「一条工務店のお風呂は標準仕様でどこまで充実しているの?」と気になっていませんか。一条工務店のお風呂は真空断熱保温浴槽と洗い場まで届く全館床暖房が標準仕様に含まれており、追加費用をかけなくても快適な浴室を実現できます。
筆者は4社を比較検討して2025年5月に注文住宅を建てましたが、水回りを含む標準仕様にどこまで含まれているかは、契約先を決めるうえで非常に重要な判断材料になると実感しています。一条工務店のお風呂も、標準仕様の内容を正しく理解しておくことでオプション選びの判断がしやすくなります。
この記事では、一条工務店のお風呂のサイズ・グレード・オプション、浴室乾燥機の必要性、他社との違い、後悔しやすいポイントまでわかりやすく解説します。
- 一条工務店のお風呂の標準仕様(保温性能・床暖房)
- 浴室サイズ(1坪・1.25坪)の違いと選び方
- 上位グレード「グレイスバス」の標準仕様とオプション費用の目安
- 浴室乾燥機の必要性と費用目安
- 一般的なハウスメーカーとの標準仕様の違い
- 後悔しやすいポイントと対策
一条工務店のお風呂は標準仕様でここまで充実|スマートバスとグレイスバスの違い
まずは、一条工務店のお風呂が標準仕様の段階でどこまで充実しているのか、基本を押さえておきましょう。

標準はスマートバス、上位グレードにグレイスバスを選べる
一条工務店のお風呂には、標準グレードの「スマートバス」と、2023年に登場した上位グレードの「グレイスバス」の2タイプがあります。スマートバスは機能重視のシンプルなデザインで、カウンターや棚の継ぎ目が少なく掃除しやすい構造が特徴です。
グレイスバスはスマートバスの保温性能などの長所を引き継ぎつつ、質感やデザイン性、掃除のしやすさをさらに高めた高級志向のグレードです。標準仕様のままで十分と感じる方も多いですが、デザインや使い勝手にこだわりたい場合はグレイスバスへの変更が選択肢になります。
真空断熱保温浴槽で6時間経っても湯温低下はわずか1℃
一条工務店のお風呂は、浴槽そのものを真空断熱材で包み込んだ「真空断熱保温浴槽」を標準採用しています。断熱性の高い浴槽フタと組み合わせることで、6時間経過してもお湯の温度低下はわずか1℃程度に抑えられるといわれています。
追い焚き機能がなくても、家族が時間差で入浴してもお湯が冷めにくい点は、標準仕様だけで得られる大きなメリットです。
洗い場まで暖まる全館床暖房が標準搭載
i-smartなど主力商品では、リビングだけでなく浴室の洗い場や脱衣所まで全館床暖房の対応範囲に含まれています。冬場に裸足で洗い場に立っても足元が冷えにくく、ヒートショック対策としても評価されている仕様です。
一条工務店の床暖房の仕組みや電気代の目安は、こちらの記事で詳しく解説しています。

一条工務店のお風呂サイズは1坪・1.25坪|違いと選び方
一条工務店のお風呂は、多くの商品で1坪(1616サイズ)と1.25坪(1620サイズ)から広さを選べます。

1坪と1.25坪のサイズ比較
それぞれのサイズの目安は以下のとおりです。
| 項目 | 1坪タイプ(1616) | 1.25坪タイプ(1620) |
|---|---|---|
| 浴室全体の広さ | 約160cm×160cm | 約160cm×200cm |
| 浴槽サイズ | 約160cm×80cm | 約160cm×80cm |
| 洗い場の広さ | 約160cm×80cm | 約160cm×120cm |
| 向いている家庭 | 掃除のしやすさを重視したい家庭 | 親子で一緒に入浴する機会が多い家庭 |
浴槽の大きさ自体はどちらも変わらず、洗い場の広さが変わる点がポイントです。1.25坪は親子で並んで体を洗いやすい半面、掃除する床面積が広くなる点は理解しておきましょう。
サイズ変更の費用・条件は商品・契約時期で異なる
1坪から1.25坪への変更にかかる費用は、契約する商品やキャンペーン時期によって「差額なし」の場合もあれば、数万〜十数万円程度の変更費用が発生する場合もあるといわれています。情報が商品・時期ごとに異なるため、見積もり時に営業担当へ最新の条件を必ず確認することをおすすめします。
家族構成別のサイズの選び方
小さな子どもがいて数年は親子で入浴する予定があるなら1.25坪、夫婦2人暮らしや掃除の手間を優先したいなら1坪が選ばれやすい傾向にあります。将来的な家族構成の変化も踏まえて検討すると失敗しにくいでしょう。
一条工務店のお風呂の上位グレード「グレイスバス」の標準仕様とオプション
デザイン性や掃除のしやすさをさらに重視したい方向けに、グレイスバスの標準仕様と主なオプションを紹介します。
浴室カラー4種・バスタブカラー2種から選べる
グレイスバスは、ブラック系の「ノワール」、黒とベージュを組み合わせた「アーバン」、木目と白の「ジャポネ」、白とベージュの「エクリュ」という4種類の浴室カラーから選べます。バスタブ自体もピュアホワイト・ピュアブラックの2色、ラウンド型・スクエア型の2形状から組み合わせられ、標準仕様の中でもデザインの自由度が高い点が特徴です。
マグネット式アクセサリーと着脱式カウンターが標準
グレイスバスは、鏡やシャンプーラックなどをマグネットで好きな位置に付け替えられる点が大きな魅力です。スマートバスでは固定されていた鏡も可動式になり、掃除のたびに外して洗える点が評価されています。
また、汚れがたまりやすかった下段カウンターを取り外せる構造になっているため、スマートバスと比べて手入れの手間を減らしやすいのもポイントです。間接照明や2段のカウンター(グラリオカウンター)、取手のないシンプルなドアも標準仕様に含まれます。
自動洗浄機能はオプション(目安14万円)
グレイスバスには、浴槽の床部分から洗剤を噴射して自動で浴槽を洗浄する機能をオプションで追加できます。費用の目安は約14万円(税込)で、エコ・標準・念入りの3コースから選べ、1回あたり約20分で洗浄が完了します。毎日の浴槽掃除の負担を減らしたい家庭にとっては検討価値のある設備です。
なお、i-smartなどの標準商品でグレイスバスへ変更する場合は数万円程度の追加費用がかかる一方、グランスマートやグランセゾンなど上位商品では追加費用なしで採用できるケースもあります。条件は契約時期や商品によって変わるため、見積もり時の確認が必須です。

グレイスバスへの変更費用や対象商品は時期によって変わるため、複数社に間取りとあわせて見積もりを依頼し、正確な金額を確認しておくと安心です。
一条工務店のお風呂に浴室乾燥機は必要?標準搭載の有無と費用目安
洗濯物の部屋干しや冬場のヒートショック対策として気になる浴室乾燥機についても押さえておきましょう。

浴室乾燥機はオプション扱い(目安5万円台)
一条工務店のお風呂には、換気乾燥暖房機は標準で付いているものの、より乾燥力の高い浴室暖房乾燥機はオプション扱いです。費用の目安は5万円台からといわれており、電気代がかかる点も含めて採用するかどうかを検討する必要があります。
高気密・高断熱だからこそ換気だけで乾きやすいという声も
一条工務店の住宅は高気密・高断熱で計画換気の効きがよいため、標準の換気設備だけでも洗濯物が乾きやすいという口コミが多く見られます。一方で、浴室乾燥機は「電気代が高い割に速乾性を感じにくい」という声もあり、採用後に後悔したというケースも一定数存在します。
つけたほうがいい家庭・不要な家庭の見極め方
共働きで部屋干しの機会が多い家庭や、梅雨・花粉の時期にまとまった洗濯物を早く乾かしたい家庭は、浴室乾燥機を採用して満足しているケースが多い傾向にあります。反対に、サーキュレーターや衣類乾燥除湿機などの代替手段で十分と感じるなら、無理に採用しなくても困らない可能性があります。
自分たちの洗濯スタイルに合うかどうかを基準に、必要性を判断するのがポイントです。
一条工務店のお風呂を一般的な標準仕様と比較
一条工務店のお風呂が他社の標準仕様とどう違うのか、傾向を整理しました。
| 項目 | 一条工務店 | 一般的なハウスメーカーの傾向 |
|---|---|---|
| 浴槽の保温性能 | 真空断熱保温浴槽が標準(6時間で約1℃低下) | 断熱浴槽が標準の会社もあるが、保温性能はグレードによって差がある |
| 洗い場までの床暖房 | i-smart等で標準搭載 | 床暖房は部分暖房やオプション扱いが多い |
| 浴室サイズの選択肢 | 1坪・1.25坪から選択可 | 1坪相当が標準で、拡張はオプションの会社が多い |
| 掃除しやすい設備 | 着脱式カウンター・マグネット式アクセサリー(グレイスバス) | 会社・グレードにより差が大きい |
断熱浴槽・断熱ふたの標準採用が大きな違い
一般的なハウスメーカーでは、断熱性能の高い浴槽やフタがオプション扱い、または上位グレードのみに採用されているケースも少なくありません。一条工務店はこの断熱仕様を標準の段階で組み込んでいるため、坪単価に含まれる形で高い保温性能を得られる点が強みです。
洗い場までの床暖房は一条工務店ならではの強み
床暖房を浴室の洗い場まで標準で対応させている会社は、大手ハウスメーカーの中でも多くありません。冬場の入浴時のヒートショック対策を重視するなら、一条工務店の標準仕様は比較検討の軸になりやすいポイントです。
お風呂以外の標準仕様全体を確認したい場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

一条工務店のお風呂で後悔しやすい4つのポイントと対策
契約前に知っておきたい、実際の施主の声から見えてくる後悔ポイントを紹介します。

窓をつけると掃除の手間と水垢が増える
一条工務店の住宅は乾燥性能が高いため、浴室に窓がなくてもカビや湿気が気になりにくいといわれています。それでも窓を付けた結果、窓枠の水垢やコーキング部分の掃除の手間が想像以上に増えたと後悔する声が見られます。採光や換気のために窓が本当に必要かどうかを、事前に整理しておくとよいでしょう。
1坪か1.25坪かで掃除範囲と価格が変わる
「広い方がいい」と安易に1.25坪を選んだ結果、洗い場の掃除範囲が広がって負担に感じるケースがあります。反対に1坪を選んで「もう少し広くしておけばよかった」と感じる声もあり、どちらを選んでも一長一短です。家族構成やライフスタイルの変化まで見据えて判断することが大切です。
浴室乾燥機を安易につけて電気代に驚く
「あったほうが便利そう」という理由だけで浴室乾燥機を採用し、想定より電気代がかさんで後悔したという声があります。一条工務店の住宅は換気だけでも乾きやすいという特性を踏まえたうえで、本当に必要かどうかを判断するのがおすすめです。
断熱ふたが重く開閉しにくいと感じることがある
標準の断熱ふたには複数のタイプがあり、真空断熱材を使ったタイプは1枚あたり数kgと重く、持ち手がないため開閉しづらいと感じる方がいます。ウレタン素材で取手付きのタイプを選べる場合は、女性や子どもでも扱いやすく、保温性も十分に確保できるとされています。ショールームなどで実際に開閉してみて、使い勝手を確認しておくと安心です。
一条工務店全体の評判や後悔しやすいポイントは、こちらの記事でもまとめています。


お風呂の仕様やオプション費用は、実際の見積もりを取らないと正確にはわかりません。複数社から間取りと見積もりを取り寄せて、標準仕様の違いを比較してみましょう。
一条工務店のお風呂に関するよくある質問
一条工務店のお風呂について、よく寄せられる質問にお答えします。
まとめ:一条工務店のお風呂は標準仕様のままでも快適に暮らせる
一条工務店のお風呂は、真空断熱保温浴槽と洗い場まで届く全館床暖房が標準仕様に含まれており、追加費用をかけなくても十分に快適な浴室を実現できます。浴室サイズは1坪・1.25坪から選べ、デザインや掃除のしやすさを重視するなら上位グレードのグレイスバスも選択肢になります。浴室乾燥機はオプション扱いのため、自分たちの洗濯スタイルに合わせて必要性を見極めることが大切です。
標準仕様の内容やオプション費用は商品・時期によって変わるため、最終的には実際の見積もりで確認するのが一番確実です。一条工務店だけでなく他社の標準仕様とも比較しながら、自分たちの暮らし方に合った選択をしましょう。

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