家づくりは何から始める?最初にやるべき5つのステップを経験者が解説

家づくりは何から始める?最初にやるべき5つのステップを経験者が解説

「家づくりって何から始めればいいの?」と悩んでいませんか。初めての注文住宅は、やることが多すぎて何を最初にすべきか迷う方がほとんどです。

筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社を比較し、2025年5月に住友林業で注文住宅を建てました。振り返ると、最初の情報収集と予算決めが家づくりの成否を分けたと実感しています。

この記事では、家づくりを何から始めるか迷っている方に向けて、最初にやるべき5つのステップと始める前に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。

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目次

家づくりは何から始める?最初の5ステップ【一覧】

家づくりの最初の一歩は、いきなり住宅展示場に行くことではありません。まずは自宅でできる準備から始めるのがおすすめです。以下の5つのステップを順番に進めましょう。

ステップやること目安期間
1理想の暮らしをイメージする1〜2週間
2予算の上限を決める1〜2週間
3情報収集で知識をつける2〜4週間
4家族で優先順位を決める1週間
5住宅会社に資料請求・相談する1〜2週間

すべて合わせても1〜2か月あれば完了します。ここからは各ステップの具体的な進め方を解説します。

ステップ1:理想の暮らしをイメージする

家づくりを何から始めるか迷ったら、まずは「どんな暮らしがしたいか」をイメージすることが最優先です。間取りや設備の話はまだ早く、まずは生活の理想像を描きましょう。

「家づくりノート」で希望を書き出す

ノートやスマホのメモアプリに、思いつく希望をどんどん書き出しましょう。この段階では現実的かどうかは気にしなくて大丈夫です。

書き出す項目の例
  • 広いリビングで家族が集まれる家がいい
  • 在宅ワーク用の書斎スペースがほしい
  • ペットと暮らしやすい間取りにしたい
  • 通勤30分以内のエリアに建てたい
  • 庭で子どもを遊ばせたい

SNS・Webで理想のイメージを集める

InstagramやPinterestで「注文住宅」「マイホーム」と検索すると、外観や内装の写真がたくさん見つかります。気に入った写真を保存しておくと、後でハウスメーカーに希望を伝えるときに役立ちます。

筆者も家づくり前にSNSで情報を集めました。画像を見ておくと「こんな雰囲気の家に住みたい」という方向性が自然と固まります。

ステップ2:家づくりの予算を決める

理想の暮らしがイメージできたら、次は予算を決めます。予算を先に決めておかないと、後から「理想の家が予算に収まらない」と悩むことになります。

無理のない予算の目安を知る

注文住宅の総費用は、土地代を含めると全国平均で約4,900万円です(2024年度フラット35利用者調査)。住宅ローンの年間返済額は年収の25%以内に収めるのが安心の目安です。

世帯年収借入目安(年収の6〜7倍)月々の返済目安
400万円2,400〜2,800万円約7〜8万円
600万円3,600〜4,200万円約10〜12万円
800万円4,800〜5,600万円約14〜16万円

上記はあくまで目安です。生活費や教育費も考慮し、余裕のある返済計画を立てましょう。

頭金はどれくらい用意する?

頭金は一般的に物件価格の1〜2割が目安とされていますが、近年は頭金0円のフルローンで家を建てる人も増えています。頭金を多く入れるほど月々の返済負担は軽くなりますが、貯蓄をすべて使い切ると引っ越し費用や家具・家電の購入費が不足するリスクがあるので注意しましょう。

頭金0円でも住宅ローン自体は組めますが、登記費用やローン手数料などの諸費用(物件価格の約10%)は現金で用意しておくと安心です。頭金と諸費用のバランスは、次の「費用内訳」もあわせて確認しながら決めましょう。

注文住宅の費用内訳を把握する

注文住宅の費用は「本体工事費」だけではありません。付帯工事費や諸費用も含めた総額で考えることが大切です。

費用内訳の目安
  • 本体工事費:総額の約70%
  • 付帯工事費(外構・地盤改良など):総額の約20%
  • 諸費用(登記・ローン手数料など):総額の約10%

筆者の場合、住友林業経由の外構見積もりが600万円超で想定より高く、最終的に別の外構業者に依頼しました。本体価格だけで予算を組むと、外構費用で予算オーバーになりやすいので注意が必要です。

注文住宅の費用相場について詳しく知りたい方は、以下の記事で坪数別・地域別の目安を解説しています。

ステップ3:家づくりの情報収集をする

予算のイメージがついたら、次は本格的な情報収集です。ハウスメーカーや工務店の特徴を知ることで、自分に合った会社が見えてきます。

Webサイト・カタログで基礎知識をつける

まずはWebサイトやカタログで各社の特徴・坪単価・得意なデザインを調べましょう。いきなり展示場に行くと、営業トークに流されやすくなります。

筆者もハウスメーカー4社を比較しましたが、事前に各社の坪単価帯や特徴を調べていたことで、展示場での営業トークに惑わされず冷静に判断できました。

各社の坪単価を比較したい方は、以下のランキング記事が参考になります。

一括資料請求で効率よく比較する

ハウスメーカーは全国に数十社以上あり、1社ずつ調べると時間がかかります。一括資料請求サービスを使えば、複数社のカタログや間取りプランをまとめて取り寄せられます。

筆者はタウンライフ家づくりを申し込む直前まで検討しました。実際に4社を個別に回った経験からすると、最初に一括で情報を集めていればもっと効率よく比較できたと感じています。

テーブルに複数社のカタログが並ぶ様子

タウンライフ家づくりなら、希望条件を入力するだけで複数社の間取りプラン・見積もり・土地情報が届きます。自宅にいながら比較できるので、家づくりの最初の一歩におすすめです。

また、土地探しも並行して進めたい方は、以下の記事で失敗しない選び方を解説しています。

住宅展示場は下調べしてから行く

住宅展示場は実際の空間を体感できる貴重な機会です。ただし、展示場のモデルハウスはオプション盛りだくさんの豪華仕様が多いので注意しましょう。

事前にWebやカタログで下調べをし、見たいメーカーを2〜3社に絞ってから訪問するのが効率的です。

展示場見学の準備やチェックポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。

ステップ4:家族で優先順位を決める

情報収集が進んだら、家族で話し合って「譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理しましょう。全部の希望を叶えるのは難しいため、優先順位をつけることが大切です。

優先順位の決め方

以下の項目をA(絶対譲れない)・B(できれば叶えたい)・C(なくてもいい)の3段階で分類すると整理しやすくなります。

優先順位をつける項目例
  • 立地・エリア(通勤時間・学区など)
  • 広さ・間取り(LDKの広さ・部屋数)
  • デザイン・外観の好み
  • 性能(断熱・耐震・気密)
  • 予算の上限
  • 入居時期

筆者が優先したこと

筆者の場合は「南側全面に大きな窓をつけた広いリビング」と「デザイン性」を最優先にしました。4社に同じ希望を伝えたところ、最も理想に近い提案をしてくれたのが住友林業でした。

優先順位が明確だったからこそ、4社の提案を比較しやすく、迷わず決断できました。逆に優先順位があいまいだと、どのメーカーも良く見えて決められなくなります。

どのハウスメーカーが自分に合うか迷う方は、以下の診断ツールも参考にしてみてください。

ステップ5:住宅会社に資料請求・相談する

ここまでの準備ができたら、いよいよ住宅会社へのアクションです。予算・希望・優先順位が整理できた状態で相談すると、各社からより具体的な提案をもらえます。

資料請求・相談のポイント

資料請求時に伝えるとよい情報
  • 希望エリアと土地の有無
  • 予算の目安(総額で○○万円まで)
  • 希望の間取り・部屋数
  • 入居したい時期
  • こだわりたいポイント(デザイン・性能など)

最初から3〜5社に同じ条件で資料請求すると、提案内容や価格を横並びで比較できます。

一括資料請求なら手間なく比較できる

「何社にも個別に連絡するのが面倒」という方は、一括資料請求サービスが便利です。タウンライフ家づくりなら、1回の入力で複数社から間取りプラン・見積もり・土地情報をまとめて受け取れます。

タウンライフ家づくりの資料請求の流れ3ステップ

完全無料で利用でき、契約の義務もありません。家づくりを何から始めるか迷っている方は、まず情報を集めるところから始めてみましょう。

家づくりを始める前にやってはいけないNG行動

家づくりでは、最初の動き方を間違えると時間もお金も無駄になります。よくあるNG行動を3つ紹介します。

NG1:いきなり住宅展示場に行く

予算も希望も決めずに展示場に行くと、営業担当のペースで話が進みがちです。モデルハウスの豪華さに圧倒され、冷静な判断ができなくなります。

まずは自宅でステップ1〜4の準備を済ませてから訪問しましょう。

NG2:1社だけで決めてしまう

最初に行ったメーカーの印象が良いと、他を見ずに決めたくなるかもしれません。しかし、複数社を比較しないと相場がわからず、割高な契約をしてしまうリスクがあります。

筆者は4社を回りましたが、実際に比較してみると各社で提案内容も価格も大きく異なりました。行く前のイメージと実際の印象がだいぶ変わった会社もあり、比較の重要性を実感しています。

NG3:予算を決めずに打ち合わせを進める

予算があいまいなまま打ち合わせを進めると、理想を盛り込みすぎて予算オーバーになりがちです。「あとから削る」のは精神的にもつらい作業になります。

最初に予算の上限を明確にし、その範囲内で最大限の提案をもらうのがスムーズです。

家づくりのスケジュール感と全体の流れ

家づくりは、情報収集から入居まで一般的に10〜15か月かかります。土地探しが必要な場合はさらに3〜6か月ほど追加で見込んでおきましょう。

全体スケジュールの目安

フェーズ内容期間の目安
準備期間情報収集・予算決め・優先順位整理1〜2か月
会社選び資料請求・展示場見学・比較検討2〜4か月
設計・契約間取り打ち合わせ・見積もり・契約2〜3か月
工事着工〜竣工4〜6か月
引き渡し検査・引き渡し・入居約1か月

この記事で解説した「最初の5ステップ」は、上記の「準備期間」にあたります。ここをしっかり固めておくと、会社選び以降がスムーズに進みます。

家づくりの全工程を詳しく知りたい方は、以下の記事で6ステップに分けて解説しています。

家づくりを何から始めるか迷ったときの経験談

筆者自身の体験をもとに、家づくりを始めるときに「やっておいてよかったこと」と「やっておけばよかったこと」を紹介します。

やっておいてよかったこと

筆者がやっておいてよかったこと
  • 4社の展示場を実際に回って比較した
  • 「広いリビング+デザイン性」と優先順位を明確にしていた
  • 各社に同じ条件を伝えて提案を比較した

特に優先順位を明確にしていたことが大きかったです。住友林業は「南側全面に大きな窓をつけてリビングを大空間にしたい」という希望を最も理想に近い形で叶えてくれました。

やっておけばよかったこと

筆者がやっておけばよかったこと
  • 最初に一括資料請求サービスを利用しておけば、もっと効率よく比較できた
  • 4社以外にも話を聞いておけばよかった(建てた後でも少し後悔がある)
  • 外構費用を最初から予算に含めておくべきだった

ハウスメーカーが多すぎてどれを選べばいいか迷ったのも事実です。複数社に行くと打ち合わせ回数がとても多くなり大変でした。だからこそ、最初に一括で情報を集めて候補を絞る方法をおすすめします。

夫婦がリビングでカタログを確認している様子

家づくりを始める前によくある質問

家づくりを何から始めるか検討中の方からよく寄せられる質問にお答えします。

家づくりを始めてから入居まで何か月かかる?

一般的に10〜15か月が目安です。土地探しが必要な場合はさらに3〜6か月ほどかかります。余裕を持って1年半前から動き始めるのがおすすめです。

頭金なしでも家は建てられる?

頭金なしのフルローンでも家を建てることは可能です。ただし、借入額が増えるため月々の返済負担が大きくなります。諸費用(物件価格の約10%)は現金で用意しておくのが安心です。

ハウスメーカーと工務店はどっちがいい?

ハウスメーカーは品質の安定性・保証制度・展示場での体験が強みです。工務店は地域密着で自由度が高く、価格を抑えやすい傾向があります。予算やこだわりに合わせて選びましょう。

土地がなくても家づくりは始められる?

土地がなくても家づくりは始められます。むしろ、ハウスメーカー選びと土地探しを並行して進めるのが効率的です。ハウスメーカーが土地探しを手伝ってくれるケースも多くあります。

家づくりの情報収集は何から始めればいい?

まずはWebサイトやSNSで理想の家のイメージを集めましょう。その後、一括資料請求サービスで複数社のカタログ・間取りプランを取り寄せると効率的に比較できます。

まとめ:家づくりは情報収集と予算決めから始めよう

家づくりを何から始めるか迷ったら、まずは「理想の暮らしのイメージ」と「予算の上限」を固めることから始めましょう。この2つが決まれば、情報収集も会社選びもスムーズに進みます。

家づくりの最初にやるべき5ステップまとめ
  1. 理想の暮らしをイメージする
  2. 予算の上限を決める
  3. 情報収集で知識をつける
  4. 家族で優先順位を決める
  5. 住宅会社に資料請求・相談する

筆者の経験上、最初に複数社の情報をまとめて集めておくことが、後悔しない家づくりへの近道です。まだ何も動けていない方は、まず一括資料請求で情報を集めるところから始めてみてください。

家づくりの全体の流れをもっと詳しく知りたい方は、「家づくりの流れを徹底解説|情報収集から入居までの全6ステップと期間の目安」もあわせてお読みください。

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