「一条工務店のアイスマイル(i-smile)って実際いくらくらいするの?」と気になっていませんか。結論からお伝えすると、アイスマイルの坪単価は65〜80万円が目安で、一条工務店の商品の中では比較的手が届きやすい価格帯です。
筆者は住友林業・大和ハウス・パナソニックホームズ・ミサワホームの4社に足を運んで相談し、2025年5月に住友林業で注文住宅を建てました。複数社を比較検討した経験をもとに、アイスマイルの位置づけを客観的に解説します。
この記事では、アイスマイルの坪単価や標準仕様、i-smartやグランセゾンなど他商品との違い、メリット・デメリットまでわかりやすく解説します。
- アイスマイルの坪単価と総額シミュレーション
- アイスマイルの標準仕様
- i-smart・グランセゾン・グランスマート・HUGmeとの違い
- アイスマイルのメリット・デメリット
- アイスマイルが向いている人の特徴
一条工務店アイスマイル(i-smile)とは?規格住宅としての位置づけ
アイスマイルは、一条工務店が展開する規格住宅(セミオーダー住宅)です。まずは商品としての基本的な位置づけを押さえておきましょう。

自由設計のi-smart(アイスマート)との違い
アイスマイルとi-smartの最大の違いは、間取りの決め方です。i-smartが完全自由設計であるのに対し、アイスマイルはあらかじめ用意された多数のプランから選ぶ方式です。
プランは4,000パターン以上用意されており、間取りの自由度を抑える代わりに設計の打ち合わせ回数を大幅に減らせます。坪単価もi-smartの80〜95万円に対し、アイスマイルは65〜80万円程度に抑えられます。
アイスマイルプラス(i-smile+)との違い
アイスマイルには上位版の「アイスマイルプラス(i-smile+)」もあります。標準のアイスマイルより坪単価が4〜5万円ほど高く設定されており、内装や設備のグレードが一段階上がります。
間取りの自由度そのものに大きな差はありませんが、キッチンや外壁のグレードにこだわりたい場合はアイスマイルプラスも比較検討する価値があります。展示場や見積もり時に、担当者へ違いを確認しておきましょう。
アイスマイルの坪単価は65〜80万円が目安
続いて、アイスマイルの坪単価と総額の目安を具体的に見ていきましょう。

30坪・35坪の総額シミュレーション
アイスマイルの坪単価65〜80万円の中間である坪単価72万円を基準に、30坪・35坪で建てた場合の総額目安を試算しました。
| 費用項目(30坪) | 金額の目安 |
|---|---|
| 本体工事費(坪単価72万円×30坪) | 約2,160万円 |
| 付帯工事費(地盤改良・給排水等) | 約200〜350万円 |
| 外構工事費 | 約150〜300万円 |
| 諸費用(登記・ローン手数料等) | 約150〜250万円 |
| 合計 | 約2,700〜3,100万円 |
| 費用項目(35坪) | 金額の目安 |
|---|---|
| 本体工事費(坪単価72万円×35坪) | 約2,520万円 |
| 付帯工事費 | 約200〜400万円 |
| 外構工事費 | 約150〜300万円 |
| 諸費用 | 約150〜250万円 |
| 合計 | 約3,000〜3,500万円 |
30坪は3〜4人家族向けのコンパクトな間取り、35坪はゆとりのある4LDKに対応できるサイズです。実際の総額はプランやオプションによって変動するため、見積もりで最終確認しましょう。
坪単価に含まれるもの・含まれないもの
アイスマイルの坪単価には、建物本体の工事費に加えて主要な設備費用が含まれています。一方で、以下のような費用は坪単価に含まれません。
- 地盤改良費(地盤調査の結果による)
- 外構工事費(駐車場・フェンス・植栽など)
- 付帯工事費(給排水・ガス引込み等)
- 各種申請費・登記費用・住宅ローン手数料
- 家具・家電・引越し費用
一条工務店は2026年1月に多くの商品で坪あたり3,000円の値上げを実施しており、アイスマイルも例外ではありません。検討中の方は早めに見積もりを取得しておくことをおすすめします。
人気のオプションと費用目安
アイスマイルは規格プランでも、設備のグレードアップは可能です。人気のオプションと費用目安を紹介します。
- 蓄電池:約100〜150万円
- 太陽光発電の容量アップ:約20〜40万円
- カップボード(食器棚):約15〜25万円
- 玄関タイル・建具のグレードアップ:約10〜30万円
オプションを積み重ねると総額が数十万〜100万円単位で変わります。優先順位を決めたうえで、見積もり時に取捨選択することが大切です。
一条工務店全体の商品別坪単価や総額の考え方は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

アイスマイルの標準仕様一覧
アイスマイルは規格住宅ながら、一条工務店の基本性能をしっかり受け継いでいます。標準仕様を確認しましょう。

| 標準装備 | 内容 |
|---|---|
| 全館床暖房 | リビングから廊下・トイレまで標準搭載 |
| 太陽光発電システム | 屋根一体型。標準搭載 |
| トリプル樹脂サッシ | ペアガラスの約5倍の断熱性能 |
| ハイドロテクトタイル外壁 | セルフクリーニング機能で塗り替え不要 |
| 全館換気システム | 熱交換型換気で花粉・ホコリを軽減 |
| 断熱性能(UA値) | 0.3〜0.4台。大手平均より高水準 |
全館床暖房・太陽光発電が標準搭載
アイスマイルには、全館床暖房と太陽光発電システムが標準で搭載されます。他社ではオプション扱いになることが多い設備が、規格住宅であっても標準に含まれている点は一条工務店らしい特徴です。
外壁にはハイドロテクトタイルを採用しており、セルフクリーニング機能でメンテナンスコストを抑えられます。トリプル樹脂サッシによる高断熱窓も標準です。
断熱性能はi-smartよりやや抑えめ
断熱性能そのものは高水準ですが、i-smartと全く同じではありません。アイスマイルの断熱仕様はやや簡略化されており、UA値はi-smartの0.25前後に対し、アイスマイルは0.3〜0.4台が目安です。
とはいえ、一般的な大手ハウスメーカーの平均的な断熱性能(UA値0.4〜0.6程度)と比べれば、アイスマイルでも十分高い水準です。性能を落とさず価格を抑えたい人に向いている仕様バランスといえます。
一条工務店の商品ラインでみるアイスマイルの位置づけ
アイスマイルが一条工務店の中でどのポジションにあるのか、他の商品ラインと比較して整理します。
| 商品名 | 坪単価の目安 | 位置づけ |
|---|---|---|
| GRAND SMART | 90〜105万円 | 最上位モデル・性能とデザインの両立 |
| GRAND SAISON | 85〜100万円 | デザイン重視・洋風の高級感 |
| i-smart | 80〜95万円 | 主力モデル・完全自由設計 |
| i-cube | 70〜85万円 | シンプルデザイン・コスパ重視 |
| i-smile(本記事) | 65〜80万円 | 規格住宅・打ち合わせ効率重視 |
| HUGme | 50〜70万円 | 最も手頃な価格帯の規格住宅 |
グランセゾン・グランスマートとの違い
グランスマートとグランセゾンは、アイスマイルより坪単価が20万円前後高い上位モデルです。グランスマートは性能を、グランセゾンはデザイン性を重視した商品で、どちらも完全自由設計です。
予算に余裕があり、性能とデザインの両方にこだわりたい場合はこれらの上位モデルが候補になります。コストを優先するならアイスマイルが現実的な選択肢です。
HUGmeとの違い(さらに手頃な価格帯)
HUGmeはアイスマイルよりさらに坪単価が抑えられた規格住宅で、坪単価は50〜70万円が目安です。ただし全館床暖房や太陽光発電は標準ではなくオプション扱いになります。
アイスマイルは全館床暖房・太陽光発電を標準搭載したまま価格を抑えたい人向け、HUGmeはさらに初期費用を切り詰めたい人向けという住み分けです。
一条工務店の標準仕様の詳細は、こちらの記事でグレード別に整理しています。


タウンライフ家づくりなら、複数のハウスメーカーから無料で間取りプランと見積もりを一括で取り寄せできます。アイスマイルが自分たちに合うか、他社と比較しながら検討できます。
アイスマイルのメリット
アイスマイルを検討するうえで押さえておきたいメリットを紹介します。
一条工務店の基本性能を抑えた価格で得られる
アイスマイルの最大のメリットは、一条工務店の高い基本性能を比較的抑えた価格で得られる点です。全館床暖房・太陽光発電・トリプルサッシといった、他社ならオプションになりがちな装備が標準で付いてきます。
性能重視の家づくりをしたいものの、i-smartの自由設計にそこまでこだわりがない人にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
打ち合わせ回数が少なく決めやすい
アイスマイルは間取りプランがあらかじめ用意されているため、打ち合わせ回数は2〜3回程度で済むケースが多いとされています。i-smartの自由設計では10回以上の打ち合わせが必要になることもあり、対照的です。
筆者自身、4社に相談した際は打ち合わせ回数の多さに苦労した経験があります。仕事や子育てで忙しく打ち合わせに時間を割きにくい人には大きなメリットです。
アイスマイルのデメリット・注意点
メリットだけでなく、事前に知っておきたいデメリットや注意点も確認しておきましょう。

間取りの自由度が低い
アイスマイルは規格プランの中から間取りを選ぶ方式のため、i-smartのような自由設計はできません。「南側に大きな窓を配置したい」など、細かいこだわりを実現しにくい場合があります。
プラン数自体は4,000パターン以上と豊富ですが、完全なオーダーメイドを希望する人には物足りなく感じられる可能性があります。契約前に候補プランを複数確認しておくことが大切です。
値引き交渉が難しく、さらぽか空調にも非対応
一条工務店は全体的に値引き交渉が難しいハウスメーカーですが、アイスマイルも例外ではありません。規格化によって価格が抑えられている分、追加の値引き余地は限られています。
また、夏場の冷房・除湿を担う「さらぽか空調」はアイスマイルでは選択できません。夏の快適性を重視する場合はi-smart以上のグレードを検討する必要があります。
土地の形状によって選べるプランが限られることがある
アイスマイルの4,000パターン以上のプランは、整形地(正方形・長方形に近い土地)を想定して設計されたものが中心です。旗竿地や間口の狭い変形地の場合、希望に近いプランがそもそも対応していないケースがあります。
手持ちの土地や検討中の土地に癖がある場合は、契約前の打ち合わせで「その土地に対応できるプランがあるか」を必ず確認しておきましょう。対応プランがなければ、i-smartでの自由設計に切り替える選択肢も検討する必要があります。
アイスマイルが向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえ、アイスマイルが向いている人・向いていない人を整理します。
- 一条工務店の性能を重視しつつ費用を抑えたい人
- 打ち合わせ回数を減らして効率よく家づくりを進めたい人
- 間取りに強いこだわりがなく、実績あるプランから選びたい人
- 間取りやデザインを完全に自由に決めたい人
- 夏の冷房性能(さらぽか空調)を重視する人
- 値引き交渉を前提に予算を組みたい人
- 旗竿地・変形地などクセのある土地で建てる予定の人
筆者自身、4社を比較して住友林業を選びましたが、間取りへのこだわりが強いほど打ち合わせ回数は増える実感があります。何を優先するかを家族で話し合ってから商品を選ぶと後悔が少なくなります。
アイスマイルに関するよくある質問
アイスマイルについて、よく寄せられる質問にお答えします。
一条工務店で平屋を検討している方や床暖房について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


まとめ|アイスマイルは性能とコスパのバランス型
アイスマイルの坪単価は65〜80万円が目安で、一条工務店の中では比較的手頃な価格帯に位置します。全館床暖房や太陽光発電といった一条らしい性能を保ちながら、打ち合わせ回数を抑えて効率よく家づくりを進められる点が魅力です。
ただし、間取りの自由度やさらぽか空調の非対応など、事前に知っておくべき注意点もあります。i-smartや他社の商品とも比較しながら、優先順位に合った選択をすることが大切です。まずは複数社から見積もりを取り、条件を比較してみましょう。

タウンライフ家づくりなら、大手ハウスメーカーから無料で間取りプランと見積もりを一括で取り寄せできます。筆者自身も4社に足を運びましたが、打ち合わせ回数の多さには本当に苦労しました。まずは無料で情報を集めるところから始めてみてください。




