「外壁塗装って、うちみたいな30坪の家だといくらかかるの?」と気になっていませんか。延床面積30坪(約99㎡)の戸建てなら、外壁塗装の費用相場は80万〜120万円が目安です。
筆者は2025年5月に住友林業で注文住宅を建てましたが、外構工事では価格の安さだけで業者を選んで痛い目にあった経験があります。坪数という条件だけで判断せず、内訳まで理解したうえで見積もりを比較することの大切さを実感しました。
この記事では、30坪の家に絞って外壁面積の算出方法、塗料グレード別の総額シミュレーション、費用内訳、費用を抑えるポイントまでわかりやすく解説します。
- 延床30坪の外壁塗装費用相場(80万〜120万円)の根拠
- 延床面積から塗装面積(外壁面積)を算出する方法
- 総2階建て・平屋による外壁面積の違い
- 塗料グレード別(アクリル〜無機)の30坪総額シミュレーション
- 30坪の足場代・下地補修費・屋根塗装同時施工の費用
- 30坪の外壁塗装費用を抑える3つのポイント
30坪の外壁塗装費用相場は80万〜120万円が目安
延床面積30坪の戸建てで外壁塗装を行う場合、総額の中心価格帯は80万〜120万円です。まずはこの金額の根拠となる、延床面積と塗装面積の関係から確認しましょう。

延床面積30坪は約99㎡
30坪を平方メートルに換算すると、1坪=約3.31㎡なので30坪は約99㎡になります。ただし外壁塗装の費用は延床面積ではなく、実際に塗る「塗装面積(外壁面積)」で決まる点に注意が必要です。
塗装面積は延床面積の1.2〜1.3倍で計算する
外壁塗装で実際に塗る面積は、延床面積の1.2〜1.3倍程度になるのが一般的な目安です。30坪(約99㎡)の場合、99㎡×1.2〜1.3で約120〜130㎡が塗装面積になります。
この120〜130㎡という面積に、後述する塗料グレードごとの㎡単価を掛け合わせることで、業者の見積もりが妥当かどうかをある程度自分でチェックできるようになります。
総2階建て・平屋で外壁面積は変わる
同じ30坪でも、総2階建てか平屋かによって外壁面積は変わります。総2階建ては1階と2階の床面積がほぼ同じで、上下2層分の壁が必要になるため、前述の120〜130㎡程度が目安になります。
一方、平屋は建物の高さが低い分だけ外壁面積はやや小さくなる傾向がありますが、屋根面積は総2階建てより大きくなります。屋根塗装もあわせて依頼する場合は、外壁と屋根の合計で見ると総額の差は縮まるケースが多いです。
正確な外壁面積は、建物の形状や窓の数によっても変わります。タウンライフリフォームなら、自宅の図面をもとにした外壁塗装の概算費用やプランを無料で複数社から一括でもらえます。
【塗料グレード別】30坪の外壁塗装総額シミュレーション
外壁塗装の総額は、選ぶ塗料のグレードによって数十万円単位で変わります。30坪(塗装面積約120㎡)の場合の総額目安を、グレード別にシミュレーションしてみましょう。
| 塗料グレード | ㎡単価目安 | 耐用年数 | 30坪(120㎡)の総額目安 |
|---|---|---|---|
| アクリル | 1,000〜1,500円 | 5〜8年 | 60万〜80万円 |
| ウレタン | 1,700〜2,500円 | 8〜10年 | 70万〜95万円 |
| シリコン | 2,300〜3,500円 | 10〜15年 | 80万〜120万円 |
| フッ素 | 3,000〜4,500円 | 15〜20年 | 95万〜140万円 |
| 無機 | 4,000〜5,500円 | 20〜25年 | 110万〜160万円 |
※足場代・下地補修費などを含む総額の目安です。㎡単価は塗料代・施工手間費のみで、業者やメーカーによって変動します。
シリコン塗料なら80万〜120万円が目安
30坪の住宅でもっとも選ばれているのがシリコン塗料で、総額は80万〜120万円が目安です。価格・耐久性(10〜15年)のバランスが良く、迷ったらまずシリコン塗料で検討するのが無難です。
フッ素・無機塗料を選んだ場合
フッ素塗料なら95万〜140万円、無機塗料なら110万〜160万円が30坪の総額目安です。初期費用はシリコンより高くなりますが、耐用年数が15〜25年と長く、次回の塗り替えまでの期間を延ばせます。
足場代は塗装のたびに発生する固定費のため、長く住む予定の家ほど、高グレード塗料のほうが1年あたりのコストで見て有利になるケースがあります。
アクリル・ウレタン塗料を選んだ場合
アクリル塗料は30坪で60万〜80万円ともっとも安価ですが、耐用年数は5〜8年と短く、現在は倉庫や物置などごく一部でしか採用されていません。
ウレタン塗料は70万〜95万円、耐用年数8〜10年です。かつては主流でしたが、シリコン塗料とのコスト差が縮まったこともあり、近年は採用件数が減少しています。
30坪の外壁塗装費用内訳
見積書の金額が適正かどうかを判断するには、内訳を把握しておくことが欠かせません。30坪の場合の代表的な内訳項目を確認しましょう。
足場代は15万〜20万円が目安
足場代は外壁塗装費用全体の15〜20%程度を占め、30坪程度の住宅では15万〜20万円が目安です。塗料のグレードにかかわらずほぼ一定にかかる固定費なので、「足場代無料」をうたう業者にはかえって注意が必要です。
下地補修・シーリング費用
サイディングの目地に使うシーリング(コーキング)材の打ち替えは1mあたり900〜1,200円が目安です。30坪程度の住宅で全面打ち替えとなると、10万〜20万円程度の追加費用が発生することもあります。
外壁のひび割れ補修は1箇所あたり数千円〜1万円程度ですが、劣化が広範囲に及ぶ場合は数万円〜10万円以上になることもあるため、現地調査で正確な状態を確認してもらいましょう。
屋根塗装を同時に行う場合の総額
30坪の外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、外壁塗装の費用に屋根塗装分の30万〜50万円程度が上乗せされ、総額は110万〜170万円程度になるのが目安です。
足場の設置・解体は1回分の費用で済むため、外壁と屋根を別々のタイミングで塗装するより、まとめて依頼したほうが結果的に安くなる可能性が高くなります。

30坪の外壁塗装費用を抑える3つのポイント
相場を知ったうえで、実践的に費用を抑えるポイントを紹介します。品質を落とさずに賢く節約する視点で選びましょう。
相見積もりで30坪の適正価格を把握する
外壁塗装は同じ工事内容でも業者によって数十万円の差が出やすい工事です。最低3社から見積もりを取り、提示された塗装面積が延床30坪に見合った120〜130㎡程度になっているかも確認しましょう。
屋根塗装と同時発注で足場代をまとめる
前述のとおり、足場は外壁塗装費用の15〜20%を占める大きなコストです。屋根塗装が必要な時期が近いなら、足場を1回分にまとめられる同時施工が最も効率的な節約方法です。
閑散期に依頼して価格交渉の余地を作る
気候が安定する3〜5月・9〜11月は繁忙期にあたり、価格交渉がしにくくなる傾向があります。逆に6〜8月・12〜2月の閑散期は交渉の余地が生まれやすく、工期の融通も利きやすくなります。
- 塗装面積(㎡)が延床30坪に見合った数値になっているか
- 使用する塗料のメーカー名・商品名が明記されているか
- 足場代・養生費が別項目としてわかるようになっているか
- 下地補修・シーリングの範囲と金額が明記されているか
【体験談】相場より安い見積もりに潜むリスク
筆者は住友林業で家を建てた際、外構工事を別の専門業者に依頼しましたが、相見積もりで最も安かった業者と契約した結果、工事の着工が大幅に遅れるトラブルに見舞われました。最終的に工事は完了しましたが、その業者は工事完了直後に破産寸前だったことが判明しています。
この経験から、相場より極端に安い見積もりには理由があると考えるようになりました。30坪という同じ条件でも、業者によって塗装面積の算出根拠や工程の丁寧さは異なります。詳しいトラブルの経緯と見積書のチェックポイントは、外壁塗装の相場を解説した以下の記事でまとめています。
30坪の外壁塗装費用に関するよくある質問
まとめ:30坪の外壁塗装相場を把握して賢く比較しよう
延床面積30坪の外壁塗装費用相場は80万〜120万円で、塗装面積は延床面積の1.2〜1.3倍にあたる約120〜130㎡が目安です。塗料グレードや屋根塗装の有無によって総額は数十万円単位で変わるため、面積の根拠まで確認して見積もりを比較することが欠かせません。
- 30坪(延床約99㎡)の外壁塗装費用相場は80万〜120万円
- 塗装面積は延床面積の1.2〜1.3倍(約120〜130㎡)が目安
- シリコン塗料(80万〜120万円)が価格・耐久性のバランスで主流
- 足場代は15万〜20万円、屋根同時施工なら+30万〜50万円が目安
- 見積もりの塗装面積が延床30坪に見合っているか要確認
筆者自身、外構工事で「安さだけで業者を選ぶ怖さ」を経験したからこそ、30坪という条件だけで判断せず、複数社の比較を面倒がらずに行うことをおすすめします。

どこに依頼すればいいか迷ったら、まずはタウンライフリフォームで自宅の無料見積もり・提案を取り寄せてみましょう。実際の外壁面積での見積もりを知るだけでも、数十万円単位の差につながります。




