「一条工務店のトイレって標準でどこまでの機種が付くの?」と気になっていませんか。一条工務店の標準トイレはTOTO「CS340」×ウォシュレットS1で、オプションでは全12機種から選べます。
ただし機種によってはタンクレス化で手洗いカウンターの追加費用がかかるなど、見積もり時に見落としやすいポイントもあります。筆者は住友林業で家を建て、複数社を比較した経験から、後悔しないトイレ選びの視点を客観的にお伝えします。
この記事では、一条工務店の標準トイレの仕様やオプション機種ごとの費用、掃除のしやすさ、他社比較、後悔しやすいポイントまでわかりやすく解説します。
一条工務店の標準トイレはTOTO「CS340」×ウォシュレットS1
まずは一条工務店の標準仕様として採用されているトイレの基本スペックを確認しましょう。

組み合わせタイプ「CS340」の基本スペック
標準トイレは便器「CS340」とウォシュレット「S1」を組み合わせたタイプです。フチなし形状の「スゴフチ」を採用し、汚れの溜まりやすい継ぎ目をなくして拭き掃除をしやすくしています。
洗浄水量は大4.8L・小3.6Lで、従来型トイレ(大13L目安)と比べて約70%の節水になります。カラーはホワイト・パステルアイボリー・パステルピンクの3色から選べます。
標準仕様に含まれる清潔機能
標準のCS340には、使用前に便器に自動でミストをまく「プレミスト」機能と、ウォシュレットのノズルを除菌する「きれい除菌水」機能が搭載されています。組み合わせタイプの中では機能面が充実したグレードです。
一条工務店は全館床暖房が標準のため、トイレの床も暖かく保たれるのも見逃せない特徴です。冬場のヒヤッとした床の冷たさが少ないのは、一条ならではのメリットといえます。
一条工務店で選べるオプショントイレ全12機種と費用
標準のCS340から変更したい場合、一条工務店ではTOTO・パナソニック・LIXILの3メーカー・全12機種からオプション変更ができます。タイプ別に見ていきましょう。
組み合わせ・一体型トイレのオプション
標準のCS340のまま便座だけをグレードアップする方法と、便器と便座が一体になったタイプに変更する方法があります。比較的少ない追加費用でオート洗浄・オート開閉機能を足せるのが特徴です。
| 機種 | タイプ | オプション費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| CS340+アプリコットF1A | 便座交換 | 約4.6万円 | オート洗浄 |
| CS340+アプリコットF3A | 便座交換 | 約7.0万円 | オート洗浄+オート開閉 |
| ZJ2 | 一体型 | 約3.3万円 | 手洗い器付き |
| GG-J1 | 一体型 | 約5.2万円 | オート洗浄 |
| GG-J2 | 一体型 | 約6.8万円 | オート洗浄+オート開閉 |
タンクレストイレのオプション
すっきりした見た目にしたい場合はタンクレスタイプが人気です。TOTO・パナソニック・LIXILそれぞれに特色のある機種がそろいます。
| 機種 | メーカー | オプション費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ベーシアハーモJ3 | LIXIL | 約5.3万円 | 基本機能のタンクレス |
| アラウーノS160 | パナソニック | 約6.5万円 | 激落ちバブルで自動洗浄 |
| ベーシアハーモJ4 | LIXIL | 約7.8万円 | 便フタオート開閉 |
| アラウーノL150Kタイプ2 | パナソニック | 約11.4万円 | ECONAVI搭載 |
| アラウーノL150Kタイプ0 | パナソニック | 約14.8万円 | ナノイーX搭載 |
| ネオレストAS | TOTO | 約18.3万円 | きれい除菌水・脱臭機能 |
| サティスSタイプ | LIXIL | 約19.5万円 | プラズマクラスター搭載 |
費用はあくまで目安で、時期や仕様変更によって変動します。正確な金額は打ち合わせ時の見積もりで必ず確認しましょう。
オプション変更の総額シミュレーションと注意点
タンクレストイレを選ぶ場合、本体価格だけでなく手洗いカウンターの費用も忘れずに計算しておく必要があります。
タンクレス化で見落としやすい手洗いカウンター費用
タンクレストイレはタンクに手洗い機能がないため、別途手洗いカウンターを設置するのが一般的です。カウンターの費用は6〜12万円ほどかかり、本体費用と合わせるとトータルの負担は数万円〜十数万円上乗せされます。
たとえばアラウーノS160+手洗いカウンターで約13〜19万円、ネオレストAS+手洗いカウンターで約24〜30万円が目安です。カタログの本体価格だけを見て予算組みをすると、実際の見積もりで想定外の増額に驚くケースがあるため注意しましょう。
オプション変更のタイミングと設定外品の扱い
トイレのグレード変更は、間取り打ち合わせの中盤〜終盤にかけて確定させるのが一般的です。契約後の変更も可能な場合がありますが、工事のタイミングによっては追加の調整費用や納期の遅れが生じることがあります。
一条工務店の設定にない他社製トイレ(施主支給)は、営業・設計担当者を通じて設計上問題がないか確認する必要があり、標準対応とは扱いが異なります。こだわりのメーカー・機種がある場合は、早めに担当者へ相談しておくとスムーズです。
掃除のしやすさで選ぶなら?機種別の清潔機能を比較
トイレ選びで多くの人が重視するのが掃除のしやすさです。標準トイレと上位機種の清潔機能の違いを見てみましょう。

標準トイレ(CS340)の掃除性能
標準のCS340は、フチなし形状の「スゴフチ」で汚れが溜まりにくく、プレミスト機能とセルフクリーニングで日常の拭き掃除の負担を軽くしています。標準仕様でも十分掃除がしやすい設計といえます。
上位機種の自動洗浄・除菌機能
オプション機種にすると、より高度な清潔機能を選べます。パナソニックのアラウーノシリーズは「激落ちバブル」で泡による自動洗浄を行い、有機ガラス系の「スゴピカ素材」で水アカが付きにくいのが特徴です。
TOTOのネオレストASは「きれい除菌水」で自動的に除菌・脱臭を行い、陶器素材で長期の耐久性も期待できます。LIXILのサティスSは奥行き650mmとコンパクトな設計で、プラズマクラスターによる消臭機能も搭載しています。
| 機種 | 掃除・清潔機能の特徴 |
|---|---|
| CS340(標準) | スゴフチ形状+プレミストで拭き掃除がラク |
| アラウーノシリーズ | 激落ちバブルで自動洗浄・スゴピカ素材で水アカ防止 |
| ネオレストAS | きれい除菌水で自動除菌・脱臭、陶器素材で耐久性が高い |
| サティスS | プラズマクラスター搭載・奥行650mmのコンパクト設計 |
なお、TOTO・LIXILは陶器素材で耐用年数100年以上ともいわれる一方、パナソニックの樹脂素材(スゴピカ素材)は耐用年数20〜30年が目安とされています。素材による耐久性の違いも選ぶ際の判断材料になります。
一条工務店のトイレは他社と比べてどう?
トイレ単体だけでなく、ハウスメーカー全体の水回り仕様として他社とどう違うのかも確認しておきましょう。
大手ハウスメーカーの標準トイレとの違い
多くの大手ハウスメーカーでは、TOTO・LIXIL・パナソニックいずれかの組み合わせ便器を標準採用し、そこからのグレードアップをオプションとする流れは共通しています。一条工務店の特徴は、標準のCS340自体にプレミスト・きれい除菌水といった清潔機能が最初から含まれている点です。
また一条は全館床暖房が標準のため、トイレの床が暖かいのも他社にはない強みです。他社では床暖房自体がオプション扱いのケースが多く、トイレの足元の冷たさを感じやすい傾向があります。
| メーカー | 標準トイレの傾向 | タンクレス変更 |
|---|---|---|
| 一条工務店 | TOTO組み合わせ型(CS340)。清潔機能込みで標準 | オプションで12機種から選択可 |
| 住友林業 | TOTO中心。1階ロータンク型・2階分離型タンク式が一般的 | オプションでタンクレスへ変更可 |
| 積水ハウス | LIXIL「アメージュ」・TOTO「ピュアレスト」が中心 | LIXILサティス・TOTOネオレストへ変更可 |
いずれのメーカーもTOTO・LIXIL・パナソニックといった大手設備メーカーの機種をベースにしている点は共通です。標準仕様の傾向はキャンペーンや契約時期によって変わることもあるため、最新の内容は各社の見積もりで確認しましょう。
坪単価に占めるトイレ設備の位置づけ
トイレのオプション費用は数万円〜二十数万円程度で、住宅全体の坪単価から見ると大きな比重ではありません。ただし、キッチン・浴室・洗面などほかの水回り設備のグレードアップと合わせると、トータルで数十万円単位の差になることもあります。
一条工務店全体の坪単価や商品別の総額については、一条工務店の坪単価の記事で詳しく解説しています。トイレを含めた設備全体の予算感を把握したい人はあわせて確認してみてください。

一条工務店のトイレで後悔しやすい5つのポイント
実際に建てた人の声から見えてくる、一条工務店のトイレで後悔しやすいポイントを紹介します。事前に知っておけば対策が可能です。
①節水型ゆえの水流の弱さ
標準トイレは大4.8L・小3.6Lという節水設計のため、トイレットペーパーを多めに使うと流れにくいと感じるオーナーもいます。節水性能とのトレードオフとして理解しておくとよいでしょう。
②換気扇の位置と窓の小ささ
換気扇の位置が高すぎると掃除がしにくく、低すぎると臭いの捕集効率が下がります。理想は床から150〜180cm程度の高さといわれています。また扉の採光窓が10cm角程度と小さい間取りもあり、照明の消し忘れに気づきにくいという声もあります。
③平屋・トイレ1つでの家族の待ち時間
家族3人以上でトイレが1つの間取りだと、朝の支度時間が重なりトイレ待ちが日常化するケースがあります。とくに平屋や延床面積を抑えたプランでは、2階建てのようにトイレを2箇所設けにくい点に注意が必要です。
④収納・手洗いカウンターの使い勝手
吊戸棚タイプの収納は「取り出しにくい」という声があり、手洗いカウンターを設置すると掃除の手間が増えることもあります。限られた0.75畳前後のスペースでは、収納方法と掃除のしやすさのバランスを事前にイメージしておくことが大切です。
⑤トータル費用が想定より膨らむ
本体のオプション費用だけを見て予算組みをすると、手洗いカウンターや工事費を含めたトータル費用で予算オーバーになりがちです。筆者自身、家づくりでは外構費用の見積もりが想定より高く出た経験があり、設備まわりは「本体価格+関連工事費」までセットで確認する重要性を実感しています。
後悔しないトイレ選びのチェックリスト
打ち合わせの前に、以下のポイントを確認しておくと後悔を防ぎやすくなります。
- タンクレスにする場合、手洗いカウンターの要否と費用
- 換気扇の設置高さ(掃除のしやすさと消臭効果の両立)
- 家族の人数・生活リズムに対してトイレの数は足りるか
- 収納の形状(吊戸棚・カウンター下収納など)の使い勝手
- 本体費用に加えて工事費・関連費用まで含めた総額
一条工務店1社の提案だけでは、これらの費用感が妥当かどうか判断しにくいものです。複数のハウスメーカーから間取りプランや見積もりを取り寄せて比較すると、トイレを含めた設備仕様の相場観がつかみやすくなります。
一条工務店のトイレに関するよくある質問
最後に、一条工務店のトイレについてよくある質問にお答えします。
まとめ:一条工務店のトイレは標準でも清潔機能が充実
一条工務店の標準トイレはTOTO「CS340」×ウォシュレットS1で、プレミストやきれい除菌水など清潔機能が最初から備わっています。オプションではTOTO・パナソニック・LIXILの全12機種から選べ、タンクレス化する場合は手洗いカウンターの追加費用まで含めて予算を考えることが後悔を防ぐポイントです。
水流の弱さや換気扇の位置、トイレの数など後悔しやすいポイントも事前に押さえたうえで、他社の仕様や費用感とも比較しておくと、より納得のいくトイレ選びができます。

一条工務店のトイレ仕様が自分たちの希望に合うか見極める一番の近道は、他社と設備・費用を比較することです。「タウンライフ家づくり」なら、複数社の間取りプラン・見積もりを無料でまとめて取り寄せられます。後悔のない家づくりのために、まずは気軽に比較してみてください。




