「注文住宅のシミュレーションを自分でやってみたい」「間取りを無料で作れるアプリはどれがいいの?」と悩んでいませんか。今はスマホやPCから無料で間取りシミュレーションができるアプリ・ツールが数多く登場しています。
筆者も住友林業を含む4社に相談して注文住宅を建てました。間取りの希望を事前に整理しておくと、ハウスメーカーとの打ち合わせが格段にスムーズになります。
この記事では、注文住宅の間取りシミュレーションに使える無料アプリ・ツールおすすめ7選を比較表付きで紹介します。選び方のコツや上手な使い方、プロに無料で間取りプランを依頼する方法まで解説するので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の間取りシミュレーションとは
注文住宅の間取りシミュレーションとは、専用のアプリやWebツールを使って住宅の間取りを画面上で作成・確認できる仕組みです。部屋の配置や広さ、窓の位置などを視覚的にチェックできます。
間取りシミュレーションでできること

間取りシミュレーションでは、主に以下のようなことが可能です。
- 部屋の数や広さを自由にレイアウトできる
- 壁やドア、窓の位置を細かく調整できる
- 家具やキッチンなどの設備を配置できる
- 3D対応ツールなら立体的に空間を確認できる
- 完成した間取りを画像で保存・共有できる
ツールによっては家具の配置だけでなく、採光のシミュレーションまで行えるものもあります。注文住宅を検討し始めた段階で、理想の間取りを具体的にイメージするのに役立ちます。
自分で間取りシミュレーションをするメリット
間取りシミュレーションを自分でやる最大のメリットは、理想の住まいを具体的にイメージできることです。頭の中にある「こんな家に住みたい」という漠然とした希望を、間取り図として可視化できます。
家族で間取り図を見ながら話し合えば、意見のすり合わせもスムーズです。完成した間取り図をハウスメーカーに見せれば、打ち合わせの出発点として活用できます。
展示場に行く前に自分の希望を整理しておけば、営業担当からの提案が自分の理想と近いかを判断する基準にもなります。事前準備としてシミュレーションを行っておく価値は大きいです。
注文住宅はハウスメーカーによって得意な間取りやデザインが異なります。事前にシミュレーションで自分の好みを把握しておくと、自分に合ったメーカーを見つけやすくなります。
無料の間取りシミュレーションアプリ・ツールおすすめ7選
ここからは、注文住宅の間取りシミュレーションに使える無料アプリ・ツールを7つ厳選して紹介します。まずは一覧表で比較してみましょう。
| ツール名 | 対応端末 | 3D対応 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 間取りTouch+ | iOS | △ | 無料 | 700種以上のパーツで直感操作 |
| Planner 5D | iOS・Android | ○ | 基本無料 | VR対応、6,400以上のアイテム |
| 再現間取りメーカー | iOS・Android | × | 無料 | マス目方式で超簡単 |
| マイホームクラウド | Web | ○ | 無料 | インストール不要、50件保存可 |
| せっけい倶楽部 | Windows | ○ | 無料 | 高機能、敷地・外構にも対応 |
| Floorplanner | Web | ○ | 基本無料 | 海外発、自動3Dモデル生成 |
| madree(マドリー) | Web | ー | 1案無料 | プロの建築家がコンペ形式で提案 |
それぞれのツールについて、特徴や使い方を詳しく見ていきましょう。
間取りTouch+|直感操作で初心者に最適

間取りTouch+は、iPhone・iPad向けの間取り作成アプリです。手書き感覚の直感的な操作で、誰でも簡単に間取り図を作成できます。
700種類以上の設備・家具パーツが用意されており、1mm単位で微調整が可能です。完成した間取り図は画像として保存・共有でき、ハウスメーカーへの相談資料としても活用できます。App Storeの間取りアプリとして長年人気を誇る定番アプリです。
- 対応OS:iOS(iPhone・iPad)
- 3D対応:△(3Dデータ変換機能あり)
- 料金:完全無料
- おすすめの人:iPhoneユーザーで手軽に始めたい方
Planner 5D|高品質3Dで本格シミュレーション

Planner 5Dは、iOS・Androidの両方に対応した本格的な間取り作成アプリです。2Dで間取りを作成した後、ワンタップで高品質な3D表示に切り替えられます。
6,400以上のアイテムカタログが搭載されており、家具や照明を自由に配置できます。VRモードを使えば、実際に家の中を歩いているかのような体験も可能です。エクステリア(外構)のデザインにも対応しているため、家の外観までトータルでイメージできます。
- 対応OS:iOS・Android
- 3D対応:○(俯瞰・一人称視点・VR対応)
- 料金:基本無料(一部アイテムは有料)
- おすすめの人:3Dで本格的にシミュレーションしたい方
再現間取りメーカー|マス目で超簡単に作成

再現間取りメーカーは、マス目を塗りつぶすだけで間取りが作れる超簡単なアプリです。iOS・Androidの両方に対応しており、初めて間取りアプリを使う方でも迷わず操作できます。
400種類以上の家具や記号を配置でき、完成した間取りをSNSで共有する機能もあります。「まずは気軽に間取りを作ってみたい」という方に最適なアプリです。操作が簡単な分、細かいサイズ調整には向いていません。
- 対応OS:iOS・Android
- 3D対応:×
- 料金:完全無料
- おすすめの人:とにかく簡単に間取りを作りたい初心者
マイホームクラウド|ブラウザで使える本格派

マイホームクラウドは、ブラウザ上で動作するWeb型の間取りシミュレーションツールです。アプリのインストールが不要なので、PCでもスマホでもすぐに使い始められます。
3D表示に対応しており、作った間取りを立体的に確認できます。無料で50件まで間取りを保存可能です。Google Mapと連携して実際の敷地に合わせた設計もできるため、土地が決まっている方に特におすすめです。
- 対応端末:Web(PC・スマホ・タブレット対応)
- 3D対応:○
- 料金:完全無料(50件まで保存可)
- おすすめの人:PCでじっくり間取りを検討したい方
せっけい倶楽部|Windows向け高機能フリーソフト

せっけい倶楽部は、Windows向けの無料間取り作成ソフトです。ダウンロードしてインストールするタイプで、オフラインでも使えます。
敷地の形状入力から外構の配置まで対応しており、かなり本格的な間取り設計が可能です。サンプル間取りをダウンロードして編集する機能もあるため、ゼロから作るのが不安な方でも始めやすいのが魅力です。
- 対応OS:Windows
- 3D対応:○
- 料金:完全無料
- おすすめの人:Windowsユーザーで高機能ソフトを使いたい方
Floorplanner|海外発の人気Webツール

Floorplannerは、海外で広く使われているWeb型の間取り作成ツールです。ブラウザで動作するためインストールは不要で、日本語にも対応しています。
壁やドア、窓を配置すると自動的に3Dモデルが生成される点が特徴です。Basicプラン(無料)でも2D・3Dの間取り作成が利用できます。洗練されたデザインのUIで、海外テイストのインテリアが好きな方にもおすすめです。
- 対応端末:Web(ブラウザ)
- 3D対応:○(自動3Dモデル生成)
- 料金:Basicプラン無料
- おすすめの人:ブラウザで手軽に3D間取りを作りたい方
madree(マドリー)|プロの建築家に依頼できる

madree(マドリー)は、自分で間取りを作るのではなく、全国の建築家にプロの間取り作成を依頼できるWebサービスです。希望条件を入力すると、複数の建築家がコンペ形式で間取りプランを提案してくれます。
ライトプランでは1案を無料で依頼できます。Instagramのフォロワー数は17万人を超えており、家づくりユーザーに広く支持されています。「自分で作るのは苦手だけど、プロの間取りを参考にしたい」という方に向いています。
- 対応端末:Web
- 3D対応:ー(プロが作成した間取り図を受け取る形式)
- 料金:ライトプラン1案無料(スタンダードプランは29,800円)
- おすすめの人:プロの間取り提案を気軽に受けたい方
間取りシミュレーションソフトとして最も知名度が高いのが、メガソフトの「3Dマイホームデザイナー」です。今回は「無料」で使えるツールに絞って紹介しているため7選には含めていませんが、家電量販店でも販売されている定番ソフトで、より本格的に作り込みたい方には有力な選択肢です。無料の全機能版はなく、購入(Pro版は7日間の体験版あり)が必要です。
なお、ユニバーサルホームや積水ハウスなど一部のハウスメーカーでは、公式サイトで独自の間取りシミュレーターを提供しています。気になるメーカーがある場合は、公式シミュレーターも試してみてください。
アプリで自分の理想をイメージするのは大切ですが、プロに無料で間取りプランを作ってもらう方法もあります。タウンライフ家づくりなら、複数のハウスメーカーから間取りプランと見積もりを無料で一括取り寄せできます。

間取りシミュレーションアプリの選び方
7つのアプリ・ツールを紹介しましたが、自分に合ったものを選ぶために押さえておきたいポイントを解説します。
対応OSで選ぶ(iPhone・Android・PC)
間取りアプリはiOS専用のものが多く、Androidでは使えないケースがあります。最初に自分のスマホのOSに対応しているかを確認しましょう。
iPhoneユーザーなら選択肢が豊富で、間取りTouch+が定番です。Androidユーザーの場合は、Planner 5Dか再現間取りメーカーが対応しています。PCで本格的に作りたい方は、マイホームクラウドやFloorplannerのWebツールがおすすめです。
3D表示の有無で選ぶ
3D表示に対応していると、完成した間取りを立体的に確認できます。「部屋が思ったより狭い」「窓からの光が少ない」といった気づきが得られるのが3Dの強みです。
3Dにこだわるなら、Planner 5Dやマイホームクラウドが特におすすめです。VRモードで没入感のある体験もできます。反対に「2Dでサッと間取りを作りたい」という方は、間取りTouch+や再現間取りメーカーで十分です。
操作の簡単さで選ぶ
間取りアプリは操作性が大きく異なります。初めて間取り図を作る方は、直感的に操作できるアプリを選びましょう。
最も簡単なのは再現間取りメーカーです。マス目を塗りつぶすだけなので、5分程度で間取りが完成します。もう少し本格的に作りたい方には、間取りTouch+がバランスのとれた選択肢です。PCが使える環境なら、せっけい倶楽部やマイホームクラウドで細かく作り込めます。
目的別のおすすめツールまとめ
どのツールを選ぶか迷ったら、以下の目的別おすすめを参考にしてください。
| 目的 | おすすめツール |
|---|---|
| とにかく簡単に始めたい | 再現間取りメーカー |
| iPhone で手軽に作りたい | 間取りTouch+ |
| 3Dで空間を体感したい | Planner 5D |
| PCでじっくり作り込みたい | マイホームクラウド / せっけい倶楽部 |
| Androidスマホで使いたい | Planner 5D / 再現間取りメーカー |
| プロに任せたい | madree(マドリー) |
複数のツールを試してから絞り込むのもおすすめです。アプリは無料なので、気になるものがあればまずはインストールして触ってみましょう。
間取りシミュレーションの手順と上手に使うコツ
間取りシミュレーションをより効果的に進めるために、事前準備から実践のコツまでを解説します。
シミュレーション前に決めておくこと
アプリを開く前に、最低限以下の項目を家族で話し合っておきましょう。事前に希望を整理しておくと、シミュレーション作業がスムーズに進みます。
- 必要な部屋数(LDK・寝室・子供部屋・書斎など)
- 延べ床面積の目安(30坪・35坪・40坪など)
- 階数(平屋か2階建てか)
- こだわりたいポイント(広いLDK・収納・家事動線など)
筆者の場合は「南面に大きな窓をつけて大空間のLDKにしたい」という希望がありました。このように具体的なイメージを持っておくと、シミュレーションだけでなくハウスメーカーへの相談時にも希望を伝えやすくなります。
間取りシミュレーションの基本手順
間取りシミュレーションの基本的な進め方を5ステップで紹介します。
土地の形状や方角がわかっている場合は、最初に設定しましょう。日当たりや道路の位置を考慮して建物の向きを決めると、実際に近い間取りになります。
LDK・寝室・子供部屋などの部屋を配置します。各部屋の広さは畳数やm²で確認しながら、希望に合わせて調整しましょう。
生活動線を意識して、ドアや窓、階段の位置を配置します。廊下が長くなりすぎていないか、玄関から各部屋への移動距離もチェックしましょう。
ソファやダイニングテーブルなどを配置して、実際の生活をイメージします。3D対応ツールなら、空間の広さを体感的に確認できます。
完成した間取りを家族と共有し、改善点を話し合います。画像で保存してLINEやメールで送ると、離れた場所にいる家族とも共有しやすいです。
シミュレーションを上手に使う3つのコツ

間取りシミュレーションをより実践的に活用するためのコツを紹介します。
- 今の住まいの不満点をリストアップしてから取り組む
- 複数パターンの間取りを作って比較する
- 朝・昼・夜の生活動線をそれぞれイメージする
特に大切なのは「今の住まいの不満点」を出発点にすることです。「収納が足りない」「洗濯動線が悪い」「リビングが狭い」といった具体的な不満から間取りを考えると、実用的なプランに仕上がります。
また、間取りは1パターンだけでなく、2〜3パターン作って比較するのがおすすめです。比較することで「この配置の方が動線がスムーズ」といった発見が生まれます。
生活動線のチェックでは、朝起きてから出かけるまでの流れをイメージしてみてください。「寝室→洗面→クローゼット→キッチン→玄関」の動線がスムーズかどうかで、暮らしやすさが大きく変わります。
同様に、帰宅後の「玄関→手洗い→リビング」、洗濯の「洗う→干す→たたむ→しまう」の流れも確認しておきましょう。日常の行動をシミュレーションすることで、住んでから後悔しない間取りに近づきます。
間取りの実例を参考にしたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

自分で間取りシミュレーションをする際の限界と注意点
間取りシミュレーションアプリは便利ですが、万能ではありません。自分で作った間取りには以下の限界があることを理解しておきましょう。
構造や法規制が反映されない
アプリで作った間取りが、実際に建築できるとは限りません。土地ごとに定められた建蔽率や容積率の制限は、ほとんどのアプリに反映されていません。
また、柱や梁の位置、耐力壁の配置など構造上の制約もアプリでは考慮されません。「アプリでは作れたけど実際には建てられない間取り」になるリスクがあります。
正確な建築コストがわからない
間取りシミュレーションアプリでは、実際の建築費用を算出できません。同じ30坪の間取りでも、選ぶ建材や設備、工法によって数百万円単位で費用が変わります。
正確な費用を知るには、ハウスメーカーや工務店に見積もりを依頼する必要があります。間取りと費用は切り離せない関係なので、早い段階でプロに相談することが大切です。
筆者の場合も、住友林業で理想の間取りを追求した結果、外構費用が当初の想定を大きく上回りました。間取りだけでなく、総費用のバランスを見ながら進めることが重要です。
あくまで「たたき台」として活用する

シミュレーションで作った間取りは「たたき台」として活用するのがベストです。自分の希望を設計士に正確に伝えるための資料として使いましょう。
筆者も住友林業の設計士に「南面に大きな窓をつけた大空間LDK」という希望を伝えました。結果、プロの提案で理想以上の間取りが実現しています。自分のイメージをプロが形にしてくれるのが、注文住宅の醍醐味です。
構造や法規制、コストまで考慮した正確な間取りは、やはりプロに任せるのが確実です。アプリでイメージを固めたら、次はプロに無料で間取りプランを依頼してみましょう。
プロに無料で間取りプランを作ってもらう方法
アプリで間取りのイメージを固めたら、次はプロの設計士に本格的な間取りプランを作ってもらいましょう。ここでは、複数のハウスメーカーから無料で間取りプランを取り寄せる方法を紹介します。
タウンライフ家づくりとは
タウンライフ家づくりは、全国1,100社以上のハウスメーカー・工務店から間取りプラン・資金計画書・土地情報を無料で一括請求できるサービスです。
自分の希望条件を入力するだけで、複数社からオリジナルの間取りプランと見積もりが届きます。アプリのように自分で作るのではなく、プロの設計士が要望に合わせて間取りを作成してくれるのが大きな違いです。
- 複数社の間取りプランを無料で比較できる
- 資金計画書で総額の目安がわかる
- 自宅にいながら複数社に依頼できる
- 構造や法規制を考慮した実現可能な間取りが届く
- しつこい営業電話の心配が少ない
筆者は住友林業を含む4社に足を運んで比較しましたが、打ち合わせ回数が非常に多く大変でした。タウンライフを使えば、自宅にいながら複数社の間取りプランを一括で取り寄せて比較できます。
筆者もタウンライフの申し込みを検討した経験があり、「あのとき申し込んでいたら、もっと効率よく比較できたかもしれない」と今でも感じています。
シミュレーションアプリで作った間取りはあくまで「たたき台」ですが、タウンライフで届くのはプロが作成した実現可能な間取りプランです。法規制や構造も考慮されているため、そのまま家づくりの検討材料として使えます。
アプリで自分の希望を整理し、タウンライフでプロの間取りプランと比較する。この2つを組み合わせることで、後悔のない間取り選びにつながります。
タウンライフ家づくりの申し込み手順

タウンライフ家づくりの申し込みは3分程度で完了します。
タウンライフ家づくりの公式サイトにアクセスし、「間取りプラン作成依頼」をタップします。
エリア・予算・間取りの希望・こだわりポイントなどを入力します。アプリで作った間取りイメージを要望欄に書くと、より精度の高い提案が届きます。
数日後に、選んだハウスメーカーからオリジナルの間取りプランと資金計画書が届きます。複数社の提案を比較して、自分に合うプランを見つけましょう。
家づくり全体の進め方を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

費用のシミュレーションも忘れずに
間取りのシミュレーションと並行して、注文住宅の費用シミュレーションも進めておきましょう。間取りだけを先に固めると、あとから予算オーバーが判明して大幅な変更を迫られるケースがあります。
注文住宅の総費用は「本体価格+付帯工事費+諸費用+外構費用」で構成されます。本体価格だけを見て予算を組むと、想定外の出費に慌てることになりかねません。
坪数別・年収別の費用目安は以下の記事で詳しく解説しているので、間取りシミュレーションとあわせて確認してみてください。

注文住宅の間取りシミュレーションに関するよくある質問
注文住宅の間取りシミュレーションについて、よくある質問にお答えします。
間取りシミュレーションの第一歩として、まずはプロの間取りプランを無料で取り寄せてみましょう。




