心に、坪数別の総額を試算しました。

坪数別の本体価格・総額の目安
坪単価62〜85万円で計算した本体価格と、付帯工事費・諸費用を含めた総額の目安は次のとおりです。
| 坪数 | 本体価格の目安 | 総額の目安(付帯・諸費用込み) |
|---|---|---|
| 25坪 | 約1,550〜2,150万円 | 約1,950〜2,700万円 |
| 30坪 | 約1,860〜2,550万円 | 約2,350〜3,200万円 |
| 35坪 | 約2,170〜2,950万円 | 約2,750〜3,750万円 |
| 40坪 | 約2,480〜3,400万円 | 約3,100〜4,250万円 |
実際に日本ハウスホールディングスで建てた人の見積もり事例でも、延床35坪で本体価格2,200万〜3,000万円台、総額2,900万〜3,900万円台という報告が複数あります。上記のシミュレーションと近い水準です。
坪単価に含まれない費用に注意
坪単価は「本体工事費」を延床面積で割った金額で、外構や地盤改良などは含まれないのが一般的です。総額で予算を考える際は、坪単価以外の費用も見込んでおく必要があります。
- 付帯工事費(地盤改良・給排水引き込みなど)
- 外構・造園工事費
- 諸費用(登記・ローン手数料・火災保険など)
- カーテン・照明・オプション設備費
筆者が住友林業で家を建てた際も、外構費用の見積もりが600万円を超えて想定外の出費に驚いた経験があります。特別凝ったデザインではなかったにもかかわらずこの金額だったため、最終的には別の外構業者に依頼してコストを抑えました。坪単価だけでなく、必ず総額で予算を組むことをおすすめします。
日本ハウスホールディングスの坪単価が高めになる3つの理由
日本ハウスホールディングスの坪単価は、ローコスト系メーカーと比べるとやや高めです。価格の背景を知っておくと、納得して検討できます。
①檜無垢材と新木造ストロング工法による構造コスト
日本ハウスホールディングスは、構造材から床材まで檜(ひのき)の無垢材を多用しています。独自開発の「新木造ストロング工法」は、檜の柱4面に切溝を入れて強度と耐久性を高め、耐震等級3を標準でクリアする構造です。
太い柱や強化構造材はコストがかかりますが、その分、地震に強い骨組みと木の質感を両立できます。
②業界に先駆けた高い標準仕様
日本ハウスホールディングスは、全国展開する住宅メーカーとしては早い段階から冷暖房設備を標準仕様に組み込んできました。寒冷地ではセントラルヒーティング、一般地では高効率エアコンを設計段階から取り入れる方式です。
断熱性能もUA値0.25・C値0.5以下(全国基準)と高水準で、標準仕様の充実がそのまま坪単価に反映されています。
③60年の長期構造保証
上位グレードの「極」「館」には、構造躯体に対する60年の長期保証が付帯します(10年ごとの有償メンテナンスが条件)。長期保証の体制を維持するコストも、坪単価に含まれていると考えるとわかりやすいでしょう。
日本ハウスホールディングスのメリット・デメリット
坪単価や商品ラインナップを踏まえた上で、日本ハウスホールディングスのメリットとデメリットを整理します。良い面だけでなく注意点も知っておくと、契約後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。
日本ハウスホールディングスのメリット3選
- 檜(ひのき)を構造から内装まで使った本物志向の木の家
- 冷暖房設備が標準搭載で、設計段階から快適性を確保できる
- 上位グレードは60年の長期構造保証で長く安心
最大の魅力は、構造材からフローリングまで檜を使い切る木造住宅であることです。集成材や輸入木材が主流のメーカーが多い中、国産檜へのこだわりを一貫して貫いている点は数少ない強みといえます。
寒冷地のセントラルヒーティング、一般地の高効率エアコンを設計段階から組み込む方式も特徴です。後付けのオプションではなく標準仕様に含まれているため、間取りの自由度を保ちながら快適性を確保しやすくなっています。
日本ハウスホールディングスのデメリット3選
- ローコスト系メーカーと比べると坪単価が高め
- 大手ハウスメーカーほど展示場・営業拠点が多くない
- 商品グレードが4段階+規格住宅と複雑で比較検討に時間がかかる
タマホームやヤマダホームズなどのローコスト系メーカーと比べると、日本ハウスホールディングスの坪単価は高めです。檜へのこだわりや構造の強さが価格に反映されているため、コスト最優先の人には不向きな面があります。
また「館」「極」「輝」「雅」に加えて規格住宅の「クレステージ28」まであり、商品体系がやや複雑です。どのグレードが自分の予算・希望に合うのか、展示場や見積もりで具体的に確認する手間がかかります。
【体験談】4社を比較した筆者が感じた木造メーカー選びのポイント
ここからは、筆者が実際に4社のハウスメーカーを比較検討した一次情報をお伝えします。日本ハウスホールディングス自体への相談経験はありませんが、木の質感を重視してメーカーを選んだ経験は参考になるはずです。

木の質感を重視して住友林業を選んだ理由
筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社を比較し、最終的に木の質感へのこだわりが決め手となって住友林業で契約しました。フローリングの素材選びから天井の木材の使い方まで、木の表情の豊かさに惹かれたためです。
日本ハウスホールディングスも檜という素材に強くこだわるメーカーです。木の質感や香りを重視する人にとっては、住友林業と同じ土俵で比較検討する価値があるメーカーだといえます。
坪単価だけで判断せず、構造や標準仕様まで比較する
4社を回って痛感したのは、坪単価の数字だけでは各社の違いが見えないということです。同じ木造でも、柱の太さ・断熱性能・保証年数はメーカーごとに大きく異なります。
日本ハウスホールディングスを検討するなら、坪単価に加えて「新木造ストロング工法」の構造や標準の冷暖房設備の内容まで確認すると、他社との比較がしやすくなります。複数社の見積もりを横に並べて比較するのが、後悔しないメーカー選びの近道です。
日本ハウスホールディングスの坪単価を抑える4つのコツ
檜にこだわりながらも、工夫次第で坪単価を抑えることは可能です。実践しやすい4つのコツを紹介します。
- 規格住宅「クレステージ28」を検討する
- 「輝」「雅」など主力グレードをベースに考える
- 建物の形状をシンプルにする
- 他社の見積もりを材料に価格交渉する
規格住宅「クレステージ28」を検討する
もっとも効果が大きいのが商品選びです。フルオーダーの「館」「極」ではなく、規格住宅の「クレステージ28」を選ぶと、坪単価を10〜20万円ほど下げられることがあります。
他社の見積もりを材料に価格交渉する
日本ハウスホールディングスに限らず、ハウスメーカーは他社見積もりを材料にした価格交渉に応じる余地があります。タウンライフなどの一括見積もりで他社の金額を把握してから交渉すると、より有利に進めやすくなります。

ハウスメーカー各社の坪単価をまとめて知りたい方はハウスメーカーの坪単価比較も参考にしてください。相場感をつかんでから交渉に臨むと効果的です。
日本ハウスホールディングスの坪単価を他社と比較
日本ハウスホールディングスの坪単価が高いのか妥当なのか、同じ木造系のハウスメーカーと比較してみましょう。
| メーカー | 構造 | 坪単価の目安 |
|---|---|---|
| 日本ハウスホールディングス | 木造(在来工法) | 55〜140万円 |
| 住友林業 | 木造 | 90〜140万円 |
| 一条工務店 | 木造 | 50〜105万円 |
| ヤマダホームズ | 木造 | 55〜90万円 |
| タマホーム | 木造 | 40〜70万円 |
主力ラインの「輝」「雅」(55〜70万円)で比較すると、タマホームやヤマダホームズと近い価格帯です。一方で上位グレードの「極」「館」まで含めると、住友林業と同水準まで上がります。
檜という素材にここまで一貫してこだわるメーカーは多くありません。同じ木造大手の住友林業の坪単価や、ローコスト帯のタマホームの坪単価もあわせて比較すると、自分に合うメーカーが見えてきます。
日本ハウスホールディングスの坪単価に関するよくある質問
最後に、日本ハウスホールディングスの坪単価についてよくある質問にお答えします。
まとめ|日本ハウスホールディングスは檜の質と価格のバランスで選ぶ
日本ハウスホールディングスの坪単価は55〜140万円が目安で、契約者の約6割が選ぶ主力ライン「輝」「雅」なら55〜70万円に収まります。檜無垢材と新木造ストロング工法による構造の強さが、価格の背景にあります。
坪単価だけで判断せず、名前の似た「レオハウス」との違いも含めて、複数のメーカーを比較することが大切です。筆者自身、4社を比較したからこそ各社の強みや価格の違いを冷静に判断できました。

日本ハウスホールディングスの坪単価が適正か見極める一番の近道は、他社と比較することです。「タウンライフ家づくり」なら、複数社の間取りプラン・見積もりを無料でまとめて取り寄せられます。後悔のない家づくりのために、まずは気軽に比較してみてください。




