「千葉でガレージハウスを建てたいけれど、どこに頼めばいいのだろう」と迷っていませんか。千葉県内でガレージハウスを手がける会社は数が限られ、坪単価を公表していない会社が大半です。公開されている実例から逆算すると、坪単価はおおむね80万円台前半が目安になります。
そのうえで千葉ならではの落とし穴が土地代です。県内の住宅地は坪単価が茂原市の約13万円から浦安市の約164万円まで開いています。ガレージ分の敷地を確保するだけで、エリアによって1,000万円以上の差が生まれます。
筆者は住友林業で注文住宅を建てた際、柱のない大空間をつくるために商品ラインを途中で変更しました。この記事では、千葉でガレージハウスを手がける6社の比較に加え、市町村別の土地代、台風に備える設計のポイントまで解説します。
千葉でガレージハウスを建てる前に知りたい気候と法規の基礎
千葉県は黒潮の影響を受けた温暖な海洋性気候で、積雪はほとんどありません。雪から車を守る必要がない代わりに、潮風・強い日差し・台風という別の理由でガレージの価値が高まります。

ガレージハウスとビルトインガレージの違い
ガレージハウスとは、建物と一体化した屋根付きの車庫を備えた住宅のことです。ビルトインガレージが1階の一部を車庫にする間取り手法を指すのに対し、ガレージハウスはガレージを主役に据えた住宅コンセプト全体を指します。
設計上の要になるのが容積率の扱いです。建築基準法施行令では、自動車車庫の床面積は延べ面積の5分の1まで容積率に算入しないと定められています。ただし建ぺい率には算入されるため、敷地が狭いほど設計力の差が出ます。
この緩和は、地価の高い松戸市・柏市・流山市など県北西部で特に効いてきます。同じ土地でも、緩和を前提に設計できる会社かどうかで居住スペースの広さが変わります。
ただし固定資産税は別の話です。この緩和は建築基準法にもとづく容積率の計算上のルールで、固定資産税を定める地方税法とは適用される法律が異なります。壁・屋根を備え土地に定着したビルトインガレージは、延べ面積に占める割合にかかわらず課税対象になる点は押さえておきましょう。
千葉でガレージハウスが選ばれる理由
千葉で屋根付きガレージが支持される理由は、雪国とは異なります。海に囲まれた地形と夏の日差しの強さが、屋外駐車のデメリットを大きくしているためです。
- 沿岸部の潮風から車体の金属部を遮れる
- 台風の飛来物や強い日差しによる塗装劣化を防げる
- 屋外駐車場を別に確保せずに済み、狭い敷地でも駐車できる
- 洗車や整備を屋根の下で行え、趣味の空間としても使える
千葉で建てる前に押さえたいデメリット
一方で、千葉特有の事情がコストや設計の制約につながる場面もあります。契約前に把握しておきたい点を整理しました。
- 建ぺい率にはガレージも算入され、地価の高い県北西部ほど敷地の制約が厳しい
- 間口の広いシャッターは強風時に力がかかり、耐風圧性能の確認が欠かせない
- 沿岸部ではシャッターのレールやモーターが塩分の影響を受けやすい
- 排気ガスがこもらない換気計画と、床の構造補強が必要になる
- 県内で対応できる会社は拠点が分散しており、比較検討に手間がかかる
どれも会社選びと設計段階の工夫でカバーできる項目です。次章では、千葉の費用相場を土地代とセットで見ていきます。
千葉のガレージハウスの費用相場|坪単価と市町村別の土地代
ガレージハウスの総額は、建物の坪単価と土地代の2つで決まります。千葉県は市町村ごとの地価差が大きいため、後者の影響を軽視できません。
千葉のガレージハウスの坪単価は80万円台前半が目安
千葉でガレージハウスを手がける会社は、坪単価を公表していないケースが多いのが実情です。数少ない公開実例(延床42.58坪・本体価格3650万円)から逆算すると、坪単価はおおむね80万円台前半になります。

坪単価が上がりやすい理由は、大開口のシャッター・大型扉の設置費用、車の重みに耐える床の構造補強、ガレージ部分の耐震・防火仕様への対応です。クレアカーサのようにガレージ部分の追加費用を「1台用150〜300万円、2台用200〜350万円程度」と公開している会社もあります。一般的な注文住宅にこの金額を上乗せするイメージを持っておくと、総額を把握しやすくなります。
千葉は市町村で土地の坪単価が12倍以上違う
2026年(令和8年)の公示地価によると、千葉県の住宅地の平均は坪あたり約42.9万円で、前年から4.6%上昇しました。全国では9番目の水準です。ただし県内の内訳を見ると、市町村による開きが極めて大きくなっています。
ガレージハウスは建ぺい率にガレージ分が算入されるため、同じ延床でも屋外駐車の家より広い敷地が要る場合があります。下表は、1台用ガレージの建築面積を約5坪、建ぺい率を50%と仮定し、必要になる敷地10坪分の土地代を試算したものです。
| エリア | 坪単価の目安 | 10坪分の土地代 |
|---|---|---|
| 千葉県平均 | 約42.9万円 | 約429万円 |
| 浦安市 | 約163.5万円 | 約1,635万円 |
| 市川市 | 約142.4万円 | 約1,424万円 |
| 船橋市 | 約97.3万円 | 約973万円 |
| 松戸市 | 約79.4万円 | 約794万円 |
| 流山市 | 約75.6万円 | 約756万円 |
| 千葉市 | 約67.3万円 | 約673万円 |
| 柏市 | 約67.0万円 | 約670万円 |
| 八千代市 | 約44.5万円 | 約445万円 |
| 我孫子市 | 約37.0万円 | 約370万円 |
| 四街道市 | 約26.2万円 | 約262万円 |
| 木更津市 | 約15.1万円 | 約151万円 |
| 茂原市 | 約13.2万円 | 約132万円 |
茂原市と浦安市では、同じ10坪分でも1,500万円近い差が生じます。建物の坪単価を10万円下げる交渉より、エリア選びの影響のほうがはるかに大きいことがわかります。
後述する6社は、四街道市・八千代市・茂原市・我孫子市・千葉市・松戸市と拠点が分散しています。得意なエリアが土地代の水準と直結するため、会社選びは実質的にエリア選びでもあります。
千葉県内でおすすめのハウスメーカー・工務店については、以下の記事でも比較しています。あわせてご覧ください。

ガレージハウスの費用内訳
ガレージハウスの総額は、一般的な注文住宅と同じく「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」で構成されます。ガレージ分のシャッターや床の補強費用は、本体工事費に含まれるのが一般的です。

注意したいのは、シャッターの仕様が本体価格に含まれる範囲です。手動から電動へ、標準品から耐風圧性能の高い製品へ変更すると、後から加算されるケースがあります。台風の多い千葉では仕様を上げたくなる部分なので、見積もり段階で範囲を確認しましょう。

費用を正確につかむには、希望エリアと車の台数を伝えて複数社にプランを出してもらうのが近道です。無料の一括請求サービスなら、千葉のどの市に対応できる会社かも同時に確認できます。
千葉のガレージハウスおすすめ会社6社【拠点・対応エリア別】
ここからは、千葉県内に拠点を置きガレージハウスを手がける6社を紹介します。ガレージハウスの施工実績が公式サイトで確認できること、千葉県内を施工対応エリアとしていること、住宅性能に関する情報を公開していることを基準に、編集部が選定しました。
掲載順は各社の優劣を示すものではありません。坪単価は本体価格をもとにした目安で、2026年7月時点の各社公式サイト等の公開情報にもとづきます。最新の仕様・価格は各社へ直接ご確認ください。

| 会社名 | 所在地 | 坪単価の目安 | 対応エリア | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ウェルカムホーム | 四街道市 | 非公表(UA値0.46以下の高性能仕様) | 千葉市・船橋市など県内19市町村 | ガレージ専門ブランド |
| エステージ | 八千代市 | 本体2,100万円〜(3LDK+ガレージ) | 松戸・柏・流山など県内30市町村以上 | 断熱等級6・制震ダンパー標準 |
| クレアカーサ | 茂原市 | 非公表(ガレージ追加150〜350万円が目安) | 千葉県全域 | ZEH最高ランク・受賞歴あり |
| 日建ホーム | 我孫子市 | 非公表 | 我孫子・柏・松戸など県北西部 | 無垢材・自然素材、地域密着 |
| スタジオ・チッタ | 千葉市中央区 | 本体3,650万円(延床42.58坪の実例) | 千葉県中心(神奈川・沖縄でも展開) | 中庭とガレージの一体設計 |
| 太陽ハウス | 松戸市 | 非公表 | 松戸・柏・流山エリア中心 | 造作にこだわるビルトインガレージ |
拠点の市が違えば、提案してくる土地の価格帯も変わります。各社の特徴と向いている人を、順に見ていきましょう。
①ウェルカムホーム|千葉の「ガレージのある暮らし」専門工務店

出典:公式サイト
ウェルカムホームは千葉県四街道市に拠点を置き、「ガレージのある暮らし」をコンセプトに掲げる工務店です。千葉市・船橋市・松戸市・柏市など、千葉県内19市町村に対応しています。
ロフト付きガレージやヴィンテージスタイルのガレージハウスなど、施主の趣味に合わせた提案を得意としています。UA値0.46以下の高気密・高断熱仕様を標準とし、ZEH水準の省エネ性能も確保しています。
坪単価は非公表ですが、ガレージハウスを専門に掲げる会社ならではの提案力に期待できます。「車のある暮らし」そのものを設計の軸に据えたい人に向いています。
②エステージ|千葉県内30市町村以上に対応する高性能住宅

出典:公式サイト
エステージは千葉県八千代市に本社を置き、松戸市・柏市・流山市・船橋市・市川市・木更津市・市原市など、千葉県内30以上の市町村に対応しています。茨城県や東京都・埼玉県の一部にも施工実績があります。
断熱等級6「HEAT20」水準の断熱性能や制震ダンパーの標準搭載、太陽光発電の標準仕様など、性能面を重視した家づくりが特徴です。木更津市では「ガレージハウス×家事ラクの住まい」を手がけるなど、実例も公開しています。
3LDK+ガレージスペースで本体価格2,100万円からのプランを用意しており(敷地45坪以上が目安)、対応エリアの広さとコストバランスを両立したい人に向いています。
③クレアカーサ|ZEH最高ランクを取得した高性能ガレージハウス

出典:公式サイト
クレアカーサは千葉県茂原市に拠点を置き、千葉県全域を施工対応エリアとしています。一級建築士やインテリアコーディネーター、施工管理技士などの有資格者体制で家づくりを進めています。
ZEHの普及率評価制度で最高ランクの「6つ星」を取得し、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー優秀賞やキッズデザイン賞も受賞しています。ビルトインガレージ・インナーガレージのある家を数多く手がけており、延床30〜73坪までの施工実績を公開しています。
坪単価は非公表ですが、ガレージ追加費用の目安を「1台用150〜300万円、2台用200〜350万円程度」と公開しています。性能とデザインの両方にこだわりたい人に向いています。
④日建ホーム|我孫子市の地域密着・自然素材の家づくり

出典:公式サイト
日建ホームは千葉県我孫子市に本社を置き、柏市・松戸市・流山市・野田市・印西市・鎌ヶ谷市など千葉県北西部と、茨城県南部の一部(車で約1時間圏内)に対応しています。
高断熱・高気密の性能に加え、無垢材や自然素材を活かした健康的な家づくりが特徴です。ガレージハウスの施工実績は5例あり、4台以上駐車できるスタイリッシュな住まいから、ビルトインガレージのある平屋まで幅広く手がけています。
坪単価は非公表ですが、ZEH対応や耐震補強、リノベーション事業も展開する総合力があります。地域密着の安心感と自然素材にこだわりたい人に向いています。
⑤スタジオ・チッタ|デザイン性の高いガレージハウス実例

出典:公式サイト
スタジオ・チッタは千葉市中央区に拠点を置き、千葉県を中心に神奈川県・沖縄県でも家づくりを手がけています。フルオーダーハウスから価格定額制の商品まで、複数のラインアップを展開しています。
代表的な施工事例「GARAGE HOUSE」は、真っ白なガルバリウム鋼板の外壁にビルトインガレージを配置し、中庭を介して愛車を眺められる設計が特徴です。延床140.77㎡(42.58坪)で本体価格3,650万円という実例を公開しています。
坪単価に換算するとおおむね85万円前後で、6社の中では価格帯が高めです。デザイン性と趣味性を両立した唯一無二の住まいを求める人に向いています。
⑥太陽ハウス|松戸・柏エリアのビルトインガレージ実績

出典:公式サイト
太陽ハウスは千葉県松戸市に本社を置き、松戸市・柏市・流山市を中心にエリアを展開する地域工務店です。注文住宅に加えて事業用建築も手がける総合力があります。
松戸市の施工事例では、木造2階建て・延床122.72㎡(37.12坪)にエアコン完備のビルトインガレージと2台分のカーポートを備え、間接照明や収納、スロップシンクまで造り込んだ提案をしています。
坪単価は非公表ですが、地域密着ならではの機動力があります。愛車を美しく魅せる細部までこだわったガレージを求める人に向いています。
気になる会社が見つかったら、希望する市名と車の台数をそろえて複数社に見積もりを依頼しましょう。同じ条件で並べると、土地の提案力と建物価格の差が同時に見えてきます。

千葉のガレージハウス会社の選び方|台風と地価を踏まえた6つの基準
千葉でガレージハウスを建てるなら、一般的な工務店選びの基準に加えて、台風と潮風への備えを確認する必要があります。ここでは6つのポイントを紹介します。

①希望する市に対応できるかを最初に確認する
千葉県は東西南北に広く、6社の対応エリアも大きく異なります。県全域をカバーする会社もあれば、県北西部の3市に絞る会社もあります。
建てたい市が対応範囲の端にあると、打ち合わせや現場管理の頻度が落ちる可能性があります。施工事例の所在地も併せて確認し、モデルハウスや完成見学会に足を運べる距離かどうかも判断材料にしましょう。
②大開口シャッターの耐風圧性能を確認する
2019年の令和元年房総半島台風では、千葉市で最大瞬間風速57.5メートルを観測しました。同市の観測史上1位の記録です。
この台風による住家被害は全国で全壊391棟、半壊・一部損壊76,483棟にのぼりました。建物そのものの倒壊よりも、屋根ふき材など外装材の被害が多かったのが特徴です。
ガレージハウスは、間口の広いシャッターや大型扉が外壁の一部を占めます。強風時にもっとも力を受ける部分なので、採用するシャッターの耐風圧性能と、風速何メートルまで想定しているかを設計士に確認しましょう。
③ガレージの構造補強と換気計画を確認する
ガレージ部分は車の重みに耐える床の構造と、排気ガスがこもらない換気計画が欠かせません。1階の壁を大きく抜くため、耐力壁の配置にも制約が生まれます。
どのような構造補強で耐震性を確保しているかを、図面を使って説明できる会社は信頼しやすいといえます。「実績があるので大丈夫です」で終わる説明には注意が必要です。
④土地代を含めた総額で比較する
前章のとおり、千葉は市町村で土地の坪単価が12倍以上違います。建物の坪単価が高い会社でも、地価の低いエリアを提案してくれれば総額は下がります。
土地から探す場合は、建物と土地の合計でいくらになるかを各社に出してもらいましょう。あわせて、シャッターの仕様変更や床補強がオプション扱いになっていないかも確認します。
⑤沿岸部は塩害対策とメンテナンス周期を確認する
千葉県は東京湾と太平洋に挟まれ、三方を海に囲まれた地形です。九十九里や内房の沿岸部では、潮風に含まれる塩分が金属部を傷めやすくなります。
ガレージのシャッターはレール・スラット・電動モーターと金属部品の集まりです。沿岸部で建てるなら、シャッターの素材と塗装仕様、点検・再塗装の推奨周期を契約前に聞いておきましょう。
⑥保証内容と完成保証の有無を確認する
初期保証の年数や定期点検の頻度は会社ごとに異なります。ガレージのシャッターなど設備部分がどこまで保証対象かは、書面で確認しておきましょう。
ガレージハウスを手がける会社は地域密着の中小規模が多く、万が一の倒産に備えた「完成保証」の有無も重要です。住宅完成保証制度への登録や瑕疵担保責任保険の加入状況を確認しましょう。

エリアで選ぶ|千葉のガレージハウス会社を地域別に整理
紹介した6社は拠点も対応エリアもばらばらです。千葉県を3つの地域に分けて整理すると、自分の建てたい場所に合う会社が絞りやすくなります。
県北西部(松戸・柏・流山・我孫子)|容積率緩和を活かす設計力で選ぶ

松戸市や流山市は住宅地の坪単価が75万円を超え、県内でも上位のエリアです。流山市は上昇率も高く、敷地を広く取るほど予算を圧迫します。
このエリアで建てるなら、限られた敷地で容積率緩和を最大限に活かせる設計力が決め手になります。太陽ハウス・日建ホーム・エステージが対応エリアに含む地域です。
千葉市・八千代・四街道|地価と敷地のバランスが取りやすい

千葉市は坪単価約67万円、八千代市は約44万円、四街道市は約26万円と、県平均前後に収まるエリアです。2台用ガレージや趣味スペースを足しても、土地代が跳ね上がりにくいのが利点です。
ガレージ専門ブランドを掲げるウェルカムホーム、中庭と一体設計を得意とするスタジオ・チッタが拠点を構える地域でもあります。デザインの自由度を優先しやすい選択肢です。
外房・内房(茂原・木更津)|土地代は抑えられるが台風対策が要

茂原市は坪単価約13万円、木更津市は約15万円と、県北西部の10分の1以下です。3台用ガレージや広い作業スペースも現実的な予算に収まります。
一方で海が近く、台風の進路にもあたりやすい地域です。県全域に対応するクレアカーサのように、耐風・耐候の仕様を説明できる会社を選びたいエリアといえます。
千葉のガレージハウスで後悔しないための注意点【実体験】
ここでは、筆者が住友林業で注文住宅を建てるまでに経験したことから、ガレージハウスにも当てはまる注意点を3つ紹介します。いずれも契約前に確認しておけば防げる内容です。

柱のない大空間は「商品ライン」で実現できるかが決まる
筆者は当初、住友林業のセミオーダー商品「フォレストセレクション」で見積もりを取っていました。ところが希望していた柱のない大空間リビングは、この商品だと大空間の中に柱か壁を設ける必要があり、実現できないとわかりました。
最終的に完全自由設計の「マイフォレストBF」へ変更し、柱なしの大空間を実現しました。金額差は100万円以内だったため、自由度を優先した判断です。
ガレージの大開口もこれとまったく同じ構図です。「その会社で建てられるか」ではなく「その会社のどの商品なら建てられるか」まで踏み込んで聞かないと、後から間口を狭められることになります。
ガレージ扉と外壁の色をそろえるなら発注先に注意する
筆者の家では、住友林業オリジナルの外壁材を採用しました。この素材は外部の外構業者では扱えず、門塀を同じ色でそろえたい場合は住友林業に外構も頼むしかない、という制約がありました。
ガレージハウスは外観そのものが主役です。シャッターや扉の色・素材を外壁と合わせられるか、別会社に外構を頼んだときに統一感が崩れないかは、契約前に確認しておく価値があります。
比較したメーカーの1社では「デザインは後からどうとでもなる」と言われ、強い違和感が残りました。外観を後回しにする会社は、ガレージハウスの相談相手には向きません。
着工日を「速やかに」で終わらせない
筆者は外構工事を相場より安い業者に依頼し、着工が3か月近く遅れました。契約書の着工日が「建物完成後、速やかに開始」という曖昧な表現だったことが、遅延を追及しきれなかった一因です。
その間、庭は土がむき出しのままでした。車を出すたびにタイヤの泥が道路に伸び、引っ越したばかりの近所に気を遣う日々が続いたのを覚えています。
この点、ビルトインガレージなら建物と同時に駐車スペースが完成します。外構が遅れても車の置き場に困らないのは、ガレージハウスの見落とされがちな利点です。それでも「建物完成から○日以内に着工」と日数で書いてもらうことは徹底しましょう。
- 着工日と引き渡し日が、日付または日数で明記されているか
- 希望のガレージ間口が、契約する商品ラインで実現できるか
- シャッターの仕様と耐風圧性能が見積もりに明記されているか
- 着工前に支払う金額の割合が高すぎないか
- 住宅完成保証制度に登録している会社か

こうした確認は、複数社の提案が手元にあるほどやりやすくなります。1社しか知らないと、その条件が普通なのかどうかを判断できないためです。

拠点が分散する千葉のガレージハウス会社にまとめて相談する方法
千葉のガレージハウス会社は、四街道市から茂原市まで拠点が散らばっています。1社ずつ訪ねて回ると、移動だけで週末が埋まってしまいます。
そこで使いたいのが、一度の入力で複数社にまとめて相談できる「タウンライフ家づくり」です。希望する市名と車の台数を入力すれば、そのエリアに対応できる会社から間取りプランと見積もりが無料で届きます。

松戸市・千葉市・茂原市など具体的な市名まで入れると、対応できる会社が絞り込まれます。入力は数分で終わり、費用はかかりません。
そのエリアで施工できる工務店・ハウスメーカーから、ガレージを含む間取りプランと資金計画が届きます。土地探しから相談することもできます。
届いた提案を、ガレージの間口・シャッターの仕様・土地込みの総額という同じ物差しで比較し、相性の良い会社に絞ります。
横並びで見ると、同じ予算でもガレージの広さや仕様にかなりの差があることに気づきます。筆者もハウスメーカーを4社回りましたが、比較して初めて各社の得意分野が見えてきました。
千葉のガレージハウスでよくある質問|地価・台風・法規
最後に、千葉でガレージハウスを検討している人からよく寄せられる質問に回答します。
まとめ:千葉のガレージハウスは対応エリアで総額が変わる
千葉でガレージハウスを建てる場合、建物の坪単価はおおむね80万円台前半、ガレージ分の追加費用は1台用150〜300万円、2台用200〜350万円程度が目安です。ただし総額を大きく左右するのは土地代で、住宅地の坪単価は茂原市の約13万円から浦安市の約164万円まで12倍以上の開きがあります。紹介した6社は拠点が県内に分散しているため、会社選びは実質的にエリア選びでもあります。
あわせて、台風の強風に耐えるシャッターの仕様と、希望の間口が契約する商品ラインで実現できるかを必ず確認してください。筆者も商品ラインの制約で大空間をあきらめかけた経験があります。まずは無料の一括請求サービスで、千葉の希望エリアに対応できる会社のプランを集めるところから始めましょう。




